2015/08/18
Cool animation from 70's
2015 Summer 兵庫県立美術館・天野喜孝展
僕が生まれて初めてアートを感じたのは大阪万博の太陽の塔。
そう、言わずと知れた芸術は爆発だ!の岡本太郎だ。
子供ながらにわけ分からずともスゲー!と感じた。
だがもっと短かなところでクリエイティブワークに触れたのは、
近代アニメーションの先駆者だった天野喜孝だ。
70年代の前半、僕は小学生だった。
テレビが白黒からカラーに以降していった時代だ。
kumiちょがまだ生まれる少し手前の時代だ。
みなしごハッチ、新造人間キャシャーン、科学忍者隊ガッチャマン。
2歳年下の弟と心ときめかせながらテレビ画面に食いついていた。
バアちゃんの初七日がらみであれこれバタバタして夏休みは終わってしまった・・・
親戚や親兄弟のOMOTENASHIをしていると時間はいくらあっても足りない・・・
僅かに空いた時間でkumiちょと兵庫県立美術館へ車を走らせた。
天野喜孝はかなり年上のジジイだと勝手に想像していた。
実年齢を聞いて驚いた。僕より10歳年上なだけだった!
リーフレットのプロファイルを見てさらにビックリ!
天野喜孝はなんと15歳からタツノコプロで働いていたそうな。
なので彼が二十歳くらいの時にはハッチやガッチャマン等を手がけていたことになる。
二十代前半の若造が、キャシャーンを創造するなど凄いポテンシャルだよね!
ヤッターマンで二十五歳・・・素直に敬服するわ〜
そう言えば小学生の頃はガッチャマンごっこがムーブメントだった。
ガッチャマンかコンドルのジョー役の取り合いだった(笑
みみずくの竜役は一番の不人気だった(爆
石ノ森章太郎のゴレンジャーとともに、
ガッチャマンって戦隊モノのはしりなんだよねぇ。
美術館では当時のセル画も多数展示されていた。
純粋な絵画と違ってセル画ってなんだかワクワクするんだよね〜
今のCGにはないアナログ感がなんともいい雰囲気なんだ。
アンディ・ウォーホールがモンローをモチーフにしたポップアートに憧れたそうだ。
ドロンジョは自分にとってのモンローなのだと解説されていた。
確かにこのシルクはウォーホールをリスペクトしてるよね。
ドロンジョ様・・・カワユス♥
30歳でタツノコプロから独立。
小説の表紙や挿画を手掛けるイラストレーターとして活動を始めた。
翌年には菊池秀行の『吸血鬼(ヴァンパイア)ハンター“D”』の挿絵を描き、
未完の世界最長小説、栗本薫の長編シリーズ『グイン・サーガ』の挿絵を描き続けた。
西洋の古典を深く学んだ天野の作品は伝統を丁寧に描写しながらも、
独自の幻想的な世界を繰り広げている。
天野喜孝はムンクやクリムトにも多大な影響を受けたという。
飛天シリーズ等の作品を観てたら確かになぁと思うところは多々ある。
神話と半神半獣、鮮やかで豪華な装飾の色彩。
王道の題材を天野なりに解釈し、天野だから表現できる世界観が溢れている。
天野が世界の天野喜孝になったのはなんといってもファイナルファンタジーだろう。
テレビゲームのキャラクターとして他に類を見ない美的センスを提供した。
四半世紀以上の時を重ね天野独自のイマジネーションが世界を席巻したのだ。
天野喜孝展も当然の如く撮影禁止なのだが、それは過去の作品のみだ。
今後、展開してゆく新機軸の作品コーナーでは撮影オッケーになっていた。
最新作が並ぶ最後のゾーンは天野喜孝が構想した神話の物語なのだ。
ファイナルファンタジーでおなじみのモンスター達が混沌の中から現れる。
キャンディーガールズシリーズは108体のアンドロイド達という設定。
108と言えば誰しも大好きな煩悩の数だ(笑
70sの天野ワールドな影響が見受けられる。三つ子の魂百までもだな。
だが技法がおもしろい。画面がツヤツヤピカピカなのだ。
通常のアクリル絵の具だけではなく、
アルミパネルに自動車用塗料を用いたりされている。
ハデ!だがとても効果的な描写方法だと感じた。
天野喜孝らしい新しい表現法なのだろう。
メタリックなギラギラ感は自動車用塗料の恩恵だろう。
兵庫県立美術館の海側に、ちょっと前までこんなオブジェ無かったのだが、
今年の6月に現代美術家ヤノベケンジ氏の作品「Sun Sister」を設置したそうだ。
ミュージアムロードのシンボルオブジェとして彼女は今後も活躍を期待されているのだろう。
ちなみに愛称募集中だそうだ・・・
灼熱のお盆の太陽の下・・・kumiちょは同じポーズでパチリッ!
デビューまだ二ヶ月足らずのSun Sisterちゃん♫
パンツ見えてるや〜んと、あっちゃこっちゃのファミリーから聞こえていましたとさ(笑
天野喜孝を十分堪能して帰る駐車場へのコンクリート打ちっぱなしの螺旋階段。
お洒落なコンクリート打ちっぱなしと言えば・・・そうそう!
兵庫県立美術館は安藤忠雄大先生デザインだよね〜♫
Category:
miscellaneous notes,
Museum
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天野喜孝といえば、
返信削除ゲームのFFとか吸血鬼ハンターD、グイン・サーガのイメージしかなかったけど
キャシャーンとかポリマーとかヤッターマンもそうやったんや!知らんかった〜。
そういえばガキの頃、ガッチャマンのヘルメット持ってたな〜(笑)
アニキとふたりでヘルってる写真がどっかにあったと思う。
最後の方に写ってるド派手なタブロー、色キチとしてはめちゃソソられるわ〜(笑)
美術館のHPのぞいたら、舟越桂の特別展もやってるやん。
そっちは見いひんかったん?
daiちゃん
返信削除そやねん!
大人達はFFとか吸血鬼ハンターD、グイン・サーガのイメージやねん。
ガッチャマンごっこは天野喜孝のお陰やったん知らん大人が多いねん。
daiちゃんも、ごっこやってた派やな〜(笑
最後のタブローはほんまキラッキラッした目が痛なる色彩やったわ♫
舟越桂・・・そやねん・・・かなりそそられててんけど・・・
バタバタで時間が無かってん(泣
どうせ金出して観るんやったら、ゆっくり観たいやん。
サクッと観るのんがもったいなく感じる大阪人やねん(笑
kumiちょ・・・
返信削除スカートも同じようにしてほしかった(/ω\)
好人ちゃん
返信削除了解です♬
アルミフォイルで銀スカと銀パン制作して、
kumiちょにコスプレさせます(笑
(~_~;)
返信削除うぅ~ん
美術的知識もセンスも無い僕には..........
みなしごハッチ、新造人間キャシャーン、科学忍者隊ガッチャマン
これらはよくよく楽しませてもらったからよく覚えてるけど..........
その他はよくわからん~(~_~;)
hiroちゃん
返信削除hiroちゃんもガッチャマンごっこやった世代やろ〜(笑
誰しも得手不得手があるもんね!
特にアート系は好き嫌いが極端やからねぇ・・・
それでもテレビゲームのファイナルファンタジーとかやらへんかった?
いや! hiroちゃんはヒャクパーアウトドア派やから興味ゼロかなぁ(笑