The snow began to thaw.

20180225 sun　厳冬期の大峰大普賢岳

大普賢岳は八経ヶ岳や釈迦ヶ岳や山上ヶ岳と並び大峰山脈のビッグネームである。
もちろん何度も入山しているが厳冬期の大普賢岳は未踏であった。
好人ちゃんのお誘いには二つ返事で了承し入山する運びとなった。

三月に入ればすぐに啓蟄の頃になる。山々は風薫る季節の準備に入るわけだ。
近畿の低山も雪解けが進み春の芽吹きに変化してゆく季節も近い。
その前に厳冬の大峰の雪を楽しみたくって好人ちゃんと車を走らせた。

だが入山前から駐車地までのハードルは決して低くはない。
標高1100m余りの和佐又山ヒュッテまでの九十九折の凍結路の状況である。
アイスバーンの路面になれば四駆にスタッドレスにタイヤチェーンでも冷や汗をかく。

和佐又山ヒュッテまで上がれない車は途中のスペースに駐車している。
前日に和佐又山ヒュッテに電話して粗方の状況は把握しておいた。
今回はスタッドレスを履いた四駆のCX-5ではタイヤチェーンも必要なかった。
二駆の車で上がって来ている車はしっかりタイヤチェーンを巻いておられた。

用意を済ませて8時半頃に和佐又山ヒュッテを出発する。
鈍色の空が広がる大峰山脈。できれば天候が悪化しないことを願う。

僕たちの前に2パーティが入山しているようだ。
残念ながら今回はノートレースというわけにはいかないようだ。

サクサク登れば9時半頃に朝日窟に到着してショートレスト。
氷柱が艶めかしい柔らかさを演出している。

自他共に認めるビッグヘッド＆ビッグフェイスな僕だが・・・
下記画像、なんだかバックシャンなすらりとした雰囲気でアリガト好人ちゃん（笑

無双洞への分岐を横目に一度下ってから、日本岳のコルへハイクアップ！

快調な好人ちゃんは良いペースでサクサクハイクアップ♬

FACEBOOKでは報告してましたが前日の土曜日の追い込み系
河川敷ランニング練習の疲労がガッツリ残ってるポンコツでした（汗

好人ちゃんペースに追いすがるのが、もう、必死のパッチ・・・

展望台的な場所の石ノ鼻でニコパチなオヤジ二人（笑

10時前には石ノ鼻を通過♬

さてさて・・・期待した小普賢岳のトラバースは・・・残念！
しっかり、ガッツリ、トラバースのトレースがありました・・・

ノートレースでカリカリの凍結斜面を期待していたドMなオヤジ二人・・・
ロープも用意していたのだが・・・

サクサク！と、しっかり踏み固められたトラバースであった・・・（残念！

小普賢からギュイーン！とコルまで下る。
そこも凍結していたら懸垂下降で下るのだが無問題で通過できてしまった・・・

で、大峰奥駈道との分岐からは男前な冬季専用直登ルートになる（汗
ここから大普賢岳ピークまでは、ゼーゼー！のハーハー！だよ。

11時には大普賢岳1779mピークハント♬
和佐又山ヒュッテから2時間半ほどのスピードハイク！
好人ちゃんペース恐るべしだわ〜（笑

大峰奥駈道がパノラマで見渡せる素敵なピークなんだ♬

北には、阿弥陀ヶ森から山上ヶ岳方面への稜線が続き。
南に目を向ければ七曜岳から行者還岳から八経ヶ岳への修験道が続く。

快晴ではないが大峰の高曇りの空は僕たちに素敵な時間を享受してくれた。

この日も尾根筋での風は冷たいが気温自体は寒くは感じなかった。
今期もそろそろ大峰の冬にも緞帳が降りる季節に近づいているのだろう。

大普賢岳ピークの雪庇もしっかりと育ってましたね♬

ピークからは和佐又山と、その北側に和佐又山ヒュッテが目視できる。

大普賢岳ピークには10分ほど滞在してサクサクと下山にかかる。

11時半頃、下山途中に風除けのできる場所でランチにする♬
湯を沸かしてカップラーメンな一時にも山では幸せを感じるよ〜

ランチ後も好人ちゃんのハイペースで下山して、先行する2パーティーをオーバーテイク。
ランニング練習の疲労が残った足に鞭打ちながら頑張ったな〜（笑

下山途中からちらちらと小雪が舞い始める。
この日の夜はまたしっかりと積雪があったようだ。

13時過ぎには和佐又山ヒュッテに帰還できた。
今回も往復で5時間もかからないスピードスノーハイクとなった（汗

今回お初の杉の湯で汗を流し、またまたお初の馬酔木で焼き肉定食♫

レトロな店構えの馬酔木さんだが、焼き肉は絶品！

こちら方面に来る時は是非とも再方せねばと思うのでした♫