2014/09/24

Ladakh Sham Trekking / third day


20140807 the - 0817 sun 空の果てを旅する・ヘミスシュッパチェン〜ラマユル

レーの西、約125kmの地にある「ラマユル」は太古に湖の地層が隆起し生み出した村。
月世界と形容される異様な形をした黄褐色の岩肌の山々に囲まれている。
ポプラの木々や田畑の緑が鮮やかに美しくアンズやリンゴがたわわに実る土地。

その雄大な風景の中に建つラマユルゴンパはラダックのランドマークでもある。
太古の昔、数々の聖なる伝説が残されている神々しい土地。
千年もの昔から守られてきたチベット仏教の壁画や仏像。

今ではインダス川沿いのジープロードも整備されラマユルは観光地となった。
バスにジープ、レンタルバイクやトレッキングと多くの人が訪れる。
食堂や土産物屋からゲストハウスまで観光客相手の様々な商売で賑わう村となった。




ホットチャイに、ふっくらとしたチャパティにジャム&バターの朝食。
これも笑顔でストップを伝えないと何枚でも勧められる(笑


シル家のファミリーに「ジュレー♫」と笑顔で握手と挨拶。
午前8時にこの日もトレッキングのスタートとなる。


昨夜のフランス人親子は空身でトレッキングしているそうな。
最低限必要な道具はガイドが担いでいるらしい。
自分たちの着替え等が入ったバックパックはジープで次の村へ運んでもらうそうな。


ガイドのサムさんがkumiちょに「君のザックも運んでもらうかい?」と聞いてきた。
kumiちょは満面の笑みで自分のザックをサムさんに渡した・・・
スルーハイクのフィロソフィー等どうでもいいらしい(笑


この日も峠に向けてえっちらおっちらユルトレを楽しむ♫
マニ塔が見えて来た。マニ板もある。時計回り☆時計回り☆


この日も白人パーティーとユル〜い抜きつ抜かれつを繰り返す(笑


荒涼とした峠の手前に突然現れたパブリックトイレ!
きちんと男女別になっていた(笑
一応トレッキングルートだもんねぇ


で、本日最初の小さな峠を通過する。
風が心地良すぎる♫


シープの角と頭蓋骨。
魔除けなのだろうか?一般家庭の壁や玄関等にも飾られている。



登ったら下る。そして次の峠へ向けて登りが待っている。
分かっちゃいるが・・・


九十九折のルート。奇岩と絶景の谷をぐんぐん下る。


程なくして本日ラストの峠というか稜線の塊がファインダーの全面を被う(汗


直登は絶対に「ダメよ~ダメダメ!」
と独りエレキテルしてたらトラバースルートがあるから「いいだろ〜」って
でも、やっぱり「ダメよ~ダメダメ!」


と、面倒くさがられる独りノリツッコミしながら振り返れば
歩いてきたルートがしっかり確認できた♫


砂も土も岩も日本では見れない色があまりに多い。
標高や紫外線の影響もあるのだろうが不思議な色を愉しむ。


稜線の下。長い長いトラバースルートをえっちらおっちら・・・
で、メッタクラ(Mebtak-la)峠(3750m)に到着♫


ここの峠にも大小複数のタルチョが設置され風に靡く。
真夏の風も北アルプスの稜線のそれとはやはり種類が違う。


まったりレストしていたらアングロサクソンパーティーは遥か彼方となりました(笑


で、長い長い下山ルートをひたすらえっちらおっちら・・・
木々の緑を目視できたら村が近いということ。


まったりトレッキングでも昼頃にはアン村に到着した。
いわゆるシャムトレッキングはここで終了。


明日、ラマユルからワンラまでトレッキングするために
アンからラマユルまで車でギューンッ!と移動する。
ギャルポさんのTATAがすでに到着していた。


下山した村にも常設テントな店が一軒。
川の水で冷やしたGODFATHERをいただく♫



アンからラマユルまでの途中にあるカルツェ村でランチタイムとなった。
アプリコットは袋に詰めてどこでも売っている。


本場のチキンマサラカリーは超濃厚♫


スープモモ・・・激ウマ♫


途中に検問所もある。
僕達ガイコクジンはパスポートの提示が義務づけられている。
その間にもアプリコット売りの少女ならぬオバちゃん達の営業活動がタイヘン(笑


その後はラマユルに到着し本日の民泊させていただくシンゲ家にチェックイン。


僕達が泊めていただいた二階の部屋は大きなベランダに面しており
山とゴンパに囲まれたロケーションがgood!


窓を開けたらベランダに出られる素敵な環境(笑


なので部屋は明るく開放的で広さも十二分。
トイレ&シャワールームは共同で深夜には熱い湯は出ない。
ここのお宅も寝袋が必要ではない清潔さだった♫


ラマユルの昼下がり・・・しばし部屋でまったり寛ぐ。


午後、少し陽が傾いてからラマユルの村を散策する。


月世界と称されるのが理解出来る荒涼とした山肌の光景。


幾重にもレイヤードされた古代の地層が不思議なグラデーションを生み出す。


マニ車があれば自然に時計回りで動かす・・・すでに癖になっていた(笑


ここからはラマユルゴンパをサムさんにガイドしてもらった。


ラマユルゴンパの寄宿学校で学ぶ子供達。僧侶になる道は長い。
でも子供は子供。中庭で鬼ごっこをして戯れていた。


僧侶がマニ石を掘っていた。このサイズで丸一日かかるらしい。


凛々しい顔から悪ガキ顔まで・・・日本となんら変わらない。



ラマユルゴンパの最上部まで案内してもらう。


タルチョが幾重にも靡く。


タルチョの中に強引に侵入してみる。
風が強い。手足がタルチョに絡まり難儀した(笑


ブッダン サラナン ガッチャーミ・・・あれ?・・・ちゃうかな?



その後は11世紀に建立されたラマユルゴンパ内をサムさんにガイドしてもらった。


千手観音が あーして こーして
如来が どーした こーした
大黒天が ・・・


彼の深い仏教スキルで深いい仏教の英会話時間を過ごせた(汗


でもね・・・サムさん・・・ゴメンよ・・・記憶が・・・ね・・・


この後はシンゲ家に戻り特製ラダックカリー大盛りをいただいた。
もちろん笑顔のおかわりしなさいルールは甘んじて受けましたともさ(笑


この日まで日本人に合わなかったのにこの日のシンゲ家の客人は全て日本人だった。
僕達以外には和歌山からの単独オニーサンと東京からの単独オネーサン。
ラマユルの民泊で4人の日本人が偶然にも出会う奇跡♫


山より宴真理教教祖としては、場を仕切らねば気が済まない(笑
サムさんにパシリしてもらってビールを調達♫


シンゲ家2階のベランダでバックパッカー同士の旅の話ができた事が嬉しかった。
ベランダで星空撮影できる環境って素敵だよなぁ〜♫
X-T1が機能不全だった僕は蚊帳の外だったが・・・


明日はフィナーレとなるワンラまでのトレッキング。
素敵な出合と風景が山盛でした♫

4 件のコメント:

  1. GODFATHERが気になって気になって
    なんちゅーネーミング
    なんちゅーラベル
    ドン・コルレオーネもびっくりでつね^^

    返信削除
  2. スロトレさん

    ゴッドーファーザーは日本でも購入可能ですよん☆
    スーパーストロングなアルコール度数がパンチ効いてマイウーでつw
    まあ、日本のビアメーカーではデザインも味も有り得ませんね・・・(笑

    返信削除
  3. 東大阪市 AO2014/10/09 19:40:00

    覚えているかい?  大峯奥駈道の楊枝ケ宿のA.Oだよ~ン
    ブログは、ちょいちょい見てます。いろいろあった壱年みたいネ。
    くみちゃんとの結婚 おめでとう。
    私はあいもかわらず、大峯にどっぷり。ガイドができる程、成長しました。
    また、お会いできる日を 楽しみにしています。

    返信削除
  4. 東大阪市のA.Oさん

    お久しぶりで〜す!
    ご無沙汰してます♫ もちのろんで覚えてますよん♫
    コメントありがとうございます。

    いやほんまに色々と経験した一年でした(汗

    お祝いの言葉ありがとうございます♫

    相変わらず大峰一直線な山行を楽しんでおられるのですね!
    いっぺんガイドしてくださいな(笑
    こちらこそ再会できる日を心より楽しみにしています♫

    返信削除