2016/02/08

Arrival of a cold anticyclone


20160131 sun 欣快なる厳冬の木曽駒ヶ岳

小上がりでの宴の後は広くて暖かな大広間に案内された。
亨さんには寝酒と夜食まで用意していただき感謝感激な夜だった。
自我は強いが心の折れやすい僕は温泉旅行だけでもいいかなぁと瞼を閉じた午前様。

翌朝、残念ながら起床遭難もなく午前6時前には脳が覚醒してしまった・・・
リンゴを山ほどいただき亨さんに見送られ割烹いまだを後にした。
爆音いびきのヨーヘーちゃんは自ら一人車中泊だったがこちらも見事に起床。

脳みその奥の方に軽い鈍痛は残るものの無問題で入山できる体調だと判断した。
菅ノ台バスセンターの始発バスに乗り込み、しらび平からはロープウエイ。
標高2600mの千畳敷まで一気に運んでくれる文明の利器って素敵だな〜♫



バスに揺られてゲロッパ〜♫
ロープウェイに揺られてゲロッパ〜♫
ヨーヘーちゃんはゲロッパ〜♫


ヨーヘーちゃん程ではないが僕も軽い胃のむかつきを覚える(笑
ほどほどに・・・ほどほどに・・・ほどほどに・・・なぜ出来ない!(泣


まあ、あれだ・・・
山より宴真理教教組としては、ほどほどを覚えてしまっては解脱の意味がなくなる。
涅槃の世界で輪廻の迷いから脱せなくなるではないか(爆


駒ケ岳ロープウェイ終点の千畳敷ステーションでアイゼン装着。
この日の雪質を考慮しスノーシューは車でお留守番させた。


サングラスをかけていないと目がヤヴァイくらいのドピーカン!(喜々
なおかつ千畳敷は風もなく春山のように暑いくらいの体感温度。


余談だがこの日は一眼レフ(X-T1)の設定ミスに気付かず画像は白飛びの連発となった。
なおかつ横着JPEGオンリーだったのでフォトショでイジるも残念な「白」だ。


言い訳として・・・
偏光レンズのサングラスかけていたらカメラの小さなモニターでは判断し辛い。
軍艦部のダイヤルが圧倒的に多いレトロスタイルのX-T1の弱点でもある。


乗越浄土まで最後の急登を必死のパッチでハイクアップ!
トレースバッチリでノーラッセルでもシンドいものはシンドい(汗


嗚咽を響かせながらようやくon the 稜線。
先ほどまでの無風滝汗地獄から世界は一変した。


想像以上に澄み渡る紺碧は悲しいくらい美しい。
しかし強引に体温を奪ってゆく北西風は容赦がない。


各自、防寒対策をしっかり行い中岳へ向かう。
伊那前岳を横目で見ながら宝剣岳に踵を返す。


雪は降っていないが時折ダイヤモンドダストのようなキラキラがぶっ飛んでいく!
とにかく風が強い。体感的には風速20mを軽く超えているような感覚だ。


年末の八ヶ岳入山時も硫黄岳の頂上台地も風が強かったがその比ではない。
時折、体を持っていかれそうな暴風が吹いてくれる。


耐風姿勢をとるほどではないが、僅かながら恐怖を覚える。トラウマが蘇る。
4年前の冬富士の出来事が蘇る・・・風は何よりも怖いと深層心理に刻まれたからだ。


北アルプスも八ヶ岳も富士山も南アルプスもパノラマで堪能できる。
文句のつけようのない紺碧に、しばし極寒を忘れ非日常を謳歌する。


稜線上でランチをしようとワンポールテントのブラックダイヤモンド・
メガライトを持参していたのだが・・・・・
この爆風では設営も困難と考えランチ抜きでスタコラサッサと下山にかかる。


シュカブラの遠景に横たわる南アは険しくも美しい。
今期も厳冬の北岳に登る猛者はきっといるのだろう。

三脚さんのブログが懐かしいなぁ・・・・・
僕もいつかはきっと、と思っていたが今は遠い・・・


暴風は往路も復路も中岳あたりが一番厳しかった。
僕たちは頂上山荘の横で軽く行動食タイムとしたが、
体調の悪いヨーヘーちゃんはレストせずに一人行動(下山)した。


今回、風は半端なく強かったがホワイトアウトの恐怖は微塵もなかったから
別行動でも問題ないと判断した。
観天望気からも天候の急変は無いと判断した。それに危険箇所も皆無だからだ。

エキスパートには程遠い、烏合の衆の僕たちのようなパーテイーはリスクも多い。
そのリスクをいかに少なくしてゆくか。だが判断材料はいくらでもある。

個々のスキルアップとパーティー登山のスキルアップは常に必須。
僕は君を助けられるのか? 君は僕を助けられるのか?


宝剣岳ピストンも考えていたが、あまりの寒さに心が折れた・・・
また来季、今度は割烹いまだの前に入山しようと思う・・・(笑

See you soon !

8 件のコメント:

  1. バスとロープウェイ、、、あんなに強敵だとはっ!!(泣)

    僕はほどほどが出来ない人間なので、次に亨さんのところに行く時は山の後にします!(キッパリ)

    そして、独り行動に対する見極め有難う御座いました!!最終的にはびりっケツでしたが!(泣)

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  2. (~_~;)
    まあ、とりあえずは起床遭難は無く菅の台に迎えたので良かった!
    風は危険性だけでなく当たってるだけで疲労度を一気に増長させるから体調がいまいちの時はよりこたえるねぇ
    でも、結果的に宴も合わせて良い入山やったね(^_−)−☆

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  3. ヨーヘーちゃん

    やっぱ二日酔いで入山したらあかんなー(爆
    ってか知ってるねんで、二日酔いがあかんのわ・・・
    あかんね!学習能力低すぎやわ(笑
    ほんま次回は下山後に亨さんとこへ行こうね。
    登山は毎回何かしら学ぶことがあります。
    山のスキルは経験の積み重ねやからね。

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  4. totoちゃん

    テン泊やったら飲みすぎることもないのに、
    お互い屋根のあるとこやったら飲みすぎてしまうね!(笑
    なかなか、ほどほど、が出来ないもんね〜(汗

    ホント、強風は体力奪われるよねぇ・・・
    疲労度がハンパなく倍増したよ!
    まあ、あれこれオモロイ入山でした(笑

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  5. えれぇこった2号2016/02/12 0:15:00

    起床遭難なくて良かったですね!!
    バス&ロープーウェイは飲み過ぎ君には、さぞや辛い時間だったでしょうね。
    お山に行った帰りの打ち上げの方が、どれだけ飲んでも安心ですね^_−☆

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  6. kakaちゃん

    起床遭難の方がゆっくり寝れて楽に帰れたかも〜(笑
    二日酔いの時の乗り物酔いは最悪でしょうね〜(脂汗
    確かに下山後のドンチャンが不安が少なくっていいよね!
    でも翌日の仕事出勤に間に合うか不安が・・・

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  7. 個人的には亨さんとこでみんな酔いつぶれて山中止を願ってたのに~
    それにしても皆さんフォトショで快晴に加工するのが上手ですねw
    ガスガスの画像をあたかも快晴に仕上げてしまうとは・・・
    はぁ~(大涙)行きたかった。。。

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  8. 好人ちゃん

    そやねん。ベロベロの時は温泉旅行でもええかな~と思ててん(笑
    そやけど朝になったら皆んなが起きよるさかい、しゃあないなぁと思て起きてん(爆

    フォトショでちょいちょいと合成したらフォグフォグがドピーカンになるねんで♫
    また次回、ドピーカン木曽駒は逃げへんから~

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