2015/11/24

We love gibier !


2015 Late autumn 年末用のジビエ(鹿肉)調達

11/21sat - 22sunと憧れだった大峰の七面山へ入山予定だったのだが・・・
ひょんなことから家庭的急用ができてしまい断腸の思いで入山しなかった。
林道終点まで歩きカラハッソウ谷を詰めて神仙平を経て舟ノ峠へ出るバリルート。

楊子ノ森から七面山東峰〜西峰と繋ぎアケボノ平でテン泊してやろうと考えていた。
釈迦ヶ岳から見える魅惑のテン場敵地な笹原は何年も前から考えていた。
また「炎上するぞー!!」と誰かに怒鳴られる前に来年はコソッと行こう♫

で、入山できなかった週末は久しぶりに京都北部へドライブすることにした。
昔kumiちょがお世話になったギャラリーカフェ道の途中でランチして、
毎年、何度かお邪魔している田歌舎で年末用のジビエ(鹿肉)を仕入れに向かった。

2015/11/19

perspective


2015 November FUJINON XF14mm F2.8 R

X-T1を使い始めて1年半ほど経つ。そしてとうとう初めての交換レンズだ。
カメラの知識を吸収すればするほど物欲や煩悩にさいなまれるわけだ。
いわゆるレンズ沼もそうだ。
まあでもボディーがフルサイズではないのであれこれ揃える気は毛頭ない。
ただ明るい単焦点の広角が一本ほしかった。迷った時は山と同じだ。
詳しい上級者に相談するのが当たり前だのクラッカーセオリーだろう。
daiちゃんも好人ちゃんも馬場の16文キックのごとくフルボッコで背中を押してくれた。
気の弱い僕は体育館の裏で不良に胸ぐら掴まれパチキ入れらた気分だ・・・
仕方ない・・・daiちゃんと好人ちゃんに責任転嫁して・・・
価格.comで溺れながら清水ダイブすることにした。

2015/11/15

Enjoy a cool autumn night


2015 Autumn 「秋の夜長は読書を楽しむ」

先日、四国の三嶺でテン泊した時のことだ。夜半に風が強くなりバサバサとテントを叩く風音が激しくなってきた。確か午前三時頃だと記憶している。久しぶりのテン泊で緊張感もあったのかなんとなく目が覚めた。だが風の音だけで目が覚めたわけではない。明瞭に聞こえるカサカサとテントの側を歩く音が気になったせいもあった。最初は鹿だと思ったのだがそこは鹿除けネットの内側なのだ。同行者がテントの周りを歩き回っているとも思えなかった。寝袋にくるまり寝ようとするのだが時折り聞こえるカサカサという草を踏む音が気になって寝付けなかった。仕方ないと午前三時半にテントのジップを開け外に出て真夜中の笹原を見渡す。そこに人や鹿や獣などの生命反応は感じることができなかった。もちろん同行者のテント二張りも静かである。全くもって腑に落ちないのだが満天の星空に満足し寝袋に戻り夜明けまで寝てしまった。怖いという感覚はなかったのだが不思議な感覚は今も残っている。僕はいわゆる見える体質ではないので、幸いにも見てはいけないものを見たことはない。だが長年山に登っていると何故か腑に落ちない不思議な感覚は何度かある。怖いとは思わなくても説明のつかない不思議な感覚をあなたも山で経験したことはないですか?

それが山を生業とするマタギならそれこそ多くの不思議を経験しているのではないだろうか?日本全国を放浪取材する田中康弘氏がマタギの取材経験を元に執筆した現代版遠野物語はスピリチュアルな実話が満載。東北の阿仁のマタギを中心に狐や狸に騙さた話や狐火などの逸話に霊魂や鬼のエピソードなど秀逸なストーリーが満載である。民話などの語り部が話すメジャーな話ではないマイノリティーな山の不思議な話が秋の夜長を楽しむにはもってこいの題材だとは思いませんか♫

ほんのちょっとだけ短編の題名を・・・「狐火あふれる地」「見える人と見えない人」「親友の気配」「辿り着かない道」「マタギの臨死体験」「白銀の怪物」「狐と神隠し」「不死身の白鹿」「もう一人いる」「足の無い人」「山から出られない」「死者の微笑み」「テントの周りには」等々、ほんの一部だが興味深いお題目が満載な「山怪」は秋の夜長にお勧めです。

2015/11/11

Everest 3D


20151111 wed 「雨の週末の過ごし方」

雨の週末。山に行く予定も無い日曜日。北摂池田ペット霊園では月に一度、ペット合同慰霊祭を開催している。塔婆を申し込んでおき久しぶりにカロタンに会いに行った。11月11日はカロの誕生日だしちょうど良いタイミングだ。墓前で手を合わせて懐かしい昔話をカロとした。

午後からは楽しみにしていた映画を観に行った。もちろん「エベレスト3D」だ。サガルマータで1996年に実際に起きた大量遭難事故を題材にしたノンフィクション映画だ。なのでストーリーも粗方分かっているのだが、実際にエベレストで撮影した影像美や豪華な俳優達の演技力が楽しみだ。

まずIMAXの3D映画って初めて観たのだが、3Dメガネかけて臨場感や立体感、山の高度感・遠近感など少し目眩を覚えるくらいのド迫力に圧倒された。ストーリーの組み立ては非常に分かり易いのだが、淡々と進める記録映画的な側面は否めない。それに登場人物が少し多く感じ頭の中で整理するのに若干戸惑った感はあった。俳優がゴーグルしてるシーンも多いしね(笑

だがジェイソン・クラークやジェイク・ギレンホールにジョン・ホークスにジョシュ・ブローリンだ。個性的でクールなハリウッドの俳優達が迫真の演技で魅了してくれる。難波康子さん役を演じた英国在住の日本人女優・森尚子の目力も良かった。近年稀に見る素晴らしい山岳映画だと思う。余談だが髭面のジョシュ・ブローリンって絶対年上だと思っていたけど、まあまあ年下やったのにはちょいとショックだった(笑

普段は冷静なガイドのボブがどうして午後2時のデッドラインを破ってまで郵便屋のダグに付き合い8848mまで引き返したのか? 酸素ボンベが無くなり薄れ行く意識の中、ヒラリーステップでうずくまり雪に埋もれ何を考えたのだろうか? それに妊娠中の嫁さんと無線と衛星電話を使った会話と約束・・・涙腺も絶賛劣化中の僕にはマジでヤバかった。心では鼻水垂れてたよ・・・

だがイケメン俳優のジェイク・ギレンホールがもっとヒーロー的な配役だろうと思っていたので、そこは少し残念に感じた。サウスコルで一夜明けてのゾンビの如くベックの復活にはビビったな〜その横で難波さんは凍っていたのだが・・・あと夫のために政府やメディアを動かしてヘリを飛ばしたピーチの迫力ある台詞も凄かった。そして有り得ない標高でヘリを操る現地レスキューパイロットの仕草や表情が格好良すぎた。

日本人として田部井淳子に次いで2人目の七大陸最高峰登頂者となった難波康子さんは今もサウスコルに眠っているのだろうと思っていたのだが、翌年に遺族の依頼によりシェルパ達により下ろされベースキャンプで荼毘に付されたそうな(合掌)・・・そしてラストシーンでのサラはキュート女の子に成長していた・・・それがとても救われた気分になった・・・

僕が8848mを目指す事は100%無いが、ベースキャンプの5300mまでは近い将来100%目指すつもり。いわゆるルクラから歩くエベレストトレッキングね。2〜3週間休みが採れたらカトマンズへまっしぐらだ♫ 休みが取れなきゃ引退後だなぁ・・・

それよりなにより今週末もまーた雨予報だねぇ・・・・・

2015/11/08

Miune of late in autumn / Final day


20151031sat - 1101sun 三嶺〜天狗塚縦走・下山日

深夜の三時頃に目が覚めた。風の嘶きで脳が覚醒したようだ。
あれほど静かだった三嶺の笹原に風が強く吹き抜けていた。
テントのジッパーを開け外に出る。氷点下の冷気が瞬時に体温を奪う。

寒い。寒いけど凛とした空気感は心地良さすら感じる。
満天の星空を見上げた。寝待月がようやく天空の真中に陣取っていた。
月齢18の明るい月光が三嶺の笹原に立ち尽くす僕の影を落とした。

ほんの僅かな時間だが久しぶりのこの感覚を多いに愉しんだ。
ぶるぶると震えながらテントに戻り寝袋にもぐり込んだ。
まだ起きるには早い。暖かな寝袋で惰眠を貪る至福の一時。

2015/11/03

Miune of late in autumn / First day


20151031sat - 1101sun 三嶺〜天狗塚縦走・入山日

最近の入山は直前になって行き先変更のパターンが続いている。
今回はえのちゃん好人ちゃんとで白山〜別山テン泊縦走を考えていたのだが・・・
西高東低の天気図とニラメッコして暴風雪は遠慮することにした。

今回もまたまた海を渡って正反対の山域へ上陸した。
名頃から入山するのだが下山口の西山林道登山口に好人ちゃんのチャリをデポした。
下山後チャリダーえのちゃんにマッハで名頃まで車を取りに行ってもらう計画だった。