cloud nine: May your days be happy 2019 / Latter half

20181231 mon - 20190102 wed　北八ヶ岳・中日＆下山日

氷点下の夜。無雪期と違ってテン場で遅くまで騒ぐ酔狂者はいない。
僕達も比較的早い時間に眠りについた。しかし眠りは浅かった・・・
テント内も当然氷点下なのだが寝汗をかいて身体が熱いのだ・・・

寝具はEXPEDのダウンマットにナンガ1000（800フィルパワー）である。
熱くてダウンパンツを脱いで下半身はパタゴニアのR1タイツのみ。
ダウンブーティーは真っ先に脱いでいる。
上もパタゴニアのフィッツロイダウンフーディー（800フィルパワー）を脱いだ。
なのでファイントラックの網シャツとパタゴニアR1とR3のみである・・・

それでもシュラフのジップを開けたり締めたりを繰り返した・・・
横で寝ているKUMIちょは顔部のドローコードを引っぱって目と鼻しか出ていない。
この夜の僕はまるで体温調整ができていないようだ・・・
八甲田山・死の雪中行軍も楽にクリアできそうな気分だったよ（笑
いわゆる・・・あれ？・・・更年期障害だろうか？・・・

夜が明けた！　元旦である。　2019年がやって来た。
明けましておめでとうございます。　今年も宜しくお願いします。
テント内でkumiちょと二人。挨拶を交わす。

大晦日に青苔荘の小屋番に言われた一言。
「元旦は暗いうちから登ってニュウでご来光を見てこいよ！」と・・・

kumiちょは行きたそうな顔をしていたが、
僕はまったくもって初日の出には興味が無い！
惰眠を貪りながら外が明るくなってからシュラフから這い出す至福の山の朝！

アニマルトレースはそこかしこに発見できる。
ウサギやテンだろうか？　それともゴブリン？　（笑

朝食の熱いスープが美味しい！　身体も温まるよ♫
ゆったりまったりな元旦。おせちはないけどね・・・
アタックザックに必要なモノを詰め込んで8時半頃にテントを出発する。

白駒荘の近くを通り白駒湿原を横目に見ながらハイクアップ。
南八ヶ岳と違って危険箇所ゼロの北八ヶ岳。kumiちょはご機嫌さんだ（笑

標識には「にゅう」であったり「ニュウ」であったり「にう」であったり・・・
そういえば「乳」もあったような（笑

青苔荘テン場から稜線までのハイクアップは1時間半ほど。
北斜面の樹林帯でまったく陽は当たらない！
なので寒い！寒い！

稜線に出たら南から東側の景色がドーン！と広がる！
南側を見れば東天狗岳の向こうに赤岳が鎮座している。

そして少し東側に目を向ければ芙蓉峰（富士山）が目視できた！
うむ。元日早々なんだか幸せな気分になれたよ♫

稜線から岩場を5分も登れば「ニュウ」に到着！
ドピーカンな元日のパノラマを堪能する♫

稜線まで戻り振り返った「にゅう」のピーク。

南八ヶ岳と違って北八ヶ岳の入山者は圧倒的に女子率が高い！
女子だけのパーティーにも多く出合った。

展望台までゆる〜い登りを楽しむ♬

稜線でも風は少なく、とてもお気楽な感覚で縦走できる幸せ♬

展望台では流石にそこそこ風が強かったが、それでも空の紺碧が美しすぎたよ！

その後はユルい下りを高見石小屋まで下り、高見石小屋はスルーして
白駒荘で遅いランチをいただこうとしたのだが・・・

元旦なので人気の小屋は超絶忙しいようでランチタイムは休止であった（号泣！

仕方がないのでテントに戻って湯を沸かしてラーメンランチにした。
悪いけど青苔荘でランチを注文する気にはなれない・・・

積雪の無い凍結した白駒池を散歩する夕刻。

数名のパーティーが氷上で穏やかな元日を楽しんおられました♬

晩飯は少しだけ豪華にローストビーフです！
湯煎して温めて氷点下でも美味しくいただきます♬

肉のドリップを警戒しながら慎重にカットするkumiちょ。

夜間には天候が崩れ一晩中小雪が舞っていた。朝起きて外に出たらテントは真っ白！
しっかりと雪を払ってからテントを撮影してしまった（大失敗！
昨夜は辛うじて寝汗で起きることもなく熟睡できた。

起床後にkumiちょが青苔荘のトイレに行った時に洗面所で女性に声をかけられた。
すぐ近くでテントを張っていた3人組のパーティーの中の女性であった。

「いつもブログ見てますよ〜」と、kumiちょに声をかけていただいたようだ♬
ありがたや〜！ということでステッカーを速攻でプレゼントさせていただきました（笑