Summer Vacation 2017

20170812 sat - 16 wed　北海道遠征の顛末

一番素敵な季節がもうすぐ終わる　さよなら夏の日
いつまでも忘れないよ　雨に濡れながら　僕達は大人になってゆく
明日になればもうここには　僕達はいない
言葉じゃ言えない　もどかしさを伝えたいよ　今も
どうぞ変わらないで　どんな未来が訪れたとしても　さよなら夏の日

作詞　山下達郎　「さよなら夏の日」より一部抜粋

盆前の日本は台風5号Noruに翻弄された。あまりの遅さに各地の被害も甚大である。
それにオホーツク高気圧の存在を知り、勉強したのも人生初である。
高気圧といえば太平洋と大陸くらいの知識しかなかった・・・

病み上がり後は体力回復のため、ストイックに追い込んでジョギングを続けた。
それもこれも憧れであった旭岳〜トムラウシ縦走を成功させるためである。
だが、僕達夫婦の夏は唐突に終わった。　さよなら夏の日・・・

台風5号Noruが過ぎ去った後も、北海道の天候は不安定だと天気図は伝えてくる。
オホーツク高気圧の縁を気圧の谷が緩い速度で移動している。
北海道遠征そのものを中止にする考えもあったのだがトムラウシの誘惑には勝てなかった。
それに山より宴・北海道支部長のITOさんと、テン場でのジョインも楽しみであった。

kumiちょは初の北海道上陸なので山以外にも行きたい場所は数多あるようだ（笑
初日（8/12）は午前8時15分の関空発ピーチエアで出発.。
途中、札幌で2時間ほど散策したのだが大阪と気温が10度以上違うので涼しいよ♬
そして旭岳温泉の宿に着いたのが午後5時半であった。

宿の名前は「ヌタプカウシペ」。 とても雰囲気のあるロッジである。
「ヌタプカウシペ」とはアイヌ語で大雪山なのだよ。
混浴の露天風呂は風情があって良い。雪の頃に再訪したいなぁ♬

トムラウシのカムイミンタラの稜線を歩けることに一縷の望みを託す前夜。
アイヌのフィロソフィーとヒストリーを感じるために北の大地にやってきたのだ。

二日目（8/13）の早朝。
始発の旭岳ロープウェイに乗るために駅へ向かう。
山麓から山塊は全く目視できない。濡れたアスファルトは気持ちを萎えさせる・・・

真っ白な風景に閉口しながらも不思議と片道切符を購入した。
この時はまだカムイミンタラの女神を信じていたのだ。

そぼ降る雨と濃霧は縦走のモチベーションを剥ぎ取ろうとしている・・・

ロープウェイの姿見駅で一時待機する。
大半の登山者が行くか戻るか躊躇している。
kumiちょと本気の喧々諤々的な首脳会議を行う。
進む事と進まない事のメリットとデメリットを相談する。

明日、明後日が回復傾向なら土砂降りでも間違いなくgo for it ! だろう。
そうではない天気図を睨みながら僕達は撤退の判断をした・・・
北の崇高なる大地、カムイミンタラを縦走する45kmの旅は来世かな？（笑

さよなら・・・僕達の・・・夏の日・・・

そうと決まれば、バックパッカーkumiちょの真骨頂である。
スマホでサクサク調べて、あーしてこーしてとプレゼンしてくれる（笑

トムラウシ縦走を中止にしたために、3泊の宿を確保しなければいけない。
旭川で一泊。札幌で二泊。盆の時期にビジホは空いているのだろうか？
駅前でテン泊すれば道警がダッシュ！で飛んでくるだろう（笑

サクサクとスマホで仕事をこなすkumiちょ。
旭川で一泊。札幌で二泊はモーマンタイでビジホをゲットした♬

あとは北海道初上陸のkumiちょにお任せストーリーである♬

まず最初は旭川市の旭山動物園である。
テレビでは何度も観ているが入場は初めて。

ファミリーでゆったりと一日楽しめる動物園だ。
比較的コンパクトな敷地だがさすが人気の動物園♬
見せ方は上手いわ〜

雪豹やレッサーパンダやキリンなどは触れそうな位置関係が絶妙なのだよ♬

もちろん小動物などはお触りオッケーゾーンもある（笑

個人的にはミミズクかフクロウを飼いたいなぁ・・・

北海道グルメもあれこれサクサク調べる。
夕食は旭川でジンギスカンなら大黒屋でしょ！となった♬

30分から1時間待ちは当たり前の大黒屋。
順番の番号札を渡された客達が店の前でたむろする。

通された昭和な店内の座敷はホワイトアウト寸前であった。
いわゆる「煙が目にしみるぜ！」的な状況が恒常的なのだ（笑

ヘルシーなラム肉は美味い！
ヘルシーだからといって食べ過ぎれば本末転倒である・・・（汗

三日目（8/14）は、もちろんまったりと起床♬
その後は札幌に移動。
札幌観光のド定番はトリアエズ案内しておきました（笑

北海道といえば海鮮！　ではなく、雲丹でしょ雲丹！
思う存分、堪能させていただきましたよ♬

で、午後からはこれもkumiちょが行ってみたかったモエレ沼公園。
基本設計は世界的に著名な彫刻家イサム・ノグチ。

北の大地の彫刻でありアートパークなのだ。
レンタサイクルで広大な敷地内をめぐる♬

広大な敷地には幾何学形態を多用した山や噴水があり、
遊具などの施設が整然と配置されている。
自然とアートが融合した美しい景観を楽しむことができる。

僅かな急登を頑張れば素敵なパノラマの風景が和むなぁ♬

モエレ山からの縦走でプレイマウンテンへ連続登頂を果たす（笑

プレイマウンテンのピークから振り返ったモエレ山♬

モエレビーチで癒された後は噴水アートを楽しむ♬

風下にいた人達はビショビショ（笑
子供達はわざとそれを狙っていたようだ。

ガラスのピラミッドは地域固有の自然エネルギーである雪を活用した
冷房システムを導入している。
自然環境保全の観点からも素敵だよ♬

クールなデザインのガラスのピラミッドの名称は「HIDAMARI」。
暖かさの感じられる言葉をチョイスするのは北の大地らしい気がするね。

夜は札幌の大通公園をぶらぶらと散策する。
もう、ねぇ、完璧に観光客として歩いていたよ（笑

この夜は涼しくって気温は21度ほど♬
大阪に帰りたくなる爽やかさなのですよ。

四日目（8/15）も、当然まったりと起床♬

札幌から函館本線に乗って余市へ向かう。

北の大地に依存症が集う聖地。ニッカウィスキー余市蒸留所である。

ニッカウィスキーの創業者である竹鶴が夢見た理想郷が余市なのだ。

歴史と伝統のあるウィスキーの製造工程を見学する。

シングルモルトの重厚な力強さ、ピートの香り♬
日本が誇る素敵な個性がここにある。

無料試飲場では、スーパーニッカ、竹鶴、アップルワインをいただける。
無限ループしようと試みるも整理券をもらいに入り口へ戻るも大変なのよ・・・（笑

ほろ酔い気分で余市を後にする。
バスに乗り小樽へ向かう。左手には石狩湾を望む。

小樽ではこれまたド定番の運河クルーズを楽しむ観光客と化した夫婦（笑

小一時間ほどのクルージングだ。

余りに有名すぎる風景・・・
大正から昭和にかけて栄華を極めた時代背景を想像させる。

観光客でごった返す風景は大阪や東京と遜色ない。
それに飛び交う言語もアジア圏の言葉が圧倒的に多い。

なんだか超久しぶりに観光らしい観光旅行になった北海道だった（笑
旭岳〜トムラウシ縦走は露と消えてしまったが、
kumiちょの行ってみたい場所に行けて良かった！ということにしておこう（笑

この日の夜も札幌に戻って美味い北海道の海鮮をいただいて宴をする夫婦であった（笑
札幌テレビ塔からの夜景も素敵だねぇ♬

五日目（8/16）も、思いっきり！まったりと起床して大阪に帰りましたとさ〜♬

なんだか病気ブログに続いて、今度は観光ブログと化してるよね・・・

次回のアップも山に行かないで、海へ行ったりしてるやもしれませぬ・・・

to be continued ♬