2012/12/26

cloudy rainy later・・・


20121222 sat - 23 sun 道の途中〜田歌舎

雨は夜更けにすぎに雪に変わった。粉雪は田歌の集落を白銀の世界に変える。
凛とした初冬の空気は贅沢な朝。 薪ストーブの赤々と燃える炎に和む田歌の朝。
深い冬の紺碧が広がり里山の朝に色を与える。それは欣快なる休日の始まり。

などと言うフレーズで書き出そうかと思っていたのだが、予想通りにはいかないもの。
土曜日は一日中小雨〜霧雨。気温も上がり雪はかなり融けているだろう。
この日、スノーシューイングは諦め、ギャラリーカフェ「道の途中」にお邪魔した。

開催中の「美工倶楽部京都展2012」を拝見して、ランチをいただきましょう♪
日曜日のスノーシューイングはまだ諦めていなかったが天気図はそっぽをむいている。
まあ、ダメならダメでグルメ&ジビエ買い出しドライブでいいだろう(笑


2012/12/12

Snow Training / Dynaland


20121208 sat 雪上訓練 / ダイナランド

今期も冬期シーズンに向けて雪上訓練しましょうとdaiちゃん達と計画。
当初は木曽駒ヶ岳の八丁坂あたりで訓練しようかと画策していた。
雪質の状態が良ければ宝剣アタックもアリかな?なんてアマい考えもあった。

ところがどっこい。週末は爆弾低気圧のお陰でどこも大荒れの天候。
土曜の朝、木曽駒のロープウェイも暴風で運休となった。訓練が遭難になってしまう(汗
Team Underdogとしては安全に雪訓しようねってことを朝会議で意思統一(笑

雪訓変更先のダイナランドスキー場に到着した我々はマイノリティー感たっぷりだった☆
ゲレンデにはボーダーファッションなオニーサンやオネーサンが楽しそうに滑っている♪
ロープにガチャ類の冬期登山完全武装な我々はゲレンデの端を目立たぬようにハイクアップ(笑

2012/12/02

Wandering Oomine / Musoudou


20121124 sat - 25 sun 快晴が二日も続く「えれぇこった!」だってある(下山日)

大峰奥駈縦走路にある第六十番目の靡「稚子泊」にも朝がきた。
七曜岳と弥勒岳の狭間にある鞍部に初冬の朝陽が射した。
昨夜ちらちら舞った粉雪も冠雪にはならず融けて消えた夜明け。

氷点下の朝も樹林帯では野鳥の優しいさえずりが聞こえる。
夜半の咽ぶように嘶く鹿の鳴き声は悲しくて好きになれない。
鞍部を抜ける風は冬の冷たさ。あたりの情景がキリリと引き締まる。

山の中で目覚める素敵な初冬の朝。雲一つない紺碧を見上げる至福の時。
凛とした空間の中、心を静やかにし山岳の鼓動を感じてみよう。
大きな深呼吸を一つ。さあ、湯を沸かして熱いジンジャーティーを飲もう。


2012/11/29

Wandering Oomine / Obataninozoki


20121124 sat - 25 sun 快晴の「えれぇこった!」だってある(入山日)

親しい山仲間である「えれぇこった!」が、ようやく完全復活となった。
約一年ぶりとなる入山ジョインは、やはり大好きな大峰を楽しむことにしたのだが、
心配なのは天候だ。「えれぇこった!」は荒天率6割以上を誇る雨天製造機だから(笑

入山時はピーカンでもエスケープルート過ぎてからの集中豪雨等は日常茶飯事。
レインウェアの稼働率が天下一品な山ブロガーの再始動が怖いような一面も(汗
相方のやっちんもガッツリとギアやウェアを揃えて本気登山を始めた様子♪

柏木の上谷から入山し久しぶりの伯母谷覗からの絶景を楽しみにハイクアップする。
テン場は水場の無い稚子泊だが岩壁に囲まれた鞍部が好みのローケーション♪
和佐又山キャンプ場に車を一台デポして、まったりな縦走を楽しむ素敵な連休となった。

2012/11/25

Losers 3776 again・・・


20121118 sun 「芙蓉峯の冬物語」

ちょうど一年前。御殿場口は太郎坊から登った新六合目小屋で響き渡った号令。
「おめーたち!!今日はこの辺で帰るぜ!!」と、裏番kkのドスの効いた声。
Team Underdogは尻尾を巻いて「キャインッ!」と叫び下山した。

ちょうどあれから一年が経った。君は成長したのか?僕は老化したのか?
スカイラインは冬期封鎖された。男前なロングルートのみが頂に通じる道。
孤高の独立峰の頂までは遠い。甘くはない。僕は心して爪は研いだ。

新メンバーも加え裏番kkを筆頭にTeam Underdogが復活し太郎坊に集結した。
今期も始まった芙蓉峯の冬物語。人を拒む蒼氷とジェットストリームの世界。
神々が宿る孤高の頂の遥か下で再び「キャインッ!」と叫び下山した。

2012/11/19

Deadly accident on the mt.Fuji


20121118 sun 「冬富士の滑落死亡事故」

富士スカイラインが冬期閉鎖された。それは冬富士の始まりを意味する。僕達も太郎坊から登る御殿場ルートで剣ケ峰を目指す筈だった。それは新六合目小屋を過ぎ夏道からブル道へトラバースし、七合目を目指している時に起こった。

僕達6名のパーティーはブル道を挟んで右側に2名。左側に4名登っていた。右側の2名は先行する僕とナベちゃん。急登を登っていると、まるで地響きのような風の唸り声が聞こえた。雪煙が遥か前方で舞い上がり砂がパラパラ飛んで来た。僕は隣にいるナベちゃんに「来るぞ!耐風姿勢をとって!」と声を掛けた。

その直後、冬富士名物の爆風が唸りを上げて人間を押し倒そうと飛んでくる。足を踏ん張りピッケルを風上雪面に刺しひたすら耐える。凄いスピードで飛んでくる小石がヘルメットにガンガン当たる。アウターシェルの上から肩や膝にもバチバチ当たる。痛いが耐えるしかない。

隣りを見るとナベちゃんが人生初の耐風姿勢に身体を低くしようとし、膝を雪面に着いている。そうするとアイゼンの前歯しか刺さっていないことになる。僕は大声で「膝を着くな!アイゼンの歯を全て効かせろ!」と怒鳴った。こんなところで仲間を落とすわけにはいかない。それに上からは何が飛んで来るか解らない。耐風姿勢のまま下を向いていてはいけない。前を見なければ上を見なければと思うのだがゴーグルではなくサングラスだったので眼球を傷つけるのが怖かった。サングラスの隙間から砂が幾らでも飛んで来る。

身体が浮きそうになる爆風が過ぎ去るまでとても長く感じた。だが実際には1分くらいの時間だったのだろう。風が弱まったと思った瞬間、僕の左目の視界の端に黒い陰が飛んだ。尋常ではない速度でブル道を黒い何かが落ちて行った。と同時に僕の約20m後方(ブル道左側)で、kkの耐風姿勢をフォローしながら自身も暴風に耐えていたdaiちゃんが肺活量全てを使い切るような大声で「落ちたーー!!」と怒鳴った。その声で僕は全てを悟った。


2012/11/15

Come and join us


20121110 sat 雪彦山で戯れる

今年の初夏の頃、海を渡り四国へ遠征した。
かずら橋から次郎笈〜太郎笈まで縦走ハイキングを楽しんだ。
その時に出会った岡山のユウコリンとジョインの計画を練っていた。

ユウコリンの提案は自身が入山経験の無い宍粟の雪彦山であった。
互いの中間点であり僕も入山したことのない山だったので即決♪
標高は1000mにも満たない低山だがアトラクション満載の山だった。

歩行距離も10kmにも遠〜く及ばないショートルート♪
標高や距離から考えればピクニックだが、これが、どうして♪どうして♪
あまりに楽しい雪彦山は再訪したい山となった晩秋の一日。


2012/11/11

Talk about various topics


20121111 sun 猫と手拭の四方山話

酔いどれ詩人@藍染作家 ”碧泉”から漸く藍染め手拭いが届いた。
もちろん山より宴手拭いだ。この藍染め手拭は山でも目立つ。
「どこの手拭ですか?」と、聞かれることもしばしば。
手拭を頭に被り正面を向くと「宴」しか見えない。
お辞儀をして初めて「山より宴」と読める。
キン肉マンではないが額に宴の文字が一字。
そんなユルい雰囲気がお気に入りだ。
イケボーンこと藍染作家 ”碧泉”は多才な人物。
メジャーバンドでトローンボーンを吹いていた時代もある。
クラブでのDJの仕事も数多ある。何より山好きの酔どれなところがいい。
”碧泉”との出逢いは2010年の大晦日、赤岳地蔵尾根下部での下山途中だった。
 違和感だらけの出逢いだった。夕刻近い時間に地蔵尾根を登り展望荘へ行くと言う。
一瞥して判断した。僕はこの単独行の山ガールを絶対にここから上には登らせないと。
厳冬の地蔵尾根。ピッケルもストックも所持せず、グローブは片方を無くしたと言う。
 トレッキングシューズに前歯の無い簡易アイゼン。無謀と言うより自殺行為だろう。
何よりこの装備・単独で厳冬の赤岳に登ろうと考える発想が男前にも程がある。
bp-やっちゃん雲消しケンちゃんと一緒に説得し赤岳鉱泉まで連れて帰った。
その直後に老犬二号と裏番kkに出逢い翌日にはchinタローと出逢った。
今や笑い話として酒の席ではネタにすることもあるが、
実はその後も”碧泉”はネタの宝庫だった。


「山より宴」手拭を希望する仲間も多い。再会した順に手渡そう思う。
これで”山より宴真理教”の布教活動は益々加速することだろう。
無理を聞いてくれた国道上がりのいずみちゃん。
心より感謝します。
 

2012/11/06

White and Red


20121104 sun 紅葉と雪華の伯耆大山

中国地方最高峰にして威風堂々とした独立峰である「伯耆大山」。
年々崩落は加速しているが老いてなお威厳を保つ山容に憧れを抱ける山。
そんな素敵な伯耆大山に数年振りに訪れる計画を密かに今秋は企んでいた。

厳冬期の伯耆大山は大好きだ。紺碧の下、凛とした姿を見せる蒼白の縦走路。
傍若無人な烈風が吹き付ける独立峰は北アルプスの3000m峰にも引けを取らない。
だが今回は違う。企ては伯耆の国の独立峰で季節の狭間を感じてみたかった。

五合目以下にまだ紅葉が残っている間に雪化粧した尾根を歩く贅沢な旅。
天気図を確認しながら初冠雪のニュースを聞いて日程はビンゴ♪
今回は新しい仲間、ハナちゃんも加わり脳天気な五人の入山は愉快な山行。

2012/10/28

Right or Wrong


20121020 sat - 21 sun 釈迦ヶ岳から北へ(下山日)

トラロープを100%信用してはいけない。その昔、山の先達に教わった教訓。
クライミング用の高価な素材を採用しているわけでもないポリエチレンのロープ。
だが全国の山域で設置されたトラロープは確認出来る。そして世話にもなっている事実。

山岳において岩稜帯や鎖場を通過する際の三点支持は基本中の基本。
トラロープは飽くまで補助であり強靭な鉄の鎖や梯子と同様に考えない事は当たり前。
だが初心者や中高年の登山者の中には両手でトラロープ鷲掴みな人も時折見かける。

ボランティアで登山道の整備に勤しむ恩義に値する個人や団体も少なくない。
もしトラロープが破断し滑落した時の責任の所存はどうなる? それはロープ設置者か?
では登山における自己責任とは? 賛否両論あることは周知の事実。 是か非か。


2012/10/24

40th Wind


20121020 sat - 21 sun 釈迦ヶ岳から北へ(入山日)

あの百名山に登る予定にしていた週末もkumiちょのプチ体調不良でキャンセル。
今期は縁が無かったという事。来期こそ皆でスペシャルな宴ジョイン出来ればと願う♪
で、kumiちょは放置で単独入山をどこにしようか独りワクワクな週半ば(笑

だったら大峰に入山しよう♪ そして静かに紅葉を堪能できる稜線を思い浮かべる。
獣以外に誰もいない場所で独りテン泊し大峰の星空を眺めて酒を呑もうと考えた。
3年前に吉野山から熊野本宮まで奥駈した時に気になっていたテント設営適地があった。

それは「舟の多和」。八経ヶ岳と釈迦ヶ岳の中間。大峰縦走路で最も静かな場所の一つ。
超人気の山と山の狭間。縦走すれば5時間はかかる。季節的にも入山者は少ないだろう♪
そして今回の入山で偶然のバッタリ(再会)が奇跡的に2回もあった素敵な山の旅。

2012/10/18

Wilderness Corridor / final day


21021006 sat - 08 mon 下ノ廊下(旧日電歩道)宴千秋楽

三日間の山行スケジュールが最初から最後まで予定通りに下山できた。
夜半の雨も大勢に影響する事なく順調に計画を全う出来た旅も珍しい。
唯一の心残りは阿曽原温泉小屋の管理人さんに挨拶できなかった事だ。

去年の崩落事故を紹介した記事に管理人さんからコメントを頂いてた。
だが一年で一番の繁忙期の夕刻か早朝に面会を求めるのも野暮だろう。
まあいいさ平日自由に休めるようになった頃にでもまた来ようと思う。

登攀も縦走も僕にとっては旅なんだ。人生と同様の旅なのだと考える。
山で酒を酌み交わし笑い合える。そんな至福の時間を過ごすと言う事。
年齢差は認めても縦の関係が無いと言う事。それが全て。それがいい。

2012/10/14

Wilderness Corridor / second day


20121006 sat - 08 mon 下ノ廊下(旧日電歩道)宴中日

下ノ廊下・初日は昼過ぎから宴が始まり健全に午後七時過ぎにはお開きとした。
幕に戻り寝袋に潜り込み爆睡の筈が午後十時過ぎにまさかの覚醒。
仕方ない。オービットをミニマムで小一時間程ちびちびとウィスキーを煽る。

だが小雪も美穂も現れない。側でkumi長が小さな寝息をたてているだけだ。
ウィスキーがお好きです〜♪ もちろん麦酒も好きだが壇れいも現れない。
半覚醒状態の緩い思考回路で妄想するも点と点は線で結ばれない悲劇。

再び浅い眠りに落ちてゆくも夜半に幕を叩く雨音に神経は覚醒してゆく。
夜明け後も降雨が続けば今回も撤退という選択肢を選ばざる得ないのだろうか。
負の思考は夜明け前に快方へと向かった。雨は上がり今日の決断は前へ進む事。

2012/10/10

Wilderness Corridor / first day


20121006 sat ~08 mon 下ノ廊下(旧日電歩道)宴初日

ちょうど一年前。体育の日の三連休に歩く筈だったルート。
出発十数時間前に十字峡上流部での崩落の一報に驚いた。
崩落が一日違っていればと思うと恐怖すら憶えた。

そして一年後。関電や阿曽原温泉小屋関係者の
男前な復旧作業により今シーズンも無事に下ノ廊下は開通された。
そこで一年越しの想いを胸に山より宴な四人は旅立った。

実際に歩いてみて驚愕の傷跡は至る所で確認できた。
崩落の落石により新越沢付近で死傷されたお二人に、
心から御悔やみと御見舞いを申し上げます。


2012/10/05

Sticker tune


20121005 fri 山より宴ステッカー

「山より宴・手拭い」増産予定分が納品されない・・・。
多くは語らぬが藍染め作家イズミールの記憶は忘却の彼方なのだろう(笑
そろそろ千葉県の芸術家の尻を叩いてみようかと思う今日この頃☆

なので「山より宴」シリーズ第二弾としてカッティングシートで
ステッカーを友人に制作してもらった(嬉々
現在はホワイトのみだがグリーンやオレンジ等も既に制作依頼中♪

既にベタベタチューンのヘルメットや山専ボトルにステッカーチューンを施してみた。
もちろん!大量生産しているので山より宴ファミリーにはプレゼント♪
入山する時は持参するつもりなので強制的にプレゼント予定(笑


2012/09/26

In the middle of a dream


20120922sat〜23sun 太郎平で昼寝をする午後

出張が多く久しく連休がとれなかった近頃。
月曜日に休日をゲットして三連休を確保した9/22〜9/24。
真っ先に脳裏を過ったのが夏休みに行けなかった高天原温泉。

けんちゃんも単独で北ア入山を計画していたのでジョインする。
但しkumi長は月曜日に休みは取れず一泊二日の入山になる。
kumi長は憧れの単独北ア稜線漫歩を二日目にチャレンジする計画。

初日は三人で折立から太郎平までの、まったり登山。テン泊で山より宴♪
二日目はけんちゃんと雲ノ平を経由して高天原温泉。三日目は折立へ下山。
kumi長は二日目に単独で薬師岳へピストンして単独で折立へ下山。

しかし予定は未定・・・自然や天候に勝てないのは承知の上。
土佐のアミーゴの言葉を思い出した二日目の朝。「思い残すより思い切る!」
三度目の正直として「来夏の楽しみが増えた」と積極思考を憶えた入山。

2012/09/13

Lost in the Mountains


20120913 thu 秋の夜長に「遭難」を考察する

登攀だろうがハイキングだろうが入山すれば誰だって遭難しない補償は何処にも無い。
そう、いつだって山岳遭難は密かに待ち構えているし君の背後からだってやって来る。
山の先達は言う「山で死んではいけない」と。この当たり前の事をどれだけ理解しているのか。

君がずっとチェックしていたあの山ブロガーも雪崩で帰らぬ人になったじゃないか。
そして周りを見渡してごらん。山で命を失った友人もしくは知人がいる事実。
誤解の無いように言っておくが重たい話を書こうとしているつもりは微塵も無い。

秋の夜長に遭難についてドキュメンタリーをドキドキしながら読んでみてはという話。
僕と同世代のライターである羽根田 治氏の新刊が久しぶりに出た。もちろん遭難本。
「気象」「道迷い」「滑落」の羽根田遭難三部作から四年振りのドキュメントシリーズ。

2012/09/06

Dragonfly at Sunset


20120902 sun 晩夏の美山で夏の名残を愉しむ

野や河原には程なくアキアカネが群れ始める季節。
粗暴な蝉の怒号は消え失せ、秋虫達のオーケストラに変わる頃。
朝夕の微風は四季を思い出したかのように優しく頬を撫でる。

熱波を引き連れた酷暑は去り、涼やかな夜長月がゆるりと舞い降りる。
振り返って乾いた空を見上げてみたら、蒼の天空が高く見えた。
積乱雲はまだ居てる。でもそろそろ巻積雲が出番を待っている。

桔梗や撫子を愛でる心を持つ前に、後ろ髪を引かれる季節がまだ居てる。
春や秋は心待ちの季節だけど、夏は名残を惜しむ季節。
ゆれる季節の狭間で心の羅針盤に委ねる悦楽の時間。

2012/09/01

Kyoto Art Frea Market 2012 Autumn


 20120901 sat 京都アートフリーマーケット2012秋

今秋も素敵なフリマが京都で開催されます。
期間は9月15日(土)〜17日(月・祝)の三日間。
時間は11:00〜17:30(17日のみ17:00まで)。

若手作家・職人のアート作品を展示販売しています。
会場は京都文化博物館を中心に五カ所で141ブースもの大出展。
kumi長は京都文化博物館・別館ホールCブースに展示しています。

暑い暑い京都盆地はまだ厳しい残暑が続いていますが、
五月蝿かった蝉の声は秋の虫達の声に変わってきました。
涼しい山頂もいいですが連休の一日をアートに触れるのも一興。

2012/08/23

Shower Climbing in Houzankyo vol.2


20120819 sun 「蓬山峡で沢登り」再び

土曜日が仕事の週末。だったら日曜日は日帰りで沢でしょ♪
大峰のあの沢?台高のあの沢?比良のあの沢?と相談する週末。
で、日曜日はまたもや、やっちまったよ起床遭難(笑

最近ちょいと夏バテ気味のkumi長ペースに付き合ったら寝過ごした(汗
ベランダ越しのピーカンの空は紺碧の下に遊びにおいでと誘ってくれる。
すでに早朝とは言い難い午前中、どこへ行こうか思案する。

60mのディアブロ持って蓬莱峡でクライミングを提案するもkumi長は却下。
確かに、あまりの暑さに低山で登攀の練習でもないだろう(笑
ならば、近所で水遊びかな?では再びお気楽なウォータースライダーへGO♪

2012/08/19

Birthnight of the midsummer


20120813 mon 山より宴 in 名古屋

ご多分に漏れず僕達も今年の盆休みは天候不順に翻弄されて終わった。
各地でゲリラ雷雨的に荒れた天候は近畿地方にも多くの爪痕を残して行った。
集中豪雨による床上浸水や、土砂崩れから陸の孤島と化した被害まで天災は多岐に渡った。

出発日を遅らしても天気図の快方への期待は出来そうにもなかった。
土曜日は墓参りに変更し、日曜日の午前中には北アルプス縦走は断念した。
とりあえず名古屋で雨乞いダンサーズとドンチャンしながら考えよう(笑

月曜日、渋滞の名神高速を東へ向かう。通常の倍の時間をかけて名古屋に到着。
名古屋は大須の商店街で待ちを切る。ブラジル国旗のオープンカフェは純日本風(汗
TOYOTAで働くイルマやイルマオ達が寛ぐ店で三ヶ月ぶりに名古屋のピンクレヂー達と再会(笑


2012/08/13

Summer Vacation 2012


20120813 mon 盆休み@カロはお留守番

わいや! カロタンやで〜。
まあ、なんでもえーけど暑すぎるでほんまに!
あいつら今年のお盆もやっぱり、わいを置いて行きよったがな・・・。

ちゅーことは、わいはまたもや一人でお留守番でんがなっ。
ビッグママ的なペットシッターさんが遊びに来てくれるねんけどな♪
なんでもえーけどあいつら予約投稿にすぐわいを使いよる!

コチビと老犬一号は北アルプスの秘境で温泉三昧や!ちゅーとったなぁ・・・。
ふん!わいは風呂もシャワーも大嫌いやさかい、じぇんじぇん羨ましないねん。
そいでもペットシッターさんは30分で帰りよるさかい暇やわ〜。

2012/08/09

Shower Climbing in Umunokawa


20120804 sat 大峰・宇無ノ川遡行

北から時計回りに七面山、仏生ヶ岳、孔雀岳、釈迦ヶ岳に囲まれた深く静かな沢。
美しい沢はやがては十津川にそそぐ旭ノ川の源流域でもある。
深山幽谷な大峰山脈の谷の中でも指折りの秘境でもある宇無ノ川。

数年ぶりの再訪は雲消しケンちゃんと浪速のオヤジコンビでの入渓。
昔はよく二人で登山したケンちゃんとは久しぶりの二人きり入山(笑
この日kumi長は京都アートフリーマーケットのミーティングで不在。

沢の難易度としては決してヤバいルートではない宇無ノ川の遡行。
いつの日かレンゲ谷を詰めてみるか、それとも釈迦谷を詰めるか。
宇無ノ川遡行からのバリエーションもチャレンジしてみたいなぁ。

2012/08/01

Shower Climbing in Houzankyo


20120729 sun 逢山峡・沢登り

茹だるような激烈な暑さが続く日々にうんざりな今日この頃。
近郊の低山に涼を求めて入山するなら沢登りの季節。
大峰山系の沢や比良山系の沢も入ってみたい沢は幾らでもある。

kumi長を連れてとなると若干の不安もあるので最初は六甲山系の沢で練習してもらう。
ヘルメット・ハーネス・沢シューズ・ロープにガチャ類・ウェットスーツ等々、
いちおう安全のために上から下まで沢屋スタイルで入渓してもらう。

逢山峡は沢登り初心者がある程度本気で始めるにはちょうどよい塩梅の沢だと思う。
優しすぎない事。危険な箇所もしっかりある事。何より楽しめるポイントがある事。
遡行時間も短く午前中の遅い時間帯からでも十分に楽しめる六甲の素敵な沢登り。

2012/07/26

Glass art


20120722 sun ギャラリーカフェ「道の途中」

京都の園部町にあるギャラリーカフェ「道の途中
今年の1月にオープンしたばかりの一年生ギャラリー。
築百数十年の古民家を三年近くかけてリフォームされた。

オーナーの田中氏は建築家なので古民家の再生も楽しかったようだ。
京都の田舎の廃屋に近かった物件を見事に甦らせている。
田中氏にとっては母屋は成功の原石。蔵の中は宝箱だったのだろう。

昨年の京都アートフリマーケットで田中氏がkumi長の作品を購入したのが縁で繋がった。
そして今回フェイスブックを通じてギャラリー展示のオファーをいただいた。
大阪、神戸、京都から1時間はかかる田んぼに囲まれた里山の素敵なギャラリー。

2012/07/22

Pleasure Zone


20120715 sun〜16 mon 芦生の森で童心に還る

子供の頃に山や森や川で遊んだ記憶は大概の大人にはあるだろう。
いわゆる原体験とか原風景に近い幼少期から少年期にかけての楽しい記憶だ。
僕も夏休みになれば山へ川へ海へ、自分の電池が切れるまで夢中で遊んだ(笑

顔中にクモの巣が絡まりながらもクワガタやカブトムシを獲りに木に登った夏。
唇が紫色になるまでヤスを持って渓流で鮎などの魚を追いかけ泳いだ夏。
磯のタイドプールでカニやヤドカリなどを捕まえるのに一心不乱だった夏。

親に連れて行ってもらったり友達同士で遊びに行ったり夏は特別な季節だった。
大人になり多種多様な趣味を持ったが結局は自然の中で遊ぶ事に還ってきた。
間違ってはいない素敵な選択だったと振り返りながら、また新たな夏を楽しむ。

2012/07/18

Summer Night Hiking


20120715 sun〜16 mon 芦生の森でナイトハイク

結局、三連休後に梅雨が明けた。週間天気予報も晴マークが並ぶ今週。
先週半ばは梅雨空を恨みながら天気図と睨めっこで遠征先も二転三転。
当初はマザーと白山でバウルーセッションを予定していたが忌まわしい雨予報に却下。

木曽駒を考えたり鳳凰三山を考えたりするも高確率な天候の不安を払拭できず却下。
一泊二日で最もリスクが少なく、もしもの荒天時のダメージも少ない場所。
ということで今年も蛍に会いに芦生の原生林へ夏限定のナイトハイクに決定。

日曜日の夕刻、登山口の須後に到着。昼間に比べればかなり涼しい夜の林道歩き。
ヒグラシが鳴く夕闇迫る道をのんびりとナイトハイクする心地良い時間。
美山川の畔では、やわらかな点滅を繰り返す蛍の光。夜風が涼しい京都北山の道。

2012/07/16

Days of Being Wild


20120716 mon  王家衛は過去の人なのか

脚の無い鳥が極東の亜細亜には居ると聞く。
脚の無い鳥はひたすら飛び続けることが運命。
脚の無い鳥は腹が減れば天空の露を吸い風を食う。

脚の無い鳥は疲れたら風の中で眠り休む。
脚の無い鳥は生涯でただ一度だけ地上に降りる。
脚の無い鳥が最後を迎える時。

「欲望の翼」を語る時、多くの人がこの台詞にふれている。
実際の映画の中ではこの通りのコピーは流れない。僕なりの解釈だ。
ただヨディ、リーチェン、ミミ、タイドの役から切っても切れないセンテンスだ。

2012/07/12

Planet of the small apes.


20120708 sun 座頭谷からハニー農場

雨が降るのか降らぬのか・・・梅雨の微妙な日曜日。
遠征するにはリスクも高いので近場で茶を濁すか・・・。
蜂蜜好きとして今期もハニー農場の近況を調べに現地へ向かった。

そして僕達は小猿の惑星(座頭谷)に降り立った。
周囲を奇岩に囲まれた座頭谷は映画やテレビののロケ地にもなった場所。
蓬莱峡ではクライミングの練習もできる六甲山脈の東端。

ここ数年に渡りミッシングなハッチやマーヤ達が後を絶たない。
働きバチが巣に戻らず巣やコロニー全体が消失してしまう
蜂群崩壊症候群と呼ばれる現象も確認されている。

2012/07/04

Baw Loo Debut !


20120704 wed バウルーで親孝行

土曜日は昼前から雨。日曜日は終日雨だった近畿地方。
お山に行きたし、されど雨は嫌だし・・・。
あぁ仕事が忙しすぎる名古屋の二人の雨乞い踊りが目に浮かぶよ(笑

長さ2mの天然木(トチノキ)をテーブルにするため、
ベランダで滝汗かきながら、かんな掛けするくらいの休日。
こんな連休に限って消費より摂取のカロリーがオーバーする(汗

子を働かせ孫を作ってナンボのランクアップに必死で、
クラウンアンバサダーを目指すを喜ばせるのも面白くないのだが(笑
以前から気になっていたバウルーデビューをkumi長に頼んだ休日♪


2012/07/01

Late rising of the rainy season


20120624 sun 天王山と大山崎山荘美術館

天気予報が二転三転した週末。
あの山この山どこの山?と検討していた週半ば。
では、琵琶湖方面の1214mへ遊びに行きませうと決まったのだが・・・

日曜日の早朝、二人はいちおう目を覚ましたのだが 、
紺碧には程遠い今にも雨が降り出しそうな暗い空。
「どうする?行く?止めとく?」と緊急早朝二人会議。

まあ、こういう時の答えは大方決まっている。
勇気ある撤退が大好きな僕達の答えはすぐに出た。
「じゃぁ、もうちょっと寝ようかぁzzz」と、確信犯的起床遭難であった。

2012/06/24

Re‐examination !


20120624 sun 再検査たぶん入院たぶん手術・・・

身体計測・174cm 64kg BMI 21(参考基準値18.5〜24.9) good !
脂質・総コレステロール 149mg/dl(参考基準値140〜199mg/dl) good !
脂質・中性脂肪 127mg/dl(参考基準値0〜149mg/dl) good !
脂質・HDLコレステロール 65mg/dl(参考基準値40〜999mg/dl) good !
脂質・LDLコレステロール 63mg/dl(参考基準値70〜139mg/dl) good ! 
肝機能・AST(GOT) 24U/I(参考基準値0〜40U/I) good ! 
肝機能・ALT(GPT) 12U/I(参考基準値0〜45U/I) good !  
肝機能・γ-GTP 34U/I(参考基準値0〜79U/I) good !  
肝機能・ALP 162U/I(参考基準値0〜339U/I) good ! 
肝機能・LDH 176U/I(参考基準値0〜245U/I) good !
総蛋白 6.8g/dl(参考基準値6.5〜8.2g/dl) good !
肝機能・アルブミン 4.3g/dl(参考基準値3.7〜99.9g/dl) good !
肝機能・総ビリルビン 0.7mg/dl(参考基準値0〜1.2mg/dl) good !
肝炎・HCV抗体 0.1(参考基準値0〜0.9) good !
糖・空腹時血糖 85mg/dl(参考基準値60〜109mg/dl) good !
尿酸・尿酸 4.9mg/dl(参考基準値0〜7.0mg/dl) good !
腎機能・クレアチニン 0.67mg/dl(参考基準値0〜1.09mg/dl) good !
Why is it reexamination ?

2012/06/17

Supreme treil of early summer


20120610 sun 二重かずら橋から剣山

北へ進路をとろうか南へ進路をとろうか。
週の半ばは天気図と睨めっこが続いた。
名古屋経由で福井からの素敵なお誘いに心も揺れた。

木曜夜に進路は決まった。白山は次回のお楽しみにしよう。
偏西風の支配下にある日本海側に後ろ髪を引かれながらも四国へ渡った。
1020ヘクトパスカルの高気圧がジェットストリームを押し除けた。

山へ登るために海を渡る。明石と鳴門の海峡を渡り阿波国へ入る。
今回は去年の夏以来の”雲消しケンちゃん”が久しぶりに登場。
祖谷川の源流域でもある太郎笈・次郎笈に一年ぶりに会いにゆく旅。

2012/06/10

Soumon route Mountain traversing 2012 / later part


20120602 sat - 03 sun 大峰・弥山双門ルート「後編」

夕刻、狼平に到着。進むか留まるか皆で相談して最善策を決断をする。
たしかに僕も驚くほど女子二人は全開で頑張ってくれたタフなルート。
でも日照時間の短い秋の頃なら狼平でタイムアウトにしていただろう。

だが今は一年で最も日照時間が長い初夏の季節♪
体力が残っていれば行動時間も長くとれる気候♪
それに弥山まで登れば麦酒&水洗トイレが有る♪

ならば行動しようか!上をめざそうか!あと小一時間で居酒屋が待ってるのだから。
と、集団心理的なモチベーションアップの喚起を則しながらパーティーをまとめる。
もちろんメンバーの余力とコースの安全性、日暮れまでの時間を考慮して判断する。

2012/06/06

Soumon route Mountain traversing 2012 / first part


20120602 sat - 03 sun 大峰・弥山双門ルート「前編」

と或る日の夜、スマホの電子音はナベちゃんからのコール。
「週末に大峰縦走したいんですけど、お勧めのルートってないっすか?」
ふむ・・・お勧め(ドSでタフなルート)ねぇ・・・(笑

お勧めの筈が相談の結果ガッキーも誘い4人での入山になった。
僕は数年ぶりに歩く弥山双門ルートだが、ここを歩く男前な女子は少ない。
地図では破線のタフなロングルートに女子二人は大丈夫だろうか・・・(汗

通常は登山口になる熊渡で前夜泊して早朝スタートがセオリーだ。
だが早朝に自宅を出た僕たちは用意を済ませ熊渡を出発したのが午前9時半に近かった。
まあ当然の結果か、ユルいスタートが後で泣きを見ることになるのであった♪

2012/06/03

Takashima trail Mountain traversing 2012 / final day


20120519 sat〜20 sun 高島トレイル・中央分水嶺の旅「抜土〜水坂峠」

多種多様な緑色を愛でる新緑の高島トレイル。
北には日本海の小浜湾が一望でき南はマザーレイク琵琶湖が横たわる。
まさに中央分水嶺の旅。爽やかな風を肌で感じながら水坂峠を目指す一日。

GW以降、起床遭難もなく本日も四時半に起床し五時半には出発。
人は成長するのだ(笑  MUKAで炊いた麺類を食しテン場を後にする。
本日は三つの頂を越え、二つの峠を歩く約20kmのスルーハイク。

久しぶりに履いた2XUコンプレッションタイツは快適。昨日の疲れが間違いなく少ない。
ZENのスーパードライブで一発キメて、ストイックモードでハイクする。
ザックを下ろすロングレストは一度も無しで水坂峠に下山。やればデキルじゃん(笑

2012/05/30

Takashima trail Mountain traversing 2012 / first day


20120519 sat〜20 sun 高島トレイル・中央分水嶺の旅「愛発越〜抜土」

滋賀県はマキノの愛発越(あらちごえ)から入山し、
福井県との県境を歩きながら京都府は朽木の三国岳へ至る縦走路。
全長約80kmに及ぶ中央分水嶺が高島トレイル。

日本海側と太平洋側を区切る登山道は多様の気候変化と植生が見られる。
千メートルに満たない12の頂を越え12の峠を歩くスルーハイク。
12の峠道は京の都へ通づる古道の鯖街道。歴史的にも趣のあるトレイル。

三年ほど前に高島トレイルの後半パート約40kmを一泊二日で歩いた。
今回はまだ歩いていない前半パート約40kmを楽しむ二日間。
ガラスの膝の故障が癒えないkumi長は留守番。久しぶりの単独行を堪能する旅。

2012/05/27

Wandering Kohechi 2012 GW / final day


20120504 fri〜06 sun 熊野古道・小辺路縦走「日本の原風景に触れる旅」

標高100m程の柳本集落から朝靄が立つ十津川を渡る朝。
標高1114mの果無峠を越え八木尾までに三十三体の観音像を拝む。
西国三十三箇所の苔むした石像は石畳が残された参詣道の風景。

日本の里百選にも選ばれている果無集落は世界遺産の一部。
道としての世界遺産はサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路と
大峰奥駈や中辺路、小辺路に代表される紀伊山地霊場の参詣道だけ。

昔の古道の雰囲気が色濃く残る果無集落を通る柳本から八木尾までの道。
古き良き日本の、のどかな暮らしが在る原風景に癒される一時。
最終日は熊野本宮まで八咫烏に会いにゆく約15kmの道中。



2012/05/23

Wandering Kohechi 2012 GW / second day


20120504 fri〜06 sun 熊野古道・小辺路縦走「風薫る新緑のトレイル」

早朝四時半。誰かの携帯アラームの音が鳴る。ゆるりと六人共に起床。
朝食の雑炊をしっかりいただき出発の準備。テント撤収がないと楽だね♪
朝靄のなか四人の単独行は伯母子岳ピークを踏みに行くという。

僕たちピークハンターじゃないもーん♪と、四人に挨拶しお先に旅立つ。
縦走路に頂があれば話は別だが分岐からわざわざ15分ピストンする気は更々ない(汗
三田谷橋までの7.5kmは緩やかな下りが続く。朝から急登じゃないのが助かる(笑

さて本日のゴールである「昴の郷」近辺までは約30kmの行程がある。
前回は最後まで歩いたが西中からのラスト8kmのアスファルト道には閉口した。
西中からは時間が合えば十津川行きのバスもある。kumi長の疲労度を考慮し決定しよう。

2012/05/20

Wandering Kohechi 2012 GW / first day


20120504 fri〜06 sun 熊野古道・小辺路縦走「始まりは霧雨」

二年前の神無月に縦走した小辺路。いにしえの修験道をGW後半に再訪。
高野山から熊野本宮大社までの縦走路は約70kmに及ぶ。
伯母子峠、三浦峠、果無峠と大きな峠を三つ越えてゆく熊野三山への参詣道。

ゴールデンウィークの雑踏を泳ぐようにぬける高野山の寺町。
高野山千手院からトレランなら一泊二日。テント泊縦走なら二泊三日。
集落ごとに在る民宿泊なら三泊四日。
自身の趣味と体力を考慮しながら歩き方は幾らでもある。

前回は紅葉を堪能できた。今回は新緑の季節を胸いっぱいに感じればと入山。
それに何と言っても早朝の果無集落の素敵な雰囲気の中に相方も佇んでほしかった。
多様な山遊びの中で、やはり僕はスルーハイクが最も好きなのだと改めて感じた三日間。

2012/05/17

one's happy mountain


20120513sun MUKAで作るミネストローネ

GW後半の二泊三日の縦走記事がまだ書けていない(汗
奔放に遊び倒しまるで夏休みの宿題を放ったらかして
八月末を迎えようとしている中学生の気分だ(笑

性格的に放置プレイは望む所ではないがプライオリティーを変更(笑
正月の赤岳鉱泉で知り合ったナベちゃん&ガッキーを六甲マイナールートへご案内。
ガッキーは紅葉谷氷瀑にジョインしているが、ナベちゃんは初ジョイン♪

東京から転勤で地元神戸に帰ってきたナベちゃんはアスリート。
二週間に二度のフルマラソン大会を完走する変態っぷりが素敵だ(笑
ロードだけではなくトレランの大会にも参加している。来年はUTMFだね☆

今回は六甲山ガイドだけではなく、ガソリンバーナーのシェイクダウンも予ている。
待ちに待ったSOTOのMUKAストーブが秘密のルートからようやく届いた。
火遊び好きとして念願のガソリンバーナーにようやく手を出した嬉しさがある♪

2012/05/14

Wandering North Alps 2012 GW / final day


20120428sat〜30mon 「下山しても宴」

午前三時。都会では間違いなく深夜とよぶだろう。
だが北アルプスの稜線では明け方とよぶべきだろうか。
半覚醒状態の耳に聞こえてくる声があった。

もちろんお隣の真っ赤なヒルバーグからにきまっている。
ヤマボンチームはカモシカ山行で頑張るのだろうか?
ヒソヒソ、ボソボソが次第に明瞭に聞こえてくるようになった。

dai「だから、どないすんねん?」
kk.「うぅぅん・・・」
dai「どやねん? 行きたないんか?」
kk.「うぅぅん・・・」
dai「標高差を数百メートル、ギューンと登って、数百メートル、ギューンと下って
また数百メートル、ギューンと登ったら蝶につくんねんけどなぁ・・・」
kk.「うぅぅん・・・」
dai「どないする? やっぱりやめとくか? ほんまにやめてええんか?」
kk.「うぅぅん・・・」
dai「しゃぁないなぁ♪♪♪ ほなもういっぺん寝よかぁ♪♪♪・・・zzz 」

ここにまた起床遭難の現実を垣間見るのであった(笑

2012/05/11

Wandering North Alps 2012 GW / second day


20120428sat〜30mon 「常念で宴」

君は何故、山に登るのかい?
今や、前時代的に手垢のついた死語的な愚問かもしれない。
だが、これからも永久に無くなる事の無い疑問であり葛藤かもしれない。

友情や連帯感。達成感や継続の意義。もしくは逃避なのか冒険なのか。
答えは必要であり不要でもある。幾重にも続く山のフィロソフィーを楽しめばいい。
君が3000mの稜線に立つ時、全てが非日常であり、それを希求した君の心を癒せばいい。

だが、オウンリスクの意味を大雑把に考えては決していけない。君の生は君のものだけではない。
人に頼る事は容易い。もし人に頼る事が出来なくなった時の君のスキルは君の命を守れるのか?
4月だろうと5月だろうと雪山は一度荒れれば容易く人の命を奪う場所なのは百も承知だよね?

2012年のゴールデンウィークも北アルプスで多くの尊い人命が失われた。
何故?どうして?安易な事が重なりすぎてないかい?装備の不備が如実に遭難を招いてるのは事実だから。
しかも身勝手な無茶をする若者的事故ではなく、堅実そうな中高年のパーティーが大半なのが問題。

経験値が低いのか? もしくは経験が活かされなかったのか? とにかく残念でならない。
オーバースペックという言葉を履き違えてはいけない。現代の山道具は必ず君の命を守れるから。
もっと謙虚に!もっと慎重に!もっと臆病に!命を守るためにはそれでも足りないのだろうか?

2012/05/09

Wandering North Alps 2012 GW / first day


20120428sat〜30mon 「燕で宴」

君は自身の事を時々残念に思う事は無いかい?
もし君が自身の事を一切残念に思う事が無い人物なら、君と仲良くなることはないだろう。
そうだよ。君の言う通りさ。・・・僕は人として残念な部分が多すぎるからね。

そうさ。つい最近の決め事だったはずさ。・・・二日酔いでは入山しないって。
山のリスクヘッジの話は何処へ消えたのだろうか?
濃厚な酒臭の帯を漂わせながら北アルプス三大急登を登る馬鹿はいないだろう。
澄み渡る紺碧の下、急登に響き渡る迷惑千万な嗚咽の嵐。 あぁホントに残念な人だ・・・。

それでも僕は登る。合戦尾根を目指し登る。第一ベンチまでに何人に追い越されただろう。
第二ベンチから第三ベンチまでに何人に追い越されただろう。
富士見ベンチから合戦小屋までに何人に追い越されただろう。
25kg歩荷での酔拳的スピードキングになりたいと想いながら壊れた僕は登る。

まあ、そんな事はどうでもいいさ。今回は特別素敵ななミッションがあったのだから。
ヤマボン&クラウドナインの小姑的老犬一号二号が超爽やかな快適なスピードでとジョインする入山。
山より宴のセッションは出来たのかな♪ 起床遭難も無く縦走できたのかな♪

2012/04/30

Allez ! Allez !


20120422 sun 雨の日曜日の過ごし方

雨の週末。お山は中止。さて何して遊ぼうか?
最近、頭のネジを数本外した料理長は新たなスイッチが入ったようだ。
外岩が無理ならインドアで遊ぼうか?・・・いいじゃないか(汗

梅田へショッピングもあることだし、お初天神近くのクライミングジムへ行きますか♪
カワセミは初めて訪れるジム。先生に30分ほどサクッと指導してもらえます。
僕自身ボルダリングで遊ぶのは一年振りくらい。料理長は勿論初めてのこと。

さてさて前腕がパンプアップするまで、どれくらいの時間遊べるかな?
先生指導の後は課題の説明。ベリーイージーな白マークから課題を落としてゆく。
上級者の常連さんを横目に巫山戯た二名がワー!キャー!と楽しんだ雨の日曜日。

2012/04/22

Sleep on a rock


20120414 sat テーブルロックで眠る春の一夜

料理長が母親の用事で実家へ戻っている週末。
ふふっ。チャンスじゃないか。久しぶりにソロでガッツリ縦走してやろうと企む。
しかし金曜日から雨、土曜日も前半は雨が残りそうな予報。

ふぅ・・・テンション急降下な天気予報に入山計画も大変更。
まあ久しくテントで寝ていないのでテントで寝る事が大前提。
そこで頭に浮かんだのがテーブルロック。お手軽で高度感もあるし即決定♪

以前からテーブルロックでオーバーナイトしたかったのが本音でもある。
MRHCブロス達もよくお泊まりしていたポイント。落ちないように気をつけなきゃね♪
天気の回復した土曜日午後から六甲山は阪急芦屋川からまったり入山。

2012/04/16

Don't be a drag


20120408 sun 御在所岳・本谷ルート

酷い二日酔いの身体を引き摺りながらも登山口に立つ朝。
頭が痛いとか気分が悪いとか入山するには最低な人間が若干名。
山より宴もある意味、修行なのだと考える今日この頃。
御在所岳のバリエーションルート本谷に入山する男二人女二人。

少し過去を振り返るとSHMWがトレランに傾倒する以前や、
えれぇこった!が副業に精を出す前は彼等とマニアックな
破線ルート等のバリエーションルートを楽しんだ。
ソロで入山する時も大峰や台高や北山のドSなルートを好んだ。

単独行の自己責任と相方を引率し入山するパーティーとしての責任は違う。
気付けば次第にマニアックなルートは避けるようになっていたのが事実。
そんな時、山と真摯に向きうと巡り会えた。僕の考えが本末転倒であったと悟った。
危険に遭遇しないためには、危険な場所へ行かないことが全てではないと・・・。

自己責任を考慮しながらも共に登るための術を更に学び向上しようと考えた。
危険を想定しながら考えられる危険に対処するためのスキルを積み重ねればと願う。
だから雪山講習会への参加やクライミングの再開も必然であると考えた。
山のリスクヘッジとして最初の改善点は二日酔いでの入山は慎もうと思う今日この頃(笑

2012/04/11

Let's have fun !


20120407 sat 豊田南山クライミング

日本が最も日本らしい季節とは桜の頃ではないかと思う。
ようやくそんな素敵な季節がやってきた。素敵な季節は始まりの季節でもある。
これからも続く山遊びのスキルアップのためにkumini料理長がクライミングデビュー♪

いつものブラザー&シスターと今回はYASUPISOコーチにも登場してもらった。
クライミングギアを一通り揃えたkumini料理長も気合いで登攀の世界へ(笑
僕自身もクライミングは久しぶりなので楽しく有意義な一日となった。

daiちゃんのホームゲレンデでもある南山で料理長をみっちりコーチして頂きました。
頭のネジを2〜3本外して挑んだ料理長は垂直に近い壁をスイスイ登攀(汗
素質があるというか高度に対する恐怖心が少ないというか男前な一面を見た一日(笑

2012/04/09

That’s why


20120409 mon 信念の意味を知る

静寂をたたえた小さな瞳には揺るぎようのない強靭な信念が宿る。
その風貌は独特な雰囲気を漂わせるが威圧感は微塵も無い。
だが凛とした佇まいは頑にそこに「在る」ことの哲学さえ感じる。

東浦奈良男1925年大阪生まれ。類希な山男の半生を取材した物語。
四半世紀に渡る前人未到にして前代未聞の挑戦。
1984年に印刷会社を定年退職した翌日から始まった毎日登山。

27年間に渡り一万日連続登山を目指す人生。千日回峰行10回分という途方もない信念。
雨の日も風の日も。ひき逃げされても救急車に乗る事すら拒否し山に向かう強靭な意思。
真似の出来ない個性的かつ非凡な才能の源は驚異的な登山スタイルでの実践。