20171008 sun - 09 mon 「谷川岳・トマノ耳&オキノ耳」入山日
大阪で育ち大阪で生活する僕にとって谷川連峰は遥か彼方の憧れの山域である。
新田次郎や佐瀬稔の小説を筆頭に数多の山岳小説に登場する谷川岳は特別な場所になっていた。
「魔の山」「 人食い山」「死の山」と呼ばれ800名以上の尊い命を奪った山である。
ヒマラヤにある8000m峰14座の死者数を遥かに凌駕する事実は驚愕ですらある。
但しそれは一ノ倉沢などの岩壁の登攀からの滑落が大半である。
もっと言えば昭和のアルパインクライミングブームの中での事故が圧倒している。
僕はクライマーでは無いし、一ノ倉沢をリードで攀じる行為を想像すらしたことは無い。
ただ大好きな小説の一場面に自分を投影するが為にこの地を訪れたかったのかもしれない。
そんなチャンスを作ってくれたタカちゃん&ミユキちゃん夫婦には深く感謝します。
東京都内にあるタカちゃん宅で前泊させてもらい、早朝に出発し関越自動車道を北上する。
FJクルーザーのラグジュアリーな後部座席で寛がさせていただきましたよ〜♫
三連休の中日だが初日が天候悪かった分この日は関越自動車道は渋滞頻発だった。
午前10時過ぎになんとか土合駅に到着した。
しかし駐車場渋滞がとんでもなく酷く遅々として進まない。
5分で判断して土合駅手前にある谷川岳ドライブインに停めさせてもらった。
ドライブイン従業員の「帰りに土産を買ってくれたらいいからね」の一言が嬉しかった♬
ドライブインからドナドナと舗装路を歩き慰霊碑やロープウェイ駅を通り過ぎ、
谷川岳登山指導センターで入山届を提出。
西黒尾根登山口をスタートしたのは午前11時を回っていたよ〜(笑
田尻尾根〜天神尾根ルートも考えたが人の多さはハンパないだろう・・・
まだ多少はマシそうな西黒尾根をチョイスした。
当初は中芝新道から登ろうと考えていた。
谷川岳肩ノ小屋に電話して聞いたみたら、崩落が激しく初めてなら使うなと助言された。
僕はアルパインルートでもないのに一部崩落くらい問題ないと返事したら、
小屋番はそれなら来ないでくれ。と厳しい一言。
僕とkumiちょだけの山行なら100%ブチ切れてキャンセルしていただろう(笑
ウルトラ下品な関西弁で激しくまくし立てて電話を切ってThe Endだっただろう(汗
タカちゃん&ミユキちゃんの顔が脳裏に浮かび僕は紳士に変身することにした(爆
標高を上げると谷川岳ロープウェイの天神平駅が目視出来た。
樹林帯を抜けると群馬の深い深い谷川連峰がパノラマで迎えてくれた。
僕もタカちゃんも一眼レフで撮影しながらハイクアップするので
遅々として進まない(笑
ラクダのコブの手前から鎖場が何度も現れる。
谷川岳も紅葉・黄葉が始まり美しく華やかの日本の伝統色が癒してくれる。
西黒尾根をナメていたわけではないのだが想像よりはパンチが効いていた事実(滝汗
標高1500m近くまで登れば谷川岳のトマノ耳〜オキノ耳方面の稜線が目視できる。
そこから北側を振り返れば谷川岳に勝るとも劣らない
朝日岳の大きな山塊が横たわっている。
近い将来、馬蹄形ルートでぐるっと縦走してみたい素晴らしいルートなんだ♬
ロープウェイ駅から歩いてこられる天神尾根よりはマシなのだろうが、
日帰り入山者とのすれ違い渋滞に時間がかかる・・・
岩場や鎖場が多く登山道も狭いので仕方がないのだが・・・
さすが谷川岳! 入山者が多いわ〜(泣
ピークは2000mに満たない山域だが岩稜帯は北アルプスと遜色ない雰囲気だ。
登山口から谷川岳肩ノ小屋まで標準CTで4時間ほど。
午前11時入山でも午後3時過ぎにはゴールできるだろうと目論んでいた。
ところがどっこい!
撮影などによる牛歩ペースと、すれ違い渋滞でかなりのペースダウンになっていた。
午後4時にだって小屋に到着できないかもしれない・・・
午後3時に小屋に電話するも小屋の携帯電話は留守電状態だった・・・
その後、午後4時前に小屋からの着信があったのだが今度は僕が気付かなかった(汗
久しぶりの小屋泊まりでの遅刻は、かなり焦りを感じる・・・
折り返し電話するもまたもや留守電・・・
午後5時前・・・辺りはガスが湧いてきて風景を隠してゆく・・・
小屋の屋根が目視できた時には大いに安堵したよ〜(汗
小屋番に言い訳しながらチェックインする午後5時・・・
満員御礼の小屋で猫の額のスペースに案内され180cm×50cmの持参したマットをひく。
幅2m50cmのスペースに5人が寝るという窮屈感はハンパない・・・
僕たちはそんなこともお構いなしで小屋で購入したビールで乾杯の儀を粛々と行う(嬉々
自炊室でタレに漬け込んで歩荷したオーバー400gの肉をガンガン焼いてゆく♬
タカちゃんが歩荷したチキンライスもジュージュー焼いてゆく♬
酒は歩荷した焼酎からワインからバーボンまで有り余るボリュームが素敵だった(笑
タカちゃんが歩荷した有名店のデニッシュはシットリ激ウマだったな〜♬
谷川岳肩ノ小屋にテン場があれば問答無用でテン泊なのだが無いものは仕方ない。
臨機応変に久しぶりの小屋泊を楽しむのも悪く無い♬
素泊まり小屋泊のメンバーは自炊室で仲良くドンチャンするのですよ♬
関西勢は僕とkumiちょだけだけど、東京や長野や新潟などの入山者との宴は楽しいね!
今宵も三脚片手に星空撮影を楽しみにしていたが、月光が明るすぎたよ・・・
早々に退散して部屋で消灯時間以降も酒飲んでいたら・・・
小屋番に怒られて就寝する僕とタカちゃんであった(笑
翌朝のトマノ耳とオキノ耳は素晴らしい風景を体験させてくれた♬
でもね・・・小屋泊のイビキ合戦はかなりのボリュームだったようだ・・・(笑
かっちゃん
返信削除初の関東遠征お疲れさまでしたー(^-^)/
かっちゃんから提案されなければ行かなかったであろう谷川岳はとても楽しく登れましたー(^-^)v
あとから知ったのですが、西黒尾根って日本三大急登の一つだったのですね(^^;
また、どこかの山域でジョインしましょうねー(^o^)/~~
かっちゃん、kumiちゃん
返信削除お疲れ様でした。
小屋番さんと喧嘩してキャンセルしなくて良かったですね。
何時も賑やかな宴、楽しそうですね!!
小屋泊は色んな方の鼾や動く音が凄いんですよね!!
みんな寝れるのかしら???
takaちゃん
返信削除日本三大急登って黒戸尾根、早月尾根、合戦尾根やと勝手に思ってたわ〜(笑
西黒尾根!どうりでパンチ効いててしんどいはずだよね〜(滝汗
でもめっちゃ楽しい関東遠征三日間やったわ!
タカちゃん&ミユキちゃんのホスピタリティには感謝感激です!
次回の谷川岳は馬蹄形縦走か?万太郎山コースか?楽しみやねー
とりあえずは年末の赤岳でジョインかな?
ミユキちゃんはストック購入したのかな?
kakaちゃん
返信削除いやほんまに、タカちゃん達とジョイン山行やなかったら谷川岳は未踏のままやったと思うわ〜(笑
やっぱ正直テント泊の方が気が楽だよね〜♬
僕もイビキをかくから人のことは言えないのだけど、小屋泊って色んな音が多すぎて気になって仕方ないよね〜(汗
小屋泊に慣れた人は耳栓必須アイテムらしいです!
katsuさん、お疲れ様でした。
返信削除クサリ満載の楽しそうな尾根コースだったみたいですね。
普通の山小屋に泊まったことないですが、満員の時は気を使いそう!!
自分のイビキが気になって寝つけない小心者です(#^_^#)。
ten2843さん
返信削除予想以上にクサリ場や岩場が多くて楽しめましたよ♬
ただ人の多さは天下一品ですね(笑
僕も久しぶりの小屋泊だったのですが酔っ払えば狭さも関係なしです(笑
僕も含めてイビキをかくオヤジは多かったです。
なので図太く寝たもん勝ちですね〜