Private Exhibition

20160608 wed　「ガラスの器〜梅雨の晴間〜」

kumiちょの個展がいよいよ本日から開催します。
以前にインフォした通り場所は大丸京都店です。
会期は6月8日（水）〜21日（火）までの2週間です。

6階の美術工芸品売場の一角にて静かに展示販売しています。
11日12日と18日19日の週末はkumiちょが在廊しております。
週末以外の平日はkumiちょ不在ですが大丸スタッフが対応します。

今期の新作も多数展示し、箸置きからお皿まで総出展数は100以上。
昨夜は行商人の如くデカザックにガラス作品詰め込んで車で搬入してました。
大丸で個展をする喜びとプレッシャーは計り知れないものでしょう。

kumiちょは会社員です。
アーティストとしてのガラス作品制作は平日の夜と休日のみです。
睡眠時間を削ってでも必死のパッチでガラスと向き合ってました。

全てのガラスは大きな一枚ものから切り出します。
設計図のサイズが決まればワンピースづつ、ガラスカッターで切り出します。
配色（色の組み合わせ）は、いつも楽しくて苦しみます（笑
職業柄、僕も時々アドバイスはします。

設計図の上に切り出したガラスをレイアウトしバランスを確認します。
配色が決まれば電気炉でガラスのピースを繋ぎ合わせます。
その後、型に入れ器状になるように角度が付くまで電気炉で溶かします。

電気炉で溶かす時間も難しく微妙です。もちろん失敗も多々あります。
焼き上がったガラス皿にもう一枚ガラスをコーティングして再び炉に入れます。
複数回、電気炉に入れて作品は完成します。

一枚のガラス皿が完成するまでの行程は多岐に及びます。
kumiちょのガラス皿は決して安くはありません。
でも全てが一点モノの作品には多くの労力と愛情が注ぎ込まれています。

お時間のある方はどうか手に取ってみてください。
ガラスの柔らかさや温もりを再確認できますよ。
それに透過光の妙も楽しめるのです。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。