2016/09/11

Summer Vacation / The latter half


20160811thu - 14sun 後立山連峰まったり縦走・後半

年に一度は好むと好まざるとにかかわらず必ずやってくる誕生日。
最近はなるべくゆっくりとお越しいただきたいと切に願っている。
ただ僕の誕生日はお盆の入りだ。いわゆる盆休み中にやってくるのだ。

日常の街で祝うこともあるが、やはり非日常の北アルプスでは格別だ。
稜線のテント内でkumiちょが毎回なんちゃってバースデーケーキを作ってくれる。
とってもチープだけどサプライズ的に作ってくれる気持ちが嬉しいんだよ(笑

僕はあと何年生きられるのか知らないけれど、生きている間はずっと山に登りたい。
60だろうと70だろうと誕生日を北アや南アで過ごせる幸せを感じていたい。
だからね、来年のために今年も怠けることなく努力できるのだと思う(笑



夜明け前の3時〜4時にはテン場は動き出す。
いつも通りの喧騒には慣れっこだ。
2500mの稜線で惰眠を貪る朝は至福の時間♫


遅い朝、午前5時半にテントから這い出すと大半のテントは撤収している(笑
真正面の剱岳は雲海の向こうに顔を出している。
「おはようさん!」


朝食をサクッと済ませて午前6時半には唐松岳テン場を出発する。
真面目に縦走するにはかなり遅い出発だ。


予備日があればこの日はキレット小屋まで歩いて、
翌日は種池山荘テン場まで縦走を考えただろう。


まあ、でも、夏風邪のせいでまったり縦走に切り替えたのだ。
予備日もないし五竜山荘までの移動にして、最終日は遠見尾根を下山することにした。


時折、北アルプスらしい鎖場も現れるのだが、
横着してストックを収納せずにプチクライミングを楽しむ♫


凛々しい山容の五竜岳(百名山)が横たわる盛夏の後立山連峰。


振り返れば唐松岳へ続く盛夏の優しい稜線の横顔。


稜線の西側には延々と続く雲海が美しい朝。


たおやかな稜線漫歩を楽しめば自ずと笑顔がこぼれてくる(嬉々


大黒岳を越えて鞍部へ下って行く。
鞍部の向こうの白岳を越えれば五竜山荘だ。


夏の北アルプスの稜線ではよくあることだが、
右側真っ白、左側真っ青的な風景が素敵だよ♫


振り返った雲海の向こうの唐松岳。かなり遠くになってきた。


kumiちょはテンション!アゲ!アゲ!で稜線漫歩を満喫しているよ(笑


南から上がってくる縦走者とすれ違う挨拶も笑顔満開になってしまう♫


久しぶりに稜線漫歩な後立山連峰縦走路。
こちらの界隈は可能な限り何度でも入山したいね〜♫


唐松岳が遥か彼方になった頃、五竜山荘が現れた♫
行動時間はほんの2時間半でコプリートだぜ〜(笑


この時間は、ほぼ無人に近い五竜岳山荘テン場界隈(笑


若い時のように25kg以上歩荷して8時間以上行動しなければ合点いかないという
根性論的な思考回路は微塵も無くなった今日この頃(笑


ほぼ誰もいないテン場は選び放題状態!(嬉々
もっとも小屋に近いドフラットな場所にサクサクテントを設営する♫


その後は空身で五竜岳へサミットプッシュ♫


険峻な頂が凛々しさを醸し出す。


落石が無いとは限らない尾根。
ヘルメットはあった方がいいよね〜(汗


kumiちょは久しぶりのプチクライミング状態!


相変わらず横着してストック片手に攀じってるよ・・・


ホールドもスタンスもしっかりしているので不安なく放置してました(笑


振り返れば稜線の向こうに五竜山荘が目視できる。


空身だと一時間も掛からずに五竜岳サミットプッシュコンプリート♫


2800mからのパノラマを期待したのだが雲が湧いてきた。
朝の紺碧はあっという間に隠された・・・


僕たちのようにピストンもいれば縦走者もいる。
ワンルートの鎖場は若干の渋滞も発生する。


昼前になれば五竜山荘のテン場も賑わい始めている。


小屋に戻ればソッコーで乾杯の儀を執り行うのであった(嬉々


山菜うどん! 美味かったな〜♫ かなりポイント高し!


昼を回ればフラットな場所は満員御礼状態になる。


テントの側にコマクサ発見♫ 優しいピンクが癒されるわ〜


午後2時を回れば登山道や、かなりの傾斜地でもお構いなしに幕営者が増える。
狭いテン場は溢れかえり縦横無尽に60張前後のテントが確認できた。


バースデイディナーは牛飯とチーズのリゾットで山飯タイム♫
両方食べても500kcal未満ってのは、縦走中ではダイエット食レベルやな〜(笑


ロウソクはないけどkumiちょ作のサプライズなバースデイケーキ♫
正体は辻利の宇治抹茶プリンなのよ♫ 美味し!


午後からはガスが酷くて今宵も星空撮影はNGだった・・・


小屋に近いだけあってビールの買出しは楽なのだが喧騒もそれなりに・・・
でもね、テン場でフラットに寝られるってとても重要なことなんだよ♫


翌朝も当然、また〜りと遅い朝。
夜明け頃は濃霧が酷くてご来光はNGのようだった・・・


今日は遠見尾根を下山するだけ。
まったりと朝食を済ませて午前6時半に出発する。


アルプス平まで標準CTは4時間半ほど。
午前中には下界へ下山予定で歩き出す。


僕の誕生日の翌日でもある8月14 日の天気も青空が広がってくれた。
酷暑の夏も稜線の風は涼しかったが標高を下げ樹林帯が近づくと汗が噴き出す・・・


アップダウンが続く尾根筋。
西遠見山〜大遠見山〜小遠見山と登り返しが多いのにヤラレタ・・・


振り返れば五竜から鹿島槍への稜線が圧倒してくれる。
また、ここへは帰った来なければと思う。


病み中夫婦の縦走珍道中もそろそろ終わりを迎えようとしている。
四日間もあった夏休みでこの縦走距離はビックリするほど短すぎるけど、
距離は関係なく今回も素敵な夏休みを堪能できたよ♫


また来年、盛夏の頃に戻ってこようと思う。
もちろん夫婦揃って元気なことが大前提でね!(笑


アルプス平からテレキャビンに乗ってサクッと下界へ下山。
エスカルプラザで汗を流して帰路につくのであった。


特急と新幹線を乗り継いで、ひつまぶしやソースカツ丼的な駅弁がマイウ〜♫
もちろんプシュッの儀は何度も何度も何度も執り行う依存症であった(笑


来年は未踏の鹿島槍と爺ヶ岳かな〜♫

6 件のコメント:

  1. (~_~;)
    抹茶プリンのサプライズバースデーケーキ!
    めっちゃ可愛いやん(^_^)

    五竜のテン場ってほんと小屋寄りの一ラインだけしかフラットな場所無いもんね!
    確か去年僕らが張ったのも、かっちゃん達が張った場所の少し横だったと思うわ~

    テントの側にコマクサ!
    これも立派なバースデープレゼントやなぁ~

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  2. えれぇこった2号2016/09/12 0:39:00

    kumiちゃんのサプライズ宇治抹茶プリン、めっちゃ嬉しいね!!
    優しい奥様で良かったね^_−☆
    我が家のtotoちゃんは、羨ましがってると思うわ!!
    俺は人生を誤ったっ。。。
    五竜のテント場懐かしいなぁ〜夫婦で70歳、80歳と元気に二人で山をのんびり歩けたら良いね

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  3. totoちゃん

    誕生日に北アの稜線にいること自体がサプライズやしね(笑
    豪華なケーキなんて論外です。
    抹茶プリンで十分サプライズやわ〜♫

    唐松も五竜もフラットな場所はホント少ないよね〜
    たまたまテントの側に咲いていた可憐なコマクサには癒されたわ〜

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  4. kakaちゃん

    ありがとうございます♫
    確かに優しい奥様なのであれこれ助かってます(笑
    kakaちゃんも優しいからtotoちゃんも幸せやと思ってるで〜
    まあ、totoちゃんは愛情表現が下手やけどね(笑
    ジジ、ババになってものんびり二人で山歩きを続けたいね♫

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  5. 5時半にフライシートから顔を出して空を睨み
    誰もいないテン場を6時半におっとり刀で発つ
    9時にはもう次のテン場で昼前からビール・・・

    何か文句あるやつおったら、かかって来んかぁーい^^
    てなカンジですな
    いやいや、もう、ね、ご同輩
    ガツガツ歩くことが登山じゃないのよ、うんうん
    こんな素敵なバースディ、最高のナツヤマじゃないですか
    還暦まではブログも山も頑張りましょうぜ!

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  6. スロさん

    病み上がりというより病み中やったもんで・・・(汗
    まあ、でも、ユルい縦走もまったりできて楽しめますね♫
    どんな縦走スタイルでもビールだけは必須ですけどね!

    でも、まだまだガツガツ歩きたいのですよ(笑
    しかし、我々はそろそろ過度期に来ているのでしょうね(泣
    素敵な場所で素敵な誕生日を迎える事ができました。
    ありがとうございます♫
    還暦過ぎても山もブログもガシ!ガシ!楽しみますよ!

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