2016/10/17

Classic Route / Latter half


201608 sat - 10 mon 徳本峠から上高地へ・下山日

午前3時頃だろうか、この日もテン場の早起き鶏達は動き出したようだ。
午前4時になれば霞沢岳を目指す登山者が本格的に動き出す。
午前5時を回れば稜線でのモルゲンロートに間に合わないかもしれない。

そして僕たちは・・・雑音に背を向けてシュラフで惰眠をむさぼる朝。
当初の計画では当然のように霞沢岳ピストンも考えたのは事実。
だが僕たちはピークハンターではない。スルーハイカーなんだよ。

って、言い訳的なのは百も承知なんだけど三連休最終日の高速渋滞も憂慮していた。
霞沢岳ピストンして高速渋滞にハマれば今日中に帰宅できないリアルは想定の範囲内。
ならば、ちゃっちゃと上高地に下山するのもアリだと考えたユルい朝♫



1.僕たちの今回の目的は島々からクラシックルートを歩くこと。
2.徳本峠でテン泊し見晴台から穂高連峰を遠望し佇むこと。
3.可能であれば霞沢岳までピストンすること。


テントで就寝するまで霞沢岳まで行くのか行かないのか、決めなかった。
翌朝、夜明け前にシュラフから顔を出して「どうするのん?」とkumiちょが尋ねる。


僕は「ジャンクションピークをピストンにしとこか〜」と答える。
kumiちょ的には霞沢岳まで行くか行かないかの二択だけだったようだ。
「それなら、行かない!」と、すねたような意志の強い返事が返ってきた。


ならば仕方ない。
僕は端っから霞沢岳にこだわりはない。
「ほな、朝飯食って下山やな〜」と返事する。


朝食は富山ブラックラーメンだ。
ワカメスープも投入して味わう♫


昨夜の残り物であるスモークソーセージも投入♫
峠の寒い朝。熱々をホクホクといただきます。


峠の東側の雲海も朝陽に輝き美しい光景を楽しませてくれた。
大半のテントは無人で残っている。皆さん空身で霞沢岳ピストン中だね。


古(いにしえ)の峠で素敵な歴史に触れた入山日。
そしてその余韻を味わいながらまた〜りと帰る下山日。


東京から来ていた3人組のオネーサン達はスタジオジャンクション界隈まで
ピストンしてきたようだ。これから新島々へと下山するという。
タイゾーくんは午前4時頃には霞沢岳へと走って行ったようだ。
またの再会を誓ってお別れした。
タイゾーくんも彼女達も「山より宴」のお札を肌身離さず持っていてくれることだろう(笑

午前8時前。
誰もいないテン場を後に上高地へ向かう。


標高を下げるに連れて穂高連峰の姿も変わる。
来年は久しぶりに穂高の稜線を縦走しようかな。


僕は何度も歩いている穂高の稜線もkumiちょは実は未経験・・・
北穂高〜奥穂高〜西穂高の縦走経験のないkumiちょをアテンドしますか♫


徳本峠から白沢出合まで1時間と少し。
ビックリするほど快適なルートだった。


下手に作った木階段が皆無なのが素晴らしい。
岩稜帯も無く危険箇所もほとんどない古道には安心して癒されました。


もう少しジジイなったら再訪したいと思う。
その時は徳本峠から大滝山経由で蝶ヶ岳まで縦走もいいなぁ・・・


梓川の向こうの明神岳さん・・・ご無沙汰です♫


久しぶりに囲炉裏で焼く嘉門次小屋の岩魚の塩焼き定食にも未練があったのだが・・・
ランチタイムには程遠く・・・踵を返すのであった・・・


明神館でまったりレストタイム。
暖かなストーブの側でお汁粉などを頂く愉悦♫


明神館を過ぎれば上高地観光ストリートになる。
登山者よりも観光客の割合が増えて閉口する・・・


登山道ではほぼ100%挨拶する登山者もこの界隈ではほぼ挨拶しない。
たぶん街中に近い感覚になっているのだろう・・・


小梨平のキャンプ場を通過するのも久しぶりだ。
相変わらずキャンパー御用達的なテントの見本市会場のようだ(笑
最近はピンクのテントもあるんだね〜(ビックリ!


六百山の向こうには霞沢岳への稜線が横たわっているのだろうか・・・
霞沢岳であの眩しい朝陽を浴びるのも悪くなかったな・・・
少しだけ後悔していることはkumiちょには内緒にしておいた・・・


紺碧の下、河童橋と梓川と穂高の稜線が、THE上高地的な風景でやっぱり和むなぁ
観光客の多さには閉口するがまた戻ってこようと思う。


上高地バスターミナルで新島々までのバスチケットを購入する。
10:05は出たところだった。10:40を予約した。
新島々には12:00過ぎには到着するだろう。


新島々に到着後は石川旅館の駐車場に停めたあった車に乗って温泉に直行する。
せせらぎの湯でまったりと汗を流して、ゆったりランチをいただいた。


13:00頃には「せせらぎの湯」を出発し帰路に着いた。
だが、しかし、やっぱり、 三連休最終日の高速渋滞は酷かった(泣
中央道は小牧の手前から渋滞が始まり、そのまま名神まで渋滞は続く・・・
断続的な渋滞から解放されたのは京都南ICまで帰ってきた頃だった・・・
kumiちょと交代で運転するのだが、渋滞パートは主に僕だ(眠!
帰宅できたのは21:00を回っていた。島々から8時間運転は流石に二人とも疲れた・・・

でもね、今回も良い入山でした♫
出会えたみんなに、ありがとう♫

最後に、
東京から来られた3人組のオネーサン達の一人が、
下山途中に岩魚留小屋の橋で滑って足を骨折されたのです。
ヘリを呼んで病院搬送で無事にレスキューされました。

早く回復されることを心より祈っています。
そしてまた気持ち良く入山される日が近いことを願ってやみません。
また、山より宴なドンチャン♫を楽しみにしていますよ♫

4 件のコメント:

  1. えれぇこった2号2016/10/21 21:25:00

    まったりスルーハイクは大好きです♪
    kumiちゃんも、いよいよ来年はジャン越えですね!!
    私もkatsuちゃんが計画してる
    前回と反対ルートを歩くよう言われております。

    私には山ノルマが何故かいっぱい(;^_^A

    たまに反抗してみるも、悲しそうにするので仕方ないなあって。
    でも実際歩いてる時は、何時も私はこんなとこ来たく無かったんだからっと心で叫んでおります。

    katsuちゃん&kumiちゃんは、山に求める物が同じで羨ましいわ!!

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  2. (^_^;)
    是非次回は積雪期に行けるとこまで!
    のプランも楽しいよ!
    お友達になったお姉さんの足が早く治りますようにm(._.)m

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  3. kakaちゃん

    やっぱり、まったりスルーハイクはサイコーです(笑
    kumiちょも来年はジャンに挑戦してもらう予定です♫
    でもkumiちょの北鎌は100年早いよね〜(爆

    そやけどkakaちゃんはマジで山ノルマが多すぎやで〜
    もう少しだけtotoちゃんに優しくしてもらわなあかんわ〜!

    でも・・・ドSを選んだkakaちゃんの自己責任もあるしなぁ(笑

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  4. totoちゃん

    次回は上高地から積雪期を楽しむ予定です♫
    東京のオネーサンが早く治ることを、
    一緒に祈ってくれてありがとね!
    感謝です♫

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