The day dragged on / First half

20180428 sat - 30 mon　残雪の奥穂高岳・入山日

今年のゴールデンウィークはどこに登ろうか？
あれこれ思案しながら好人ちゃんと相談の結果、穂高連峰に決まった。
ちょうど良かったのかもしれない。kumiちょにとっては去年のリベンジにもなる。

天気図を見てもGW前半は高気圧にすっぽりと包まれて安定しそうであった。
雪の多かった去年と比べれば積雪量はかなり少なそうである。
しかし3000m級の稜線ではまだまだハンパない積雪が残る季節。

金曜の夜9時に自宅を出発し名神〜東海北陸道を飛ばしアカンダナ駐車場を目指す。
午前3時半の開門の少し前に到着し車内で小一時間ほど仮眠をとる。
開門後は駐車場にてまた僅かな仮眠をとって上高地行きのバスに乗車する。

ゴールデンウィークの初日なのでアカンダナ駐車場はまだ3割程度の駐車であった。
今回も肉やら酒やら20mロープやらガチャ類などで25kg近いデカザックとなった・・・

1年ぶりの上高地。早朝の上高地は観光客も少なく静かな時間が流れている。
人影も少なく、まだ陽が差していない河童橋は風情があっていいねぇ。
そこから仰ぎ見る穂高連峰は神々しく輝いて見える。

小梨平キャンプ場を抜けて明神館までは40分ほど。
ここで最初のショートレスト。

そこからさらに40分ほどで徳沢園キャンプ場に到着する。
今年は芝生が青々と生育している。去年のGWはまだ茶色だったからねぇ。

恋の季節のお猿さんにも挨拶して横尾山荘を目指す。
小一時間で横尾山荘に到着するも今年はまだ鯉のぼりが泳いでいなかったよ・・・

横尾大橋を渡れば俗世界から山岳世界へ入った感覚になる。

屏風岩も去年と比べれば雪の付き方がかなり少なくなっている。
横尾から標高差700mの涸沢までのハイクアップが続く。

しっかりと雪を纏った穂高連峰の稜線が迎えてくれる。
今年は雪も少なく横尾谷も埋まってはいない。

去年は雪の下に埋まっていた本谷橋も普通に通過できた。

本谷橋を渡ったところで皆さんアイゼンを装着されていた。
僕たちもここでレストを兼ねて装着する。

ここからは横尾谷を離れて夏道を進むルートになっていた。
今期はデブリも少なく沢筋を詰めた方が楽なような気がしたのだが・・・

快晴無風で滝汗のハイクアップが続く・・・
小一時間ほどの車内での仮眠では疲労の蓄積も早いようだ・・・

僕も加齢が進み乳酸が溜まるのも早くなってきているようだ・・・
コンフォータブルなデカザックが仇となって苦しめてくれる・・・

脹脛がピクピクしてくるわ・・・太腿がピクピクしてくるわ・・・
ヘルパー好人ちゃんがロープ等を歩荷してくれる介護登山となったのであった（笑

気温も上がって雪が腐り始めている。
踏み抜きもあるし、かなり歩き難い状態。

モナカでもなく明らかに腐った雪はかなり歩き難い。
通常のCTと比べてもかなりタイムオーバーなペースになる。
寝不足での入山はマジで辛いお年頃になってきたようだ・・・（笑

ザイテングラートや奥穂高の稜線が、かなり近づいてきた。
涸沢ヒュッテやテン場も目視できる。でも、ここからが以外と遠いのよ・・・

午後3時にようやく涸沢BC（ベースキャンプ）に到着！
横尾から5時間もかかってしまった・・・

テント設営後は体調不良にて崩れ落ちるようにバタンキュー（笑
体調が復活して食欲が出てきたのが午後7時半であった。

夕食は牛カルビ定食なのよ〜（嬉々！

無洗米を二合炊いて、肉を焼いて、プシュッ！と麦酒をやって至福の時間♬

好人ちゃんはもっと早い時間に夕食を済ませていたのでディナージョインはできず。

稜線に灯る北穂高小屋の明りが心地よい。
満天の星空が明日の好天を約束してくれているかのようだ。

満月が輝き星空撮影には不向きな夜だった。
さて、明日はピークを踏める日になるのだろうか♬