20171008 sun - 09 mon 「谷川岳・トマノ耳&オキノ耳」下山日
久しぶりの小屋泊の朝を迎えた。しかも避難小屋ではなく有人小屋である。
当然ながら夜明け前から多様の音が安眠を邪魔してくれる。
それもありきでの小屋泊が大前提なのだが、神経質な者にはやはり辛い時間なのだ。
だが僕も若い時に比べれば図太くたくましい精神構造になったのだと感じる。
逆に僕が音源(イビキ等)なっていることも考慮し相殺的な発想が生まれるのだろう。
そして何より今も昔も一番に飛び出してご来光を!って発想が微塵もないんだよ。
その辺りは多分、タカちゃんもミユキちゃんもkumiちょも近い感性なのだろう。
小屋泊の中で僕たち4名は最も遅い朝食をとりまったりと出発したのだから(笑
今日は天神尾根で下山するだけ。高所での非日常を十分満喫して心に刻むのだよ♬
それにしてもどうだ!この閑散とした朝の小屋内の風景は!(笑
午前5時半にはほとんどの小屋泊客が旅立っていたようだ・・・
僕たちは朝食の前にトマノ耳&オキノ耳までピストンすることにした。
一ノ倉岳までピストンしようという案は誰からも出なかった(笑
午前6時。小屋の外に喧騒はすでになかった。
南側は地平線まで美しい雲の海が広がっている。
西側に一直線に伸びる稜線は万太郎山へ続く。
なんとも魅力的で美しくたおやかな尾根である。
朝日岳を踏む馬蹄形ルートの縦走も素晴らしいが、
万太郎山への縦走も捨てがたい。
うむむ・・・遠い遠い谷川岳には今後も複数回来なければいけない。
想像以上に素敵な稜線が繋がっているのだ。
昇る朝陽は暖かい。
冬が近づく凛とした空気の中で柔らかな時間を享受する。
トマの耳もオキの耳も小屋からはすぐである。
カメラ片手に空身でピストンする。
朝陽を浴びた谷川岳の東斜面は燃えるような紅を演出する。
その向こうの北側の斜面には雲海がまるで生き物のように盛り上がってくる。
誰もいない頂でしばし佇む幸せな時間。
あと数時間もすれば非日常とは言えない喧騒に包まれるのだろう。
とても表現が難しいのだが、柔らかな時間が流れているように感じるんだ。
多分、肌を刺すような風がほぼ無かったことも要因だと思う。
確かに気温は季節的にそれなりに下がってきているのだが、
空気感がホント柔らかいんだよ♬
太陽っていつも思うのだけど、力強くて優しい存在なんだよね♬
真横から降り注ぐ黄金色の光線を全身に浴びる至福の時間。
kumiちょは・・・きっと天空の誰かと交信しているのだろう(笑
トマの耳からオキの耳まで徒歩10分ほど。
振り返った風景も美しい♬
こちらのピークにもすでに誰もいない。
ほんの少し惰眠を貪った僕たちは静かな静かな時間を手に入れた♬
振り返ったトマの耳に人が立っている。
目と鼻の先の双耳峰。積雪期に入山してみたい稜線が連なる。
一ノ倉岳が雲に隠れたり顔を出したり・・・
一の倉沢のスラブ・・・一度は見てみたいなぁ・・・
絶対に攀じらないけど・・・
あぁ・・・でも・・・この稜線は北へ向かって歩いてみたいなぁ・・・
僕たちが小屋に戻ると朝の掃除がすでに始まっていた(汗
ならば外のベンチで朝食を楽しもう♬
トムラウシ縦走で食べるはずだったモンベル飯・・・まだまだ在庫あり(笑
僕たち4名が谷川岳肩ノ小屋に宿泊した中で最終の出発だと思う(笑
久しぶりにゆったりまったりな朝食を満喫して小屋を後にした。
午前7時半。後ろ髪を引かれながらも・・・
柔らかな時間と優しい空間に踵を返して下山することにした。
僕たちは雲の海に向けて天神尾根をぐんぐん標高を下げてゆく。
朝一番のロープウェイで上がってきた日帰りハイカー達ともうすれ違う(笑
天狗の溜まり場でしばしのレストタイム。
雲海をバックに静かに佇むタカちゃん・・・シルエットは屈強な登山家だよ(笑
もうねぇ、この辺りから日帰りハイカー達とのすれ違い渋滞がハンパない!
5〜10名ならカワイイもの。20〜30名の集団と何度もすれ違う。
登り優先。下りの僕たちはすれ違い渋滞に閉口した・・・
熊穴沢避難小屋まで必死のパッチで降りてきた。
すれ違い渋滞でここまで待たされたのは、ほぼほぼ記憶に無い・・・
ある意味・・・谷川岳・・・恐るべし・・・(笑
当初は時間もあるし田尻尾根で下山する予定だった。
だが濡れ落ち葉で急勾配のずるずるなルートはスリッピーで楽しくない。
よってサクッと予定変更して文明の利器で下山することにした(笑
そうと決まれば乾杯の儀を粛々と執りおこなうのですよ(笑
ドライバーのタカちゃんはアイスコーヒー。
僕とミユキちゃんは当然のように生ビールでしょ〜♬
kumiちょはソフトクリーム。
タカちゃんの撮影機材はフルサイズの一眼レフとコンデジとGo-Pro。
そりゃ重いよ・・・(笑
ミユキちゃんはストックの利便性をおおいに理解してくれたようだ♬
少しでも楽に歩けることは更に楽しみを見つけることになるんだよ。
谷川岳ベースプラザ・・・下界はまだまだ暑かったよ・・・
谷川岳はまた来ようと思う。
大阪からはかなり遠い山域だけど、東京にベースキャンプもできたしね♬
関越自動車道を快適に運んでくれる後部座席も見つけたしね♬
タカちゃん&ミユキちゃんよろしくね(笑
帰りに800名以上の命を奪った谷川岳の慰霊碑に黙祷する。
昭和初期から谷川岳で亡くなられて方の名前が果てしなく刻まれている。
山やとして簡単にスルーできる場所ではない。
逆にここに立ち寄れたことが感慨深いとさえ思う。
温泉で汗を流して遅い昼食は舞茸の天ぷらとざる蕎麦♬
普段ならトンカツ定食や鳥の唐揚げ定食に走りがちだが・・・
たまには蕎麦もいいよねぇ♬ 舞茸も美味かったなぁ♬
帰りは大渋滞の関越自動車道を走り、東京駅まで送っていただきました。
タカちゃん&ミユキちゃん、ほんまにほんまにありがとうございました♬
次回、大阪遠征できる時があれば六甲でも大峰でもガッツリ案内しますね!
そして今回の遠征は心より感謝です。
返信削除関東進出(*'∇')/゚・:*【祝】*:・゚\('∇'*)ございます。
谷川岳?
よく聞くけど、どこ???
って感じで地理感がないお山でした。
でも東京から近く(100分?)?て
ロープウェイでサクッと登って、オキノ耳まで行って、日帰りで楽しめる山なんですね。
これからは、関東の山へ通い、いろいろご紹介お願います(#^_^#)。
かっちゃん、kumiちゃん
返信削除おはようございます♪
谷川岳って、facebookでもよく目にしますが素敵なお山ですね。
そんなに神経質では無いんですが、小屋泊の寝る時のごそごそガヤガヤ、途中のお手洗いに起きる時の音とか気になって寝れないんですよね(^^;;
小屋によって個室で全く音がしなければ寝れるんですけどね。
いびきは何時も聞いてるので平気なんですけどね(^^;;
谷川岳行ってみたいですが、遠いですよね。
かっちゃんのblogで楽しむだけになりそうなお山だわ!!
かっちゃんさん、こんにちは!
返信削除いや~素晴らしい眺めですね!
紅葉もきれいだし遠くても行った甲斐があったでしょう。(^^;
上越国境の山々って豪雪地帯なだけに森林限界が低くて展望がいいんですよね。
僕も大好きな山域で、ここからだとなんとか車で日帰りできます。
2年前の秋に対面の白毛門と笠ヶ岳に行きましたが、一ノ倉沢&幽ノ沢の岩壁群が圧巻でした!
谷川岳に最後に行ったのは3年前の3月で、肩の小屋はバッキバキに凍ってました。(^^;
馬蹄形は僕もいつかやらなければと思ってるし、西へ縦走するなら仙ノ倉山~平標山まで行っちゃいましょうよ!
かっちゃん
返信削除まいどです~(^-^)/
天神尾根は日帰り登山者でかなりの渋滞でしたね(^^;
夏の富士山ほどではないですが、僕が経験した渋滞では槍ヶ岳に行った時に匹敵します~(笑)
往復の高速も含めて渋滞から逃れられない山行でしたが、7年の時間を経て実現した無雪期のジョインはとても充実してました(^-^)v
また、ジョインしましょうね(^o^)/~~
えれぇこった2号さん、totoさんと民宿takaの屋をご利用いただければ谷川岳も入山可能ですよ~
いつでも歓迎します~(^-^)/
ten2843さん
返信削除北アルプスより北側の山は初めて入山しましたよ(笑
ロープウェイでサクッと日帰りハイカーは多いですね!
その代わり半端ないすれ違い渋滞で閉口します・・・
来年もまた関東の山を紹介できるように精進します(笑
kakaちゃん
返信削除谷川岳は3000m級には程遠い標高ですが深い山域です。
また来たいなぁと感じた山でした♬
やはりできることならテント泊が良いですね。
小屋泊はやはりあれこれ気を使って疲れますね・・・
僕もイビキをかくので逆に周りに申し訳なく思います(笑
チャンスがあれば谷川岳もチャレンジしてね〜♬
mont-dendenさん
返信削除谷川岳のことはかなりお詳しいようですね!
おっしゃるように白毛門や笠ケ岳も魅力的ですし、
仙ノ倉山~平標山までの縦走路も楽しそうですね♬
それに僕も積雪期に入山してみたいと思うのですよ!
豪雪地帯イコール森林限界が低いってのも条件良しですね(笑
馬蹄形も含めて複数回、帰って来たい山になりましたよ♬
takaちゃん
返信削除お疲れちゃんで〜す♬
天神尾根の日帰りハイカー渋滞はハンパなかったね〜(汗
剱岳のカニのタテヨコ渋滞も気絶しそうになったことあるよ(笑
関東の山域は渋滞覚悟やね〜
それでもようやく無雪期ジョインがかなって嬉しかったよ♬
次回は恒例の年末の赤岳入山やね〜
来年のジョインも楽しみにしてるね!
kakaちゃん&totoちゃんも民泊taka屋を利用すれば楽チンだよね♬