20120504 fri〜06 sun 熊野古道・小辺路縦走「風薫る新緑のトレイル」
早朝四時半。誰かの携帯アラームの音が鳴る。ゆるりと六人共に起床。
朝食の雑炊をしっかりいただき出発の準備。テント撤収がないと楽だね♪
朝靄のなか四人の単独行は伯母子岳ピークを踏みに行くという。
僕たちピークハンターじゃないもーん♪と、四人に挨拶しお先に旅立つ。
縦走路に頂があれば話は別だが分岐からわざわざ15分ピストンする気は更々ない(汗
三田谷橋までの7.5kmは緩やかな下りが続く。朝から急登じゃないのが助かる(笑
さて本日のゴールである「昴の郷」近辺までは約30kmの行程がある。
前回は最後まで歩いたが西中からのラスト8kmのアスファルト道には閉口した。
西中からは時間が合えば十津川行きのバスもある。kumi長の疲労度を考慮し決定しよう。
昨夜の強風の中、避難小屋の外には一張りのテントがあったが住人は確認できず。
さてさて、いきなり崖の一部ようなトレイルを下ってゆく(笑
小さな崩落箇所は幾らでもあったが通行不能個所は一切ない。
一部トレイルの無くなっているパートはトラロープや丸太で応急措置がされている。
上西家跡までの緩やかな下りのパートは朝からガンガン進む。
オーバー20kgのデカザックでも快適なシングルトラックは走りたくなる(笑
それに釣られてkumi長も走るのだが後でこの影響がkumi長の膝に出るとは・・・(汗
朝靄は消え心地良い五月の朝日が伯母子岳の山肌を輝かせる。
午前六時前の清々しい朝の空気を肺に満たす至福の一時。
上西家跡からはトレイルの崩落等により迂回ルートが設定されていた。
左の旧道ではなく右側のルートを歩かせるようになっていた。
誰のイタズラでしょうか・・・いけませんなぁ(笑
7.5kmの間には急な下りのパートもあり、
ジワリジワリとkumi長の膝に魔の手が忍び寄るのであった・・・。
水ヶ元茶屋跡の少し手前のトレイル沿いに水場があり。
早朝一番に歩くトレイルにクモの巣の多いこと(笑
待平屋敷跡を過ぎれば、すぐに伯母子岳登山口に到着。
派手な看板がインフォメーションしてくれている(笑
三田谷橋を渡ればすぐに「お手洗」の文字が目に飛び込んでくる。
ここのお母さん、売店も始めたようでパンや菓子類などが僅かだが売られていた。
たしか以前は売店までは無かったような記憶が・・・。
トンネルを抜けると三浦の集落が現れる。腰抜田の伝説の史跡が笑わせてくれる。
民宿泊のハイカーは初日は大股の集落で一泊し、二泊目はここ三浦の集落になる。
トレランの場合は初日にこの辺りはまだ激走している頃でしょう(笑
三浦峠登山口手前で足下スケスケの船渡橋を渡ります(汗
遥か下を流れる神納川の高度感に少しクラクラしながらなんとか渡る(笑
いもせ小学校の皆、ありがとう〜♪
三浦峠登山口から三浦峠までの距離4.5kmが本日の核心部。
ひたすらひたすら続く登りを滝汗で頑張るだけ。
昭和初期まで旅籠も営んでいた吉村家跡の杉の巨木は当時の防風林。
樹齢五百年は越える大樹の鼓動を聞いてみたが僕には聞こえない。
水を吸い上げる音が大動脈のように聞こえるという人もいるそうな。
滾々と湧き出る「三十丁の水」。ここで暫しのレスト。
この後も三浦峠の少し手前でトラロープによる迂回路が一ヶ所。
だが通過に問題は無し。
kumi長もなんとか頑張ってようやく三浦峠が見えて来た♪
東には釈迦ヶ岳から笠捨山、玉置山と大峰奥駆道後半の稜線が横たわっている。
十津川で隔てたあちらの尾根もまた近い将来歩きたいなぁ♪
標高1070mの三浦峠にある四阿で本日の登りはコンプリート!
ここで早めのランチにするハイカーもいた。
僕たちは行動食のみのレストで西中に向けてリスタート♪
まぶしい新緑の小辺路を楽しみながら下りてゆくトレイル。
快適で気持ちよすぎる緩やかな下りを楽しむ一時。
矢倉観音堂を過ぎればすぐに西中に到着♪
だがkumi長のガラスの膝は徐々に悲鳴を上げ始めるのであった(泣
西中のバス停前で緊急ミーティングの結果、残り8kmをバス乗車に決定(笑
楽しくないアスファルト道だし、僕は前回歩いているし、まあいいか〜的結論になった(爆
本日は22kmコンプリート!ということで体内縦走電源OFF!
一時間近いバス待ちの間に何本消費されていったのだろうか・・・(汗
本日終了感満開の昼下がり・・・ビールの旨いこと旨いこと!(笑
民宿泊の単独行のオネーサン達とも乾杯させていただきました(酔っぱ
単独行オネーサンに、めはり寿司いただきました。
美味かったです。ありがとうございました♪
田ノ岡酒店横のシャッター前の日陰。そこにはユル〜い時間が流れていた(笑
単独行のオネーサンが四人とkumi長。今日があきらかに終わった顔が並んでいる。
唯一の自販機はコーラ、お茶、珈琲と一緒に麦酒が並んでいる素敵な自販機♪
前回来た時はお休みだった田ノ岡酒店も今回は開いていた。
中に入って酒やお菓子を物色する(笑
西中にお寄りの際は田ノ岡酒店へ、いらっしゃい♪
おかあさん。約束どおりちゃんと宣伝しときましたからね(笑
六人は躊躇することなくバスに乗車(笑
歩けばプラス二時間弱だもんねぇ。 あぁ文明の利器って素敵♪
四人のオネーサン達は十津川の民宿へ。僕たちはテン場へ。
「昴の郷」付近の秘密のテン場に今宵のお宿を設営。
エスパースのフライも張らず、ガイラインも張らず(笑
一分で設営完了の緩いテン泊。
碧と緑にだけに囲まれた至福の時間を堪能する午後。
アルプスの稜線をガシガシ歩く冒険とはまた違う趣のあるスルーハイク。
基本、旅が好きなんだよなぁ♪
昴の郷の野猿でkumi長だけ遊んでもらう♪
僕は足の下が空間っていうのが絶対にダメな人なので遠慮しときます。
高度差500mの崖は楽しいが、高度差20mの吊り橋でガクブルでつw(滝汗
ホテル昴の郷では宿泊者以外も日帰り入浴可能。
僕たちはなんとなくこの日はパスしましたが(笑
テントに戻れば宴の準備。
昴の郷で仕入れた冷えたビールや純米酒をグイグイいただきます。
これがあるから辛い登りも頑張れるのだよ(笑
逆に下山後の酒が無ければ絶対に登りませんから!
kumi長スペシャルのキュウリとナスの梅肉胡麻風味サラダは絶品♪
飯盒で炊いた飯とハンバーグ(流石にハンバーグはレトルト)
食後はワンカップ片手に誰もいない足湯で、まったりな一時を過ごす。
ひっそりと静まり返った十津川の畔で疲れた足を癒してあげる。
夕方の涼しい微風が心地良く頬を撫でてくれる素敵な空間。
足湯で血行の良くなった身体に日本酒はまわる!まわる!
テントに戻ってから会話中に僕は落ちたらしい・・・(笑
コチビなkumi長はテント内に僕を押し込むのに重労働したらしい・・・(汗
翌朝しっかり説教された泥酔店長でした・・・。
いよいよ明日は熊野古道・小辺路縦走最終日。
縦走のゴールである熊野本宮で有終の美を飾れるのかな♪
おっさん、どんだけ吞むねん(笑)
返信削除dai & kk
返信削除その通りだぜぇ〜!
ワイルドだろぉ〜!
「昴の郷」付近の秘密のテン場はどこにあるのですか?
返信削除やっぱり秘密?
匿名さん
返信削除コメントありがとうございます。
ごめんなさい。やっぱり秘密です・・・
でも昴の郷の足湯から近いです。
缶ビールが温くならない距離です。
Googleマップで探すのも楽しいですよ。
こんな感じのヒントで恐縮です。
ご期待に添えなくてすいません。