2017/05/21

The Ninth Heaven / First half


20170503wed - 06sat 穂高の稜線に佇む連休・前編

4月は母が大動脈解離で緊急手術〜入院して、何もできずに過ぎ去っていった。
そして世間では大型連休のゴールデンウィークが始まろうとしていた。
馬車馬な我が家もせめて後半の連休くらいはどこかに入山しようと考えていた。

kumiちょにどこへ行きたいか聞いてみると「涸沢と穂高!」と即答であった。
僕は昔から何度も通った山域なので、自分勝手に全く予想外の返答に驚いた。
だが、しかし、よく考えればkumiちょを涸沢と穂高へ連れて行ったことがなかった事実!

ならば、そうしようじゃないか。久しぶりの涸沢と穂高をまったり楽しもう♫
涸沢ヒュッテも穂高岳山荘も小屋開けしたばかりだ。雪はまだまだたっぷりある。
低山は初夏の陽気だが、北アルプスはまだ存分に雪山を楽しめる季節だ♫

2017/04/26

Wind Museum


2017 April 「風のミュージアム」

母がICUから一般病棟へ移るまでは遠出は控えて大人しくしていよう。
快晴の週末。兵庫県の三田市にある有馬富士公園へ車を走らせる。
そのすぐ隣にあるのが「風のミュージアム」である。

新宮晋さんの作品が常設されている芝生の公園で春を楽しむ午後。
風のミュージアムは新宮晋が12点もの作品を寄贈し2014年にオープンした。
風力で動く作品達は湖と山々に囲まれたこの地で悠久の動きを演出する。

楽しみにしていたkumiちょは朝からお弁当作りに余念がない。
現地にはお昼前に到着したが、あまりの静けさに戸惑いを覚えるほどだった。
広大な芝生の敷地内に来園者は少ない。その静穏の空間が幸せに感じた。

2017/04/22

Spaceship


2017 April 「新宮晋の宇宙船」

4月8日(土)の夕刻に母が胸の痛みで倒れて救急車で病院に運び込まれた。
そのまま緊急手術となり僕とkumiちょは、病院のソファでうたた寝し一夜を過ごした。
病名は大動脈解離で開胸した時には心臓上部の大動脈は破裂していたという。

日曜の早朝、あと少し遅かったらアウトだったと執刀医からのムンテラがあった。
母の夫は20年ほど前に他界している。ようやく夫が迎えに来たかと思った。
母の夫が迎えに来たのなら、息子としてなんら異論は無いと考えていたのだが・・・

そうではなかったようだ。父タカシと母マキコはいつもラブラブだったのになぁ・・・
ICUで人工呼吸器の管を挿管され、身体はチューブだらけの母を見つめる朝・・・
軽い疲労を感じながら、顔も心も無表情で同意書にサインをしてる僕がいた・・・

2017/04/18

Steamed Soup Dumpling, Taiwan is the first


2017 April 蝦釣りと台北101と小籠包」

18時間船上カメラマン勤務が惨敗に終わった翌日は泥のように眠った・・・
と、言いたいところだが遊びではない。出張という大義名分があるので・・・
午前8時には酷い面を下げて、ホテルレストランで朝食に集まる勤勉な日本人達・・・

朝食後はピックアップされ、台湾made的な製品ミーティングをコンプリートすれば、
帰国フライトまでは待望のフリータイムなご褒美である(嬉々
ならばホテルの部屋から目視出来ていた台北101まで歩いて行こうじゃないか。

高さ500mオーバーの台北101は、3〜4年ほど前に来ているのだが上らなかった。
たしか四半世紀ぶりくらいの故宮博物館の見学が最優先事項であったから。
台湾は今までに何度も来ているが、今後も何度も来るだろう。優しい国だからね。

2017/04/14

Wandering Raohe Street


2017 April 「台湾慕情」

台北の宿泊地である香城大飯店を抜け出して近くの夜市へ出かける。
夜の帳が降りた頃。台湾各地にある夜市は毎夜必ず盛大にオープンする。
昼間は閑散とした路地に屋台が集まりひしめき合う混沌さが好きだ。

台北から高雄まで台湾各地に夜市と呼ばれるナイトマーケットは多い。
日本の夏祭りの夜店的な光景が、常設市場的に毎夜行われている。
肩が触れ合う雑踏の中を泳ぐように歩き飲んで食らう至福の時間。

日本でもお馴染みの食材から、意味不明なものまで種々雑多なモノが売られる。
広東語が飛び交う喧噪の夜市。日本を離れ非日常を謳歌する旅。
北回帰線の北側は亜熱帯気候の台北。熱気がまとわりつく異国情緒を堪能できる街。

2017/04/09

Islands in the Stream / Next story


20170331 fri -0403 mon 「台湾北方三島取材釣行記」

北方三島は台湾本島北東沖の東シナ海にあり、棉花嶼、花瓶嶼、彭佳嶼の三島からなる。
これらの島々の彭佳嶼が台湾の最北端であり、棉花嶼が最東端になる。
日本国領土である尖閣諸島までは棉花嶼から約100km程の距離しかない海域。

北方三島は風が常に強いため高木の生長には適さず、草原が主体の植生である。
この海域は良好な漁場となっており、希少種である海鳥の繁殖地でもある

花瓶嶼は基隆市の沖約32kmにあり、北方三島の中で最も小さい島である。
棉花嶼は基隆市の沖約42kmにあり、花瓶嶼とともに無人島である。
彭佳嶼は基隆市の沖約56kmにあり、北方三島の中で最大の島である。
三島の中で唯一の有人島で灯台も設置されている。

2017/04/04

Snowy heavens top / Latter half


20170318 sat - 20 mon 「残雪の三嶺・下山日」

就寝前、夜空に風も雲も無かった。夜明けまでは静穏な夜を想像していた。
だが夜半を過ぎた頃、ゴーゴーと雄叫びを上げる風の嘶きに脳は覚醒していった。
思ったよりも早く低気圧が近づいているのだろうか?不安を煽る風音が気になった。

午前3時くらいだったと思う。風の嘶きに起こされてからは半覚醒状態が続いた。
寝ているような起きているような感覚は気分の良い状態ではない。
そうこうしていると1階の住人達がゴソゴソと寝袋から這い出してくる・・・OMG !!!

午前5時前。外はまだ暗い。想定はしていたが、早寝のティーンは早起きだよねぇ(泣
2階の住人達は縦走なんてしないんだよ。下山するだけだからもう少し寝たいんだよ!
頭から寝袋を被るが熱気あふれる若者の"音"には勝てない・・・おはようさん・・・


2017/03/28

Snowy heavens top / First half


20170318 sat - 20 mon 「残雪の三嶺・入山日」

僕は山に登るのが好きなんだけど、それが全てだなんて思ったことはない。
家族や友人や仲間や唐突な出会いも含めて、人との関係がなければ今は登らない。
克己的な単独行が好きだった過去は否定しないし、実は今だって後ろ髪はひかれている。

想いを馳せる未踏の頂は枚挙にいとまがないし、再訪したい山域も数知れず・・・
だが結局、誰かと登ったり攀じったりする入山が深く思い出に残る今日この頃・・・
もちろんテントや避難小屋で一献できる入山であれば、なおさら想いは深く残る。

そして今回は約三ヶ月ぶりのジョインとなったエリー&エイモンとの入山。
彼等の現在の住居がある高知県の大豊町にお邪魔して残雪の三嶺を楽しむことにした。
気さくで親切なオージーカップルは今や大切な気の置けない山仲間となっていた。

2017/03/06

Shakespeare Icefall


20170225 sat 大峰シェイクスピア氷瀑

土中で冬ごもりしている虫たちが目覚める啓蟄の頃。
僕たち鈍感な人間も季節の変わり目を徐々に感じ始める季節。
雪山に後ろ髪を引かれながらも風薫る季節を想像し始める節気。

二週間前に入山予定だった大峰のシェイクスピア氷瀑。
大きな寒波が入り氷瀑まで到達できないリスクから延期していた。
結果として快晴に恵まれた入山だったが氷瀑そのものはギリギリだった。

ギリギリという言葉はいわゆる白黒つけないグレーゾーンだ。
アウトかセーフかなどは個人の主観で判断すればいいこと。
エノちゃん好人ちゃん涼ちゃん、ハッスンとの入山は楽しいのだ。
それが全てであって、グレーゾーンな判断等どうでもいいのだよ。

2017/02/14

A strong wind blows


 20170211 sat 暴風と五里霧中の竜ヶ岳

当初の計画では大峰のシェイクスピアの氷瀑へ入山する予定だった。
大普賢直下の氷瀑は陽が差せば輝くブルーアイスを堪能できるのだが・・・
今季最大の寒波襲来の大雪でシェイクスピアまで辿り着けない可能性が出てきた。

急遽、入山前日に予定を変更。臨機応変に考えるのは嫌いではない。
暴風や大雪での途中撤退も考慮し複数名が知識のある山に入山先を絞った。
あれこれ候補を出し合って無難な落とし所が竜ヶ岳となった。

エノちゃん好人ちゃん涼ちゃん、NAさんにKUMIちょと僕の6名での入山。
樹氷を身にまとった白い羊が優しく迎えてくれるのか?
それとも傍若無人な厳冬期の暴風雪が雪山の恐怖を教えてくれるのか?