Party de Party

20111008sat〜10mon　立山物見遊山・宴会初日

黒部渓谷の下ノ廊下は十字峡上流で大規模崩落。
ヤマボン大ちゃんからのホットラインで知ったのが大阪を発つ13時間前。
宴会物見遊山の候補地を互いに考えながら決定したのが立山。

室堂からはガッツリもまったりもコース選択の自由度が大きい。
北アルプスで燃える紅葉を楽しみに入山する筈だった・・・
無い知恵を絞ると時に突き抜ける事がある。紅葉！→→→今期初冠雪？（笑

夜明け前の気温がテントも凍る氷点下8℃・・・しっかり冬山〜
登攀の伴う冒険も長期縦走も好き。頑張らない宴会登山も大好き。
気心の知れた仲間と大人の時間を過ごす山遊びは素敵な休日。

快晴の連休。立山駅からのケーブルカーも美女平からの高原バスも超満員（汗
観光客が大半を占め、登山者は意外に少ない。
みんなどこが紅葉しているかリサーチしてるよね・・・普通は（笑

室堂からは観光客の群れをかきわけながらミクリガ池をハイキング。
ミクリガ池の向こうに鎮座する立山連峰の雄姿にしばし見とれる。
僅かな微風が池を鏡面にはしてくれなかった。それでも麗しき風景に心揺れる。

毒吐き男が有毒ガスにアテンション（笑

六甲の地獄谷とは大違い。こちらはホンマモンの地獄谷。
鼻を突く硫黄の刺激臭が辺に立ちこめ呼吸も苦しいデッドゾーン。

さあ！　見えてきました。今宵のお宿。
立山登山の拠点。雷鳥沢テン場もやはりテントの花は少ない。
それに引きかえこの連休、涸沢は記録的なテント数だったらしい。

今でも大混雑の涸沢ではなく雷鳥沢で良かったと思う。
基本、人ごみは嫌い。ましてや山の中でも周りに気を使う行為が疲れてしまう。
非日常に何を求めて入山するのか？　静寂は譲り難い大きなポイントだと考える。

持参の麦酒を大地で冷やす。雪の季節はもうそこまで来ている。
素敵な楽しみが沢山待ち構えている冬がやってくる。
今年もあの雪山で遊ぼう。今年はあの雪山で遊ぼう。そう、尽きぬは欲望（笑

四人で今宵の我家を設営する。小屋から少し離れた静かな一等地を確保。
神無月の立山三山に囲まれて心地良い時間を過ごせる至福の旅。
さあ、大人の時間を楽しもうじゃないか♪

やっぱ速攻で乾杯でしょ！（笑

ファストパッキングやULとは無縁のスタイルで入山。
酒も肴も食料も無尽蔵に出てくるコンフォータブルな感覚が素敵なバックパック。
僕のグレゴリー・バルトロは厳冬期並みのサイズと重量になっていた（笑

さあ！　肉だ！　肉！　氷点下では肉を焼いて暖まろう。
大ちゃんが名古屋の、うみゃー肉を大量に仕入れてきてくれた。
カロリーオフとは無縁の居酒屋「まいど！雷鳥沢」の開店となった。

さあ！　焼いて！　焼いて！　もっと焼いて〜！
肉も脂も旨いから仕方が無い。 標高2300mでの煙も炎も下界のそれとは訳が違う。
今回のコンセプト通りの進行具合に四人の頬は緩みっぱなし♪

新鮮生野菜と切り干し大根や胡麻に塩昆布をあえたサラダがほっとする美味さ。
撮影を忘れたがJALのオニオンコンソメスープもかなりのお勧め♪
伊達ではないJALの冠。その味は文句無しのファーストクラス。

もちろん北欧産アンチョビーも美味い！

飯盒も美味い。それにホルモンを煮込んでコラボすれば、
夢のホルモン丼の完成。　あぁ、幸せすぎる宴が続く。

この日の写真はこれが最後。
居酒屋「まいど！雷鳥沢」の店長は接客も忘れ飲み過ぎたようだ。
まあ、はなっから接客する意思があったのかさえ疑問だが・・・（汗
そしてオヤジ二人は今宵も標高ではないメートルを急ピッチで上げることになる。
それは8000mのデスゾーンに達する勢いでナンガ・バルバットのサミットプッシュくらいは
サクッと済ませる無酸素単独登攀ぶりだったようだ・・・。

いつ壊れ、いつ睡魔に抱かれたのか記憶があるはずもない。
独り宴会は夢の中でも続き、同宿者に大いに迷惑をかけるいつも通りっぷりも健在（笑
さて、明日は何所まで登るのか？　いや、登れるのか？