2014/09/07

Ladakh Sham Trekking / first day


20140807 the - 0817 sun 空の果てを旅する・リキル〜ヤンタン

朝食は熱いミルクチャイに薄いオムレツ。トーストはジャム&バター。
午前7時半にドライバーとガイドがゲストハウスへ迎えに来た。
TATAの四駆にバックパックを積み込み僕とkumiちょは後部座席に乗り込む。

今日から現地ガイドと共に 四日間の下ラダックのシャムトレッキングが始まる。
リキル〜ヤンタン〜へミス・シュクパチャン〜アン〜ラマユル〜ワンラ
毎日3500m〜3800mの峠を幾つか超えて村から村へスルーハイク。

日々の歩行距離は十数キロと比較的易しいトレッキングルート。
チベットよりチベットらしいと言われるゴンパ(チベット仏教僧院)も楽しみ。
テン泊は一度も無く三泊とも現地の村で民泊なのも楽しみ。




レーの町をTATAの四駆は南へ走る。
雪を被った稜線にはラダックの名峰ストック・カンリ(6153m)のピークが見える。


やがて進路は西へ向かい砂塵のアスファルト道を高速で飛ばす。
インド軍の基地があちこちに点在している。


町から30分ほど走ればインダス川とザンスカール川の合流地点に出合う。
ヒマラヤ山脈やカラコルム山脈の雪解け水はやがてパキスタンのアラビア海へ注がれる。


生涯のうちにインダス上流にて佇むことが出来るとは思わなかった。
しばし感慨に耽る。


TATAの四駆はインド軍のジープやトラックを何十台も追い抜き高度を上げる。
前からも後ろからもホーンの音が五月蝿い。


リキルの村を抜ければやがて高台にリキルゴンパが現れる。


リキルゴンパは11世紀に創建されたそうな。
で、ゴンパの座主はダライ・ラマ法王の実弟ナリ・リンポチェだそうな。
ガイドのサムさんがあれこれゴンパの説明を丁寧にしてくれる。
全て英語のみだが・・・


ゴンパの入口では僧侶達が供え物に使う仏具になる蝋のようなブツをこねている。


中ではこねられたブツを小さな塔のような形に手で成形している。
外の僧侶達に比べて中の僧侶達は平均年齢高し!


ラダックでは今年の7月にダライラマ法王のカーラチャクラを終わったばかり。


極彩色の砂曼荼羅も拝見できた。
やがては川に流すらしい。


チベット文化圏のゴンパはどこを見ても極彩色だらけ。
もちろんそれぞれの色には意味がある。

あれこれ教えてもらったが・・・忘れた(笑
ちなみに下記写真は全高20mのチャンパ(弥勒菩薩)像。


左がガイドのサムさん。ジョークが好きでチベット仏教を深く学んでいる。
右がドライバーのギャルポさん。真面目で礼儀正しい青年だ。


リキルゴンパ見学の後は車で少し移動していよいよシャムトレッキングの始まり。


クリークを渡り小さな森をぬける。 なんだろうこのワクワク感♫


いきなり現れるラダックにしかない色達。
風・空・雲・麦の穂や木々の緑が美しい。


ここはイスラムやヒンドゥーに囲まれたチベット文化圏。
街道沿いや村の近所に積まれたマニ石(経文やマントラが刻まれている)


チョルテン(仏塔)やマニ石、マニ車のある所では左側(時計廻り)を通るのがルール。


ラダックの人達は朝夕にチョルテンの回りを巡拝する。


シャムトレッキングらしい風景が次々に現れる。
夏の日差しは厳しいがここはオーバー3500mの世界。
風は涼しく乾燥しているので不快感はゼロだ。


僕は昨日の一日で高度順応はできたようだ。
軽い頭痛や倦怠感は無くなっている。

だがkumiちょは体調不良が続いている。
あきらかに辛く苦しそうだ。


まあ、でもこの風景に囲まれながらのまったりトレッキングだ。
自然に笑顔もこぼれてくるさ。


歩き出して1時間程でタルチョが棚引くポペラ(Phobe-La)峠 (3700m)に到着。


前後してトレッキングしている白人のパーティーが数組。
挨拶は「ハロー」より「ジュレー」の方が圧倒的に多い♫


kumiちょのバックパックには着替えや寝袋に化粧品程度。
計ってはいないが5kgも無いだろうが歩行速度が徐々に遅くなる。
かなりグロッキーのようだ。


僕がkumiちょのバックパックを持とうとしたら、
ガイドのサムさんが僕の仕事だと笑顔でサクッと担いでいった。


空身になったkumiちょはまともな歩行速度を取り戻してくれた(汗



コントラストの強い光と風景だ。ここならコンデジでもそこそこ撮れてしまう。

ってのはまったくの言い訳で X-T1 をメイン機として持って来ていたのに・・・
バッテリーが初日でエンプティーになりサブバッテリーを忘れ充電器まで忘れていた。
三脚(Manflotto・Befree)まで持参してきたのに・・・
ラダックの素晴らしい風景を X-T1 で撮る願いは叶わなくなった・・・
ウルトラ残念だが仕方ないのでサブ機のコンデジでの撮影となった。


常設テントのある場所でランチタイムにする。
レーの町で仕入れて来たランチボックスをいただく。


kumiちょはジュースを飲むのが精一杯のようだ。
僕とサムさんはもちろん完食♫


その後もえっちらおっちらユル〜ク登り続けて本日ラストの峠に到着。
チャガツェラ(Chagatse-La)峠(3630m)にもタルチョは棚引く。


さてここからはぐんぐん下り、
本日のお宿があるヤンタン(Yangtang)村が遠景に目視できた。


大所帯の白人ファミリーは馬に歩荷させて手ぶらハイキング。
楽チンだろうな〜(笑


村をぬけてゆけばパンダ柄の羊達がワラワラと集まって来た(嬉々


で、見えてきたのが本日のお宿であるトゴチェ家に到着。


積極的にバックパッカーを歓迎してくれるお家のようだ。


部屋に案内されたあとは夕暮まで辺りを散策する。


放牧されている牛も羊もあちこちにウロウロしている。


玄関前ではガイドのサムさんの同級生がいたり、トゴチェ家の次男がいたり・・・
拙い英会話でもなんとかなるものだ(笑


ここはレーの町には無いユルい時間軸で流れる生活があるようだ。


部屋でいただいたウェルカムティーと庭で採れるアプリコット。


今宵の部屋は四人部屋をkumiちょと二人で使わせてもらった。
ここはシャワーも無いので身体を拭いて終了☆
絨毯のような布団は砂だらけでシュラフ持参が正解だった(笑


ディナーはトゴチェ家特製のトゥクパをごちそうになった。
野菜と肉と麺類のごった煮的な料理。
器を空ければ何杯でもおかわりを勧められる。
ええ、かなりの回数おかわりさせていただきましたともさ(汗


トゴチェ家のキッチン&リビングでディナーをいただく。
本日の客人はイスラエルのカップルとフランス人パーティ3名にチャイニーズ1名だった。


愛嬌のある可愛いトゴチェ家のお母さん。
レンズを向けても素敵な笑顔で対応してくれました♫


さて、明日はどんな風が吹いて僕達を案内してくれるのだろうか♫

2 件のコメント:

  1. ジュレ~
    コンデジ?X-T1?
    モーマンタイ
    空も雲の影も山肌も、ぜんぶニポンには無い色ばかりで
    空気すら映ってますよ
    インダス上流も素晴らしいけれど、民泊って!
    で?お山はぁ?まだぁ?w

    返信削除
  2. スロトレさん

    ジュレジュレジュレ〜
    いやほんまに風景の色が日本とはじぇんじぇんちゃいましたわ♫
    ラダック語と英語のみの民泊ってドキドキワクワクでっせ(笑

    で、お山ねぇ・・・
    スルーハイクにお山は出て来たっけなぁ・・・

    返信削除