2017/04/22
Spaceship
2017 April 「新宮晋の宇宙船」
4月8日(土)の夕刻に母が胸の痛みで倒れて救急車で病院に運び込まれた。
そのまま緊急手術となり僕とkumiちょは、病院のソファでうたた寝し一夜を過ごした。
病名は大動脈解離で開胸した時には心臓上部の大動脈は破裂していたという。
日曜の早朝、あと少し遅かったらアウトだったと執刀医からのムンテラがあった。
母の夫は20年ほど前に他界している。ようやく夫が迎えに来たかと思った。
母の夫が迎えに来たのなら、息子としてなんら異論は無いと考えていたのだが・・・
そうではなかったようだ。父タカシと母マキコはいつもラブラブだったのになぁ・・・
ICUで人工呼吸器の管を挿管され、身体はチューブだらけの母を見つめる朝・・・
軽い疲労を感じながら、顔も心も無表情で同意書にサインをしてる僕がいた・・・
母が倒れて一週間後の週末は快晴だった。
流石に予定していたテント泊はキャンセルした。
大阪を離れる遠方的な日帰りハイキングもNGとした。
なので日曜日は久しぶりに兵庫県立美術館に車を走らせた。
芸術家kumiちょのアンテナが反応した作家の個展を見学♫
御大の「新宮晋の宇宙船」、想像以上に感動したのが本音。
緻密に計算された、とんでもなく複雑なモビールの集合体。
水玉女王のようなビッグネームではないが、
ギリギリのバランスを導き出す想像力には脱帽し感銘すら覚えた。
素材はステンレス、カーボンファイバー、アルミニウム、ポリエステル、和紙や麻布など。
動力は風もしくは水で宇宙船はしなやかな挙動を見せる。
欲しいと思う作品の目白押しだった事実(買えないけどね・・・
作品名「雨の光線」と「雲の階段」は本気で圧巻だったなぁ・・・
作品を鑑賞しながらゾクゾクする感じって分かるかなぁ?
幸いにも入場者は少なくゆったりと時間をかけて拝見することができた。
一言で感想を言えば「この人の感性、大好き!」である。
作品が常設されている兵庫県立有馬富士公園「風のミュージアム」にも行かねばならぬ♫
ゆったりと時間を過ごしたい時に、ドンピシャの場所と作品に出会えた日曜日。
「神戸の海」にも「新宮晋の宇宙船」にも癒されました。ありがとう♫
春を通り越して初夏のような陽光に包まれた午後。
柔らかなオフショアの海風を肌で感じながら芦屋浜の海岸沿いを散歩する。
安藤忠雄大先生のコンクリート打ちっ放しの作品(建物)は変わらずクールだ♫
光と影を計算した螺旋階段に至ってはセクシーにすら感じる♫
ヤノベケンジくんの野外造形作品「サン・シスター」も変わらずキュートだったよ♫
家族でも登山でも芸術でも冒険でも仕事でも友情でも愛情でもなんでもいい。
「あっ、今、幸せ!」って思える時間を少しでも多く感じていたい。
Category:
Event,
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Museum,
Sightseeing
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お母さんご快復に向かわれホント良かったですね。
返信削除これもkatsuさんが病床で手をずっと握られていたおかげ???
kumiちょさんは、芸術家さんなんですか?凄いですね。
katsuさんは写真とアーティステックなご夫婦!
生まれて一度も美術館に行ったことがなく、芸術とは対極で生活してる私!畏敬の念を感じます。
ten2843さん
返信削除ありがとうございます。感謝です。
元気な時は口論の耐えないオカンですが、病気の時はさすがにね(笑
kumiちょはまた今期も個展をする予定なので決まれば
またブログネタとして報告しますね♫
僕の写真は下手の横好きですから(笑
でもホント全く行ったことのない場所ってありますよね〜
僕の場合は競馬・競輪・競艇・パチンコ・麻雀が未経験なのです(笑
私も年老いた母親を一人暮らしさせてて、家をでた長男なんでお気持ちは・・・・。
削除個展ですか?すごいんですね。道理で服装も幾何学模様で芸術家らしいっすニャハハ!!
学生時代は週2で徹夜マン→少し寝て→パチンコという自堕落な生活をモットーとしておりました。競輪・競艇は近くにないのであまりしたとなですが・・・・。
やっぱし違いますね~(#^_^#)。
僕ら世代はこれから親の事について、あれこら考えて行かなくてはなりませんね・・・
返信削除kumiちょは大学時代にアートにハマったようですが、
真逆に、単独で南米を歩いたり、ヨーロッパを放浪したりするバックパッカーでもあったのですよ(笑
僕も若い時はサーフィン・スキー・テニスの三種の神器はガッツリ楽しんでましたからね♫
理由はもちろん女の子にモテたいがためだけですよ(笑