2014/11/20
Leaf peeping season
20141108 sat 「静かな晩秋の蘇武岳を愉しむ」
以前から一度登ってみたいと思っていた兵庫県の蘇武岳。
登山家・加藤文太郎や冒険家・ 植村直己が愛した故郷の山。
久しぶりに入山する山は氷ノ山の北東に位置する蘇武岳。
蘇武岳といえば万場側からの登山ルートが一般的なのだが、
歩いてみたかったルートは村岡ファームガーデンからの大糠ルートなのだ。
去年、蘇武岳ファンクラブなる団体が大糠ルートを整備してくださった。
木階段も石階段も無い土と落ち葉のコースは絶妙に歩き易い。
もちろん梯子も鎖場も無い。リハビリにはうってつけの登山道(笑
登りと下りでルートを変えれるので景色(紅葉)の変化も楽しめる。
道の駅・村岡ファームガーデンに駐車してスタート。
蘇武岳・大糠ルートの登山口は道の駅が裏側すぐにある。
蘇武岳ファンクラブの方々が設置された親切丁寧な看板が登山口にある。
一合目から九合目・頂上まで必ず標識があり分岐にも必ず新しい看板がある。
ルートロストしようのない優しいハイキングコース。
急登なども一切無くゆったりまったりなハイクアップを楽しむ♫
樹林帯は落ち葉のフカフカトレール♫
緩やかな傾斜を楽しみながら久しぶりの山を味わう♫
岩場も無くシングルトラックが多く、トレランにも最適なルートだと思う。
降雪後も明瞭だと思われるルートはスノーシューイングにも適しているだろう。
七合目まで登って来ると展望が広がる。
尾根の向こうに香美町の町並みが広がる。
日本全国の山で馬の背という尾根の名前は多い。
たぶん、ユルさトップ3に入る馬の背だろう(笑
馬の背を過ぎた辺りに広がる紅葉・黄葉が美しかった。
快晴ならそのコントラストは更にますだろう。
大糠・寺河内の分岐がある八合目を過ぎれば立派な四阿が表れる。
四阿からは氷ノ山、鉢伏山、ちょこっと飛び出した陣鉢山から扇ノ山まで
兵庫から鳥取の山の展望が広がる。
九合目を過ぎればすぐに頂上が見えてくる。
登山口から標高差800mのユルいハイクアップ(笑
蘇武岳1074m。静かなピークに佇む。
ここまで登山者3名にしか出会わなかった。
静かすぎるにも程がある!マイナールートのようだ(笑
ピークの東側・万場登山口方面は神鍋から豊岡方面が見渡せる。
雲海の名残が薄らと・・・
老犬1号。久しぶりの山頂ピースポーズ(笑
360度パノラマな山頂でしばし佇み低山の紅葉を記憶に刻む。
山頂から万場側へ下りる登山道。あちら側はいきなり木階段なのね。
トレランなら万場まで下山して戻って来るピストンルートをサクッと楽しめるだろうね♫
依存症な老犬がまさかのビール忘れをやっちまった・・・
震えとか目眩とか動揺とか・・・メニメニ寂しかったあるよ(笑
仕方ないので担々麺あげといたあるよ・・・
昼飯食ったらサクサク下山♫
登って来た大糠ルートの尾根を振り返る。
紅葉に癒される。
土俵場なる地名が気になった。
由来は分からず。
この時期、東の高尾山や西の六甲山なら驚愕の入山者数だろう。
ゆったりまったり下山時には誰にも会わない静かな里山。
風がヒュルルと葉をゆらす音。
落ち葉を踏みしててカサカサと心地良い音。
耳を澄ませる必要などない。
静寂の登山道は小さな小さな自然の声や音を聴かせてくれる。
やわらかな色のグラデーションが優しく道案内してくれる。
秋の終りの心地良い時間と空間を感じる蘇武岳。
日本の伝統色を楽しみながら歩く。
花曇りの一日。時折やわらかな秋の日差しが紅葉を艶やかに魅せる。
久しぶりの入山で素敵な秋を堪能できた♫
このルートは昭文社の山地図にも載っていない。
ユルくて素敵なコースは是非載せていただきたい。
滝の側にひっそりと一願不動明王様。
小さいけど美しい滝に癒される。
寺河内の登山口まで下山すればあとは集落まで舗装路歩き。
棚田が広がる美しい里山の風景が好きだ。
よく目立つ赤い実は何の木だろう。
すすきの穂もゆらりゆらりと秋風にゆれる。
さて、もうすぐ雪山シーズン。
アイゼン研いでそろそろ準備を始めねば♫
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(~_~;)
返信削除プシュッを忘れるとは・・・・・・・・・・・・・・・・
なんと珍しい~
蘇武岳は万場スキー場と名色スキー場の間を滑りに何回か行ったけど、反対側の村岡側からは無いなぁ~
ここのピークからの眺望なかなか良くて雪ん時のテン泊、天気が良かったら気持ち良いよ(^_^)
我が家も3号連れて行ってこようかなぁ(^_-)
えれぇこった1号ちゃん
返信削除ほんまにプシュッ!忘れるとはサイテーな気分やったわ(笑
大糠ルートもとても心地良いコースやね〜
オバヤンも最近登ってたよ♫
ここのピークでのテン泊は気持ちええやろね〜
3号ちゃんも是非!連れて行ってあげてちょ!