Every moment is unique / First day

20151229 tue - 31 thu　「山より宴・年末恒例の八ヶ岳・入山日」

多くを語る必要などないんだ。
また君の笑顔に会えたらそれでいいんだ。
なんだか懐かしい顔が増えたような気がする。
それだけ仲間との思い出が増えたってことだろう。

大パーティーを too much にしただけ。
大して細かく連絡を取り合ったわけでもない。
それでも西から東から会いたかった懐かしい顔が集まってくる。
ノーマルルートの縦走からバリエーションまでベクトルは様々。

それぞれが数名のパーティーを組んで日中は厳冬期の雪山を愉しむ。
夜はそれぞれのパーティーがベースに帰還して全員で氷点下の宴を愉しむ。
時間は止まる。過去に引き戻されたり、未来を話し合ったり。
久しぶりの笑顔や1年ぶりの笑顔。暖かで幸せな時間が流れる山より宴。

12月29日の早朝に大阪を出発し昼前には入山することができた。
しかし雪が少ない。八ヶ岳も例年に比べてかなり雪が少なかった。

美濃戸口からゲートのある赤岳山荘・やまのこ村まで全く雪がなかった。
2WDでスタッドレス無しでも上がってこれる美濃戸を初めて経験した。

大阪からエノちゃん、ハッスン、好人ちゃん、kumiちょの五人で行動し
諏訪南でヨーヘーちゃんとジョインし6名での入山となった。

今回、ビールやワインは小屋で大人買いしようと決め歩荷した酒はバーボンのみ。
それでもコンフォータブルな冬山テン泊仕様のデカザックは28kgにもなった。
美味い鹿シチューや鹿ソテーがたっぷり入っている口福のデカザックだ（笑

標準CTの1.5倍近くも時間をかけて赤岳鉱泉テン場に到着した（滝汗
暖冬だが今期もアイスキャンディーはしっかり成長していた♫

前日から入山していたbp-hiro＆kakaちゃんとロカちゃん＆エッちゃんのエスパース。
その隣にスペースがあったのでエスパース・マキシム-X(4〜5用)を張らしてもらった。
bp-hiroのテントの奥にはタカちゃんのテントも発見♫

オールシーズン対応のエスパース・マキシム-X(4〜5用)はとにかく広い！
間口210×奥行き210×高さ145cmのサイズはkumiちょなら立って着替えられる（笑
エスパースのように壁が立っているテントは空間が広く快適度はかなり高い。

そうこうしていると八ヶ岳にアーベントロートが始まった。
大同心も主峰赤岳も阿弥陀岳も夕日が当たり真っ赤に染まってゆく素敵な時間。

夜の帳が下りる頃、先に入山していた仲間達が次々に戻ってきた。
テント泊する登山者のために建てられた簡易自炊小屋で宴を始める（嬉々

名古屋＆関東チームのdai & kkとPisoにチンタローは早々にドンチャンを始める（笑
それぞれが酒や食材を持ち寄って楽しむ氷点下の山より宴が始まった♫

小屋泊のトモゾーも参加して総勢20名近い仲間でのドンチャンタイムは毎度壮観だ（笑
問題が一つ。
カメラを向けると皆ポーズを取ってくれるのだがヘッデンのせいで誰が誰だか（笑

テントでお休みの前に暖かい小屋に入り温かい飲み物をいただき体を温める。

この後は、ほんの氷点下15℃のテントへ戻りシュラフに潜り込み朝まで爆睡だ。

明日は久しぶりの硫黄岳〜横岳〜赤岳縦走の日。
静かな夜だ。風の嘶きは聞こえない。
安定した高気圧が日本の上空をおおっている。
明日、主峰の女神は微笑みを見せてくれると確信する。