2017/06/05

Kidney stone disease


20170530 tue - 0603 sat
経尿道的尿管結石砕石術(TUL)


5月30日(火)
入院当日、結石が動いているのだろうか?久しぶりの血尿が続く。夜はもちろん病院食。お世辞にも美味いとは言えない。なんとか完食する。この後は明日の夜まで絶食になるからだ。会社帰りにkumiちょが見舞いに来てくれた。忘れた物や必要な物をお願いする。そして今日から禁酒が始まる。手は震えなかったけど、心は震えていたよ(笑

消灯時間は22時。23時を回っても睡魔は現れない。飲酒無しで眠れる自信がない。仕方ない、ナースセンターへ行き入眠剤を処方してもらい。24時を回った頃、眠りに落ちたようだ。この日はfacebookでも北は北海道から南は沖縄まで多くの友人から応援コメントをいただきました。心より感謝です。中にはナースの写メ送れ!とか、ナースに座薬を入れてもらえ!とか、制服フェチからのゲスいコメントも見受けられたが(笑




5月31日(水)
手術当日は午前6時半に起床。14時開始の内視鏡手術まではレントゲン撮影と浣腸と点滴だけである。もちろん朝食も昼食も食べてはいけない。9時からは水分もNGになる。ひもじい感覚はやがて悲し気持ちに変化してゆく。昼前にはkumiちょが休みをとって付き添いに来てくれた。14時半頃、手術着に着替えて手術室に徒歩で入室。気分は、まな板の上の鯉ね(泣

麻酔は横になって海老のように丸くなり、腰の脊髄くも膜下に注射する。手術は仰向けに寝かされて、両足は大股開きで行われる。ほぼほぼ出産プレイなんだよ(汗)下半身麻酔だから頭はハッキリしている。執刀医も麻酔医もスタッフも5名全て女性であった。僕が僅かに所有している羞恥心も露と消えていった・・・布で遮ぎられ僕の腹部から下は見えない。尿道から内視鏡やレーザー破砕器具が挿入されている感覚すらない。執刀医の横に大きなモニターがあって内視鏡の先が映し出されているようだ。ちらっと見えるのだが、かなりの鈍角なので意味不明であった。


「それではこれから石を破って行きますねー」という執刀医の声とともに、僕の体内よりダダダダダッ!ダダダダーン!ダダッ!ダダーン!とマシンガンの銃撃音のような響きが小さく聞こえてくる。まさに内戦が続く国内で政府軍が反乱軍を追い詰め波状攻撃をかけているのだ。だが、そんな時は国民の多くも犠牲になるのが常だ。

僕は両手の拳をこれ以上ない握力でにぎりしめ、振り絞るような低音で「痛い!!!」と怒鳴った。慌てた麻酔医が「麻酔が少し足らなかったようです。すいません!すぐに痛み止めを点滴にいれます!」と声をかけきた。僕は飛び散りそうなほどの脂汗をかき、両手の爪は手のひらに食い込んでゆく。麻酔医はアシスタントに的確な指示を出す「この痛み止めが効かなかったら、ゼンマにするから準備して!」・・・僕は苦しみながらも、ゼンマって全身麻酔の略かよ!と悟った。できれば挿管はして欲しくなかったからだ。・・・約5分ほどかかっただろうか、国民(僕)は政府軍の銃撃戦から難を逃れた。その後、政府軍と反乱軍の戦いは小一時間で終息を迎えた。政府軍の将軍(執刀医)が反乱軍の将軍の首(結石)を見せてくれた。

ぼ、僕達は勝ったのだ!これでまた平和な世界がやってくる!勝利の美酒に酔いしれたいところだが、ここは病院だ。痛み止めで意識朦朧となった僕は酸素飽和度が下がり、酸素マスクを被せられ衛生兵に病室へ連れ戻された。そこにはkumiちょ一等兵が待っていた。kumiちょ一等兵は、僕が大量にかいた脂汗を拭いてくれた。30分ほどで意識が覚醒した。


そこで一番驚いたのは、下半身が全く動かない事だ。聞いてはいたが、実際に体感するとかなり焦る。下半身が麻痺状態とはなんとも恐ろしい感覚なのだ。上半身の力だけでは寝返りも打てない。kumiちょに寝返りを手伝ってもらう。起き上がれない僕は夕食もkumiに、一口一口、アーンして食べさせてもらう(笑)もうほとんど老人介護状態なのだ(汗)20時近くになりようやく下半身の感覚が少し戻っきた。遅くなるのでkumiちょには帰ってもらう。その後、自分でもなんとか寝返りを打てるまで下半身の感覚が戻ってきた。遠くで、ダダダダーン!とマシンガンの銃撃音が響いてくるような錯覚を覚える。・・・この日の夜も睡眠剤を処方してもらい睡魔と手をつなぐことがてきた・・・



6月1日(木)
翌朝は尿道から管を抜く予定だったが、微熱があり白血球の数値が高く、明朝に変更された。僕のマグナムに突き刺さったチューブからはダージリンティーが流れ出て尿パックに紅く溜まってゆく。左腕には点滴だ。身体に2本もチューブが入ったままじゃないか・・・幸いにも術後の痛みはほとんど無い。身体のだるさや違和感はたっぷりあるが・・・
看護士はこの状態でシャワーを浴びても良いというが、僕はそこまで器用では無い。残念だがシャワーは明日にしよう。身体に2本のチューブが入ったまま就寝するのは気分の良いことではない。今宵も酒の代わりに睡眠剤で眠りについた。



6月2日(金)
朝の検温で熱は下がっていた。ドクターの許可が出て、尿道よりチューブが引き抜かれた。痛みよりも尿道を何かが走り抜けたような、ニュルン!とした気持ち悪さが強かった。抗生物質の点滴も終わり僕は全てのチューブから解放された。その後はすぐに熱いシャワーを浴びた。身体が普通でいられることの幸せを噛み締めた。午後からはドロン!して飲み屋に駆け込みたい衝動をグッと我慢した。祝盃は明日でいい。この日の夜も睡眠剤の助けを借りて眠りについた。



6月3日(土)
待ちに待った退院の日。午前中に手続きと会計を済ませて晴れて釈放だ。勿論その足でkumiちょと新大阪の酒場へ祝盃を上げに行ったのは言うまでもない♬
一週間後には体内に残されたステントを取り出せば一見落着になる予定。その後はリハビリハイキングだね♫

4 件のコメント:

  1. katsuさん、おかえりなさい!
    無事のご帰還(*'∇')/゚・:*【祝】*:・゚\('∇'*)ございます。

    5人の女性陣に囲まれての手術!羞恥心もなくなりますね。
    「まな板のコイ」でしかないですもんね!

    退院後、早くも尿路結石の大敵、プリン体→大のビールとは!
    留飲は下がりますが、尿酸値は上がり、再発一直線!!

    早く体調を戻し、山へいっぱい行っちゃってください(#^_^#)。

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  2. ten2843さん

    tenさん、ただいま〜です!
    ご心配かけて、すいません!ありがとうございました♫

    手術台で痛みが出るまでは、ややレイプ感すら覚えましたから(笑
    まあ、したこともされたこともないので、意味不明ですが(爆

    昔、とあるデブ芸能人が好きな食べ物を聞かれて「カロリー!」と即答していました。
    依存症としての僕は「プリン体!」と答えらばいいのでしょうか・・・(笑

    ドクター曰く今週の金曜日には尿管ステントを取り出すそうです。
    それが済めば、どこかの週末にリハビリハイキングの予定です♫

    ってか、尿管ステントって、そこそこのサイズ感があるようです。
    それを尿管から引き抜くってことなので・・・恐怖しかないです・・・(泣

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  3. ナースに座薬をねじこむ?産道プレイ?
    尿管にチューブプレイ?
    ご同輩、しばらくご無沙汰してる間に
    なんだか遠くへ逝っちゃったのですね^^;
    母上の記事にコメントしてたつもりが、どうやら
    はじかれてたようですね、なんだかblogspotには
    嫌われてるようですが、いつも拝見してます
    まぁアレですね、我々の世代は、親も自身も
    いろいろ始まりますよね、そりゃ尿道もザワつきますわ
    リハビリ、ぼちぼち、力抜いて頑張ってくださいね!

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  4. スロさん

    ナースに座薬をねじこんだら多分、今ここにいないでしょうね(笑
    そういうお店だったら無問題でしょうけど・・・
    尿管チューブプレイをされたのはホンマです(汗
    入れたり出したりされましたからね〜(恥
    ある意味ホンマに遠くへ逝ってたと思うのですよ・・・
    実は未だに尿管ステント放置プレイは継続中なのですよ(泣
    いやホンマにここだけの話で他言無用ですぞご同輩・・・
    まぁアレですね、いろいろと始まって、いろいろとザワつきますわ(笑
    そろそろ、ステント放置オヤジもリハビリ入山せんとヤヴァイです・・・
    力抜いて頑張ってるふりするのは得意中の得意ですから(キッパリ!

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