Cloudy, fine later

20160111 mon　鈍色のち紺碧な氷ノ山

何度か計画するも昨年は一度も入山できなかった氷ノ山。
去年のリベンジに燃えていた好人ちゃんと意見が合い計画した。
エノちゃんも加わりkumiちょと共に四名での入山となった。

去年は腰までラッセルで苦慮したという氷ノ山も今期は雪が少ない。
登山口手前のふれあいの里駐車場まではほとんど積雪がなかった。
駐車場には岡山ナンバーと鳥取ナンバーの車が二台。先に入山していった。

今日は彼らと頂上避難小屋や下山後の風呂でまで何度も出会うことになった。
事前の情報からアイゼンだけ携帯しスノーシューは置いていくことにした。
各自準備を済ませて午前8時を少し回った頃に駐車場を後にした。

駐車場からすぐの氷ノ山登山口（氷ノ越コース）から入山。

 沢沿いの急登をガシガシハイクアップ！

雪の少ない登山道を好人ちゃんがトップで進む。
今日はkumiちょもいるのでそこそこマチ子ペースだ（笑

体重80kgクラスのツキノワグマには生涯会いたいとは思わない・・・

サクサク登って氷ノ山越避難小屋までハイクアップ♫
ファイントラック大好きエノちゃんは本日も絶好調・・・

気温も高く滝汗メンバーはアウターも脱いでハイクアップ♫

氷ノ山越避難小屋でプチレスト。
本来なら階段も隠れているような積雪が普通なのだろう。

鈍色の空・・・氷ノ山頂上方面は Fog! Fog! Fog! ・・・

ここまでまったくもってアイゼン不要。
もちろんスノーシューを楽しめるようなパフパフ積雪は無い。

まさにモノクロームの世界。
ザックやジャケットのビビットなカラーがとても鮮烈に映る。

比較的なだらかなアップダウンが続く稜線を南へ向かう。

枝に付いた霧氷の子供達。トゲトゲが薔薇の枝の様だ。

エビの尻尾になるまではまだまだ降雪と寒波が必要だろう。

仙谷登山口との分岐に近づく。
寒々しい景色が続くが風はあまり感じない。体感気温も低くはない。

もし吹雪いてホワイトアウトの様な状況ならば縦走せずにピークハント後、
ピストンして仙谷登山口へ下山するエスケープも考えていた。

コシキ岩のトラバースの状況が不安点だったが、
まるで問題なくサクサク進めた。

厳冬期の氷ノ山は日本海側の影響をもろに受ける。
けっして晴天率は高くない。むしろ曇天や荒天の方が多いだろう。

ハチ北やミカタやおじろのスキー場に雪は無い。
関係者は商売上がったりだよねぇ・・・

最後の登りに差し掛かる頃ようやく山頂避難小屋がガスの向こうに見えて来た。

ガスに包まれて真っ白な風景の中に山頂避難小屋は浮かび上がって見えた。

避難小屋の中でランチにする。
各自ラーメンやおでん等で空腹を満たし身体を温める。

エノちゃんのゴーイングマイウェイなFACEBOOKタイムの長いこと（笑
散々メンバーを待たした後の一言、　「ほな！！　行くで〜！！」
吉本新喜劇やったら全員でづっこける場面だろう・・・（笑

避難小屋を出てしばらくすると日が差してきた！

鈍色の空には一気に紺碧が広がり始め気持ちも高揚する♫

笹原の向こうにある氷ノ山のピークを振り返る。
普段の冬なら笹など見えていない。一面白銀の世界なのだ。

まあそれでもモノクロームの世界から解放されたのだ。
やはり総天然色の冬山は素晴らしい♫

嬉々としてガシガシ進む山より宴パーティー♫

モンスターと呼ぶには着雪も少なく迫力に欠ける木々たち。

今日はお気軽山行のつもりだったので一眼のX-T1は持ってこなかった。
オリンパスのコンデジでも十分いい仕事をしてくれた♫

厳冬の氷ノ山に通い慣れている者にとっては違和感を覚える風景だろう。
頂上避難小屋と三ノ丸避難小屋の間は色の無い純白の雪原が普通なのだから。

そんな中、感極まり我慢できなくなったkumiちょは雪原にダイブ！！
気温の高さも手伝って躊躇なく飛び込んでましたとさ〜♫

ゆっくり起き上がれば、綺麗にkumiちょ型が出来上がるのであった（笑

三ノ丸避難小屋のすぐそばにある展望所。
2m下では感じない寒風が上では吹き抜けている。
僅かな差なのに体感温度はまるで別次元だ。

三ノ丸避難小屋でショートレストして名残惜しいが快晴の氷ノ山を下山する。
好人ちゃんによれば去年の今頃は小屋の半分が雪で埋まっていたという。

氷ノ山町営スノーピアのリフトに到着する。もちろん運行していない。
ここからはスキー場のゲレンデを下りて行くだけ。

リフト乗り場の傾斜した板が凍結していてエノちゃんはスッテンコロリン（笑

急勾配のゲレンデをサクサク下って行く。

途中からは持参したヒップソリにまたがり直滑降ですべり降りる♫

kumiちょはあっという間に小さくなってゆく♫

最後はハイスピードからの直滑降後にドテッと転ける（笑

十分楽しんで四人はゲレンデを下山する。

懲りないkumiちょは何度かチャレンジするも下の方は湿雪なので滑らず・・・

一番下のリフト乗り場まで降りてくれば積雪は無く閑散とした風景だけがあった。
スノーピアのレストランも当然閉店中・・・

今日歩いた氷ノ山の稜線が静かに横たわっている。
穏やかで優しいいい山日和だった。

さてさて厳冬期の雪山はこれからが本番♫
低山からアルプスまで色々計画して楽しみたいね！