2013/07/28

Wish comes true


20130721 sun 微風の大台ケ原

一ヶ月程前KENちゃん主催の生駒ピクニック&ヨガで知り合ったアヤちゃん。
登山経験の無い彼女が幼少の頃より長年憧れ続けていた大台ケ原。
彼女にとっての大台ケ原は半ば神聖な場所にまで昇華し夢想されていた。

そんな彼女の深い想いを聞いて心が動いた。縁は大切にしたいと考える。
僕達で善ければ具現化したいと思った。大台ケ原のまったりハイキング等お安いご用。
念願の大台ケ原は彼女にとっての新たなスタートラインになればと願う。

いつだって必ず仲間は居るんだ。僕は独りじゃないし君も独りじゃないんだ。
この不条理で面倒くさい社会を生きる術は必ず見つかる。選択肢なんて無限なんだよ。
簡単に諦めようとしていた事は過去の君。進むべきルートは必ず構築できるさ。

2013/07/17

Underdog again


20130714sun 無様な顛末と自己嫌悪

あの、最初に断っておきます。今回は山の話も道具の話もありません。馬鹿な依存症の愚痴話ですのでどうぞスルーしてくださいませ。

7月の三連休。当初は劔岳のバリエーションルートである長次郎谷(ちょうじろうたん)を画策していた。新田次郎の小説「劔岳 点の記」が映画化され2009年に公開されてから劔岳ブーム再燃の混雑は酷く入山を躊躇していた。小説を読んでいたから映画も観た。そして僕は長次郎のコルに立ち振り返った時に宇治長次郎の目線を微塵でも感じてみたいと想いを廻らしていた。それに長次郎コルからは北に向かって延びる長次郎ノ頭、小窓ノ頭へと続く憧れの北方稜線ルートを見渡せる。その長次郎コルから南側へ歩く劔本峰までも北方稜線ルートなのだ。

そして特に想いのこもったこの記事は何度読み返したことだろうか。秀逸なショートストーリーに巡り会えた様な気分であった。その点の記・単独行から二年の歳月が流れた。劔岳ブームも多少は沈静化しているであろう。深いクレパスや無音落石のリスクも有るが、多少なりとも登攀の経験を積んだkumiちょをコンティニュアスして、最大斜度40度になるという長次郎コル手前の雪渓を楽しもうと思った。本峰を踏みカニのヨコバイを通過後は平蔵のコルから平蔵谷(へいぞうたん)の急峻な大雪渓を劔沢へ下れたら本望だろう。

だが直前の天気予報は最悪。梅雨明けした筈の梅雨前線の南下に伴い北アルプス北部は三連休とも雨マークが並ぶ。kumiちょを連れて降雨時の岩稜帯通過は遠慮したい。ならばと断腸の思いで直前に計画を大きく変更した。多少なりとも太平洋高気圧の恩恵を受けそうな南アルプスがまだ天候も安定しそうに思われた。多少は盛りの頃は過ぎた感ありありなキタダケソウに会いに行きますかってことで土曜の午前中に自宅を出発した。


2013/07/04

Shower Climbing in Okunofukatani


20130630 sun 比良山系・奥ノ深谷遡行

SRT技術者育成のロープテックジャパン主宰の関治(Osamu Seki)
日本全国の土木建設現場でロープ技術を駆使し垂直の岩場で仕事をしてきた漢
地質調査を専門とし黒部鐘釣岩や黒部ダム、瀬戸大橋などでクライミングしてきた漢

様々なロープテクニックで重力を操り非日常な風景を異様な角度から見てきた漢
趣味の洞窟探検や沢登りと現場での仕事から究極のロープレスキューのスキルを持つ漢
そんな屈強で賢明な漢がこの春独立し滋賀県でロープテックジャパンを起業した

おさむちゃんとは剣山で出逢い一昨年この日と同じ奥ノ深谷へ連れ来てもらった
今シーズン最初の沢登りは日本一信頼出来る職業クライマーと入渓する運びとなった
急な誘いにも敏速に対応してくれたおさむちゃんに感謝の休日は沢登りを堪能できた