20160702 sat - 03 sun 梅雨の晴れ間に四国の背骨を歩く旅
水無月から文月へ。チベットからの贈り物が届く頃。
それは多分な湿気を含んだアジアモンスーンの季節。
拒否することは許されない亜熱帯ジェット気流が始める夏。
白山〜別山縦走を予定も梅雨前線は日本海側に停滞。
偏西風の支配下にある日本海側に踵を返し四国へ渡った。
山へ登るために海を渡る。明石と鳴門の海峡を渡れば阿波国。
今回は好人ちゃんの発案により赤石山を縦走することになった。
僕もエノちゃんも未踏の山なので期待も大きかった。
剣山や三嶺の笹の稜線とは違う山域に感動しきりの山行。
土曜の早朝に大阪を出発。僕のCX-5で高速を飛ばす。
エノちゃんも好人ちゃんも「ここはアウトバーンか!!」的な速度で走ってくれた(笑
筏津山荘の無料駐車場にCX-5を停めて午前10時過ぎに入山開始。
四国山域の川は大峰にも負けない美しさだ。
筏津登山口から入山する。
八間滝がある瀬場谷沿いの登山道をハイクアップする。
沢登りをするには狭い沢だが、この時期は水の側を歩くだけでも癒される。
ましてや今回は避難小屋泊まりなのでバックパックも軽量化できた。
この日は小屋までハイクアップするだけ。
急がずまったりと何度もレストしながら涼しい沢に癒される。
樹林帯を抜けたところで東赤石山と赤石山荘の分岐に出る。
ここから山荘までは5分とかからない。
まったり歩きすぎて通常なら3時間もあれば楽勝のCTが30分以上もオーバー(汗
小屋に到着すれば乾杯の儀は外せない。
インドの青鬼(IPA)でプシュッ!と命の水分をいただく幸せ(笑
前日に予約した赤石山荘は築50年の老朽化著しい山小屋。
この日は管理人も不在で宿泊者は僕たち3名だけだとこの時点では思っていた。
明日登る東赤石山から八巻山の岩稜帯の稜線を望む。
昼すぎから曇りだした新居浜の空。明日は晴れてくれるのだろうか・・・
トタン張りの赤石山荘は素泊まり布団付きで2,000円。
小屋に備え付けられている専用封筒に住所氏名を明記して宿泊料を入れる。
鍵のかかった小屋番部屋のポストに投函すればオッケーなシステム。
好人ちゃんがファイントラックのツェルトを持参していたので、
セッティングのプラクティスを楽しむ♫
好人ちゃんには、どうやら助手が二人くらい必要なようだ(笑
その後は広い畳の間でゆったり寛ぐ午後。
誰かはソッコーでお昼寝してましたね・・・
小屋の一番奥のスペースは、おくどさん的炊事場がある。
小屋の外には水場がある。こんこんと湧き出る水場は有難い。
雨の多い時期は枯れることも無さそうだ。
稜線はガスってきた夕刻。
部屋で寛いでいると外からベアベルの音が聞こる。
夕刻に近い時間に誰が歩いて来たのだろうか?
小屋の玄関の扉を開ける音。「コンニチワー」と聞こえる声。
まるで小屋番のごとく玄関にダッシュする僕(笑
小屋の玄関にはアングロサクソンのカップルが立っていた。
「オーストラリア シュッシンデ コウチノ オオトヨウチョウ カラ キマシタ!
キノウ ヨヤク シテマス!」
流暢な日本語で女性が説明してくれた。
僕は小屋番ではないが小屋番のように部屋の案内と布団の説明をした(笑
エイモンとエリーのカップルは僕と親子ほど離れた年齢だ。
だがそんなことはお構いなしだ。
利害関係のない山仲間に上下関係も年齢差も考えない。
各自の夕食を楽しんだ後は、ビールやバーボンで宴を楽しむ♫
久しぶりにトランプで熱くなった夜(笑
次回はUNOも持参かな♫
なんだか小学校の林間学舎を思い出すような素敵な時間だった。
ドンチャンは続いたがそれでも午後9時頃にはお開きとなった。
翌朝は明るくなる前から目が覚めてしまった。
外に出れば今日の快晴が約束されたような空に安堵を覚える。
薄暗い小屋の中で朝食を済ませ午前7時に5名で出発した。
当初、エイモンとエリーはピストンで筏津登山口に下山予定だった。
そんな面白くない計画を却下してもらい僕たちと縦走することになった(笑
下山の日浦登山口に自転車をデポしているので無問題で縦走できる。
CX-5を回収してくれたエノちゃんありがとねー♫
朝から好人ちゃんを先頭に、良いペースでサクサクハイクアップ♫
若いエイモン&エリーも無問題で縦走できる。
振り返れば瀬戸内の海が広がっていた。
新居浜市の向こうに広がる紺碧に目を奪われる一時。
遠景には、しまなみ海道も目視できる。
朝から滝汗で登った東赤石山でピースフルタイム♫
晴れたり曇ったりの一日。
瀬戸内のシーブリーズは心地良い♫
これから縦走する稜線は岩場が多い。
まずは八巻山を目指すルート。
振り返って東赤石山1706mを臨む。
クライミング要素の多い岩場は楽しい♫
ホールドもスタンスも極めて楽チンなので安心である。
八巻山らしいピークが見えてきた。
小さな羽虫が多いのでエリーにモスキートネットを貸してあげる。
頭から被れば虫のウザイ感覚が皆無になるのが嬉しい。
エイモンとエリー、何度も写真を撮りあいっこしている。
楽しそうな二人を見ているとこちらまで嬉しくなるよ♫
滝汗で八巻山ピークハント♫
四国の山でもここは剣山や三嶺とは稜線の雰囲気が全く違う。
笹原がほとんどなく岩稜帯が多いのが特徴だ。
やはり石鎚山系に近い山域なのだろう。
遠くには笹ヶ峰の稜線も横たわっている。
四国の山域は登りたいピークがまだまだある。
5分程度のショートレストを頻繁に行うこと。
疲労の蓄積をかなり抑えてくれる。
石室超あたりからは昨夜泊まった赤石山荘の赤いトタン屋根が目視できた。
次は前赤石山を経由して物住頭(モノズミガシラ)を目指す。
アルプスチックな岩場の連続にワクワクしながら縦走する♫
小さなアップダウンが続き、楽しい岩稜帯の稜線歩き。
ヤマレコなどで一部不明瞭な稜線だと指摘があったが無問題。
岩場でもそれとわかる踏み跡が続いている。
ルートロストは、ほぼ皆無だ。
先頭を歩く好人ちゃんは女性にはめちゃくちゃ優しい(笑
メンズのフォローは絶対にしない!
分岐が現れば物住頭も近い。
この辺りから岩稜帯はなくなり稜線漫歩的なユルいルートを楽しめる♫
前方に物住頭1634mのピークが確認できた。
地味にしんどい登りを無言でハイクアップ(笑
ここの山域のピークにある看板は銅製が多い。
地域の特徴がよく出ている。
物住頭からは一旦下り最後のピーク西赤石山を目指す。
西赤石山からは銅山越、ツナグリ山、笹ヶ峰へと続く緑の稜線が美しい。
午前11時に西赤石山に到着♫
赤石山荘から4時間ほどの行動時間だ。
新居浜の街並みが近くなった。
しまなみ海道は湧き出した雲に見え隠れする。
もう登りはほぼ無い。
ここからは下り基調の登山道が続く(嬉々
ジェントルなエイモンとキュートなエリー♫
お喋りな男性にシャッターを押してもらう。
ありがとうございました♫
さてさて次のレストポイントである銅山越に向かう。
途中からは健脚エノちゃんが単独で先行してくれた。
おかげで日浦登山口に僕たちが到着して時にはCX-5が停まっていた。
エアコンありがとう! エノちゃんありがとう!
銅山越から少し下ったところに昔の歓喜抗があった。
こんこんと湧き出る水場があったので助かった♫
少し歩くと昔の面影は無くなった別子銅山跡が現れる。
小足谷川の清流も美しく癒される。
ダイヤモンド水に到着!
全員なんの躊躇せず頭から水をかぶる!
エリーも男前に頭から水をかぶっていた(笑
新しく建設されたバイオトイレ。
用を足した後は自転車を漕いで水を流すシステムらしい(笑
ダイヤモンド水からは別子銅山の遺構を横目に日浦登山口へ下山する。
本日の行動時間は6時間半ほど。
今までの四国で経験した山域とは違う素敵な縦走路だった。
次回は伊予富士や笹ヶ峰を絡めた縦走も考えたいなぁ♫
エノちゃん、好人ちゃん、エイモン、エリー。
素敵な二日間をありがとうございました♫
お疲れさまでした!
返信削除NEWカーのテストドライブも満喫出来たよ(^_^)v
トータル的にいい車ですよね。運転も楽チンでした。
おっ。好感度UPなナイスな場面を激写ありがとうさんです♪
夜中にガスってくれてホンマに良かったよね~
笹ヶ峰はナイスですね。四国の山で行きたい山の一つやわ。
人が撮った写真をみるとまた違った角度から見れて新鮮ですね。
色々ありがとうございました☆
このルートめっちゃ楽しそうですね!!
返信削除小屋に水場が有るのも良いし、岩場がなんか楽しそう(#^.^#)
ダイヤモンド水の自転車こぎのトイレも入ってみたいなぁ〜♪
kakaの今年行きたい所に登録しました(#^.^#)
えのさんのえのえのポーズが、めっちゃ楽しそうで良いですね^_−☆
好人ちゃん
返信削除往復の運転お疲れさまでした〜
セナのような高速走行ありがとう(笑
好感度っていうか美女に優しいだけやもんな〜
次回、四国に渡るときは笹ヶ峰も考えましょう!
俺たち、その他2名も無視されたって勝手に遊ぼうぜ!(笑
こちらこそ、色々とありがとね♫
kakaちゃん
返信削除このルートめっちゃ楽しいよ♫
岩場も多いし縦走がオモロイよ〜
ダイヤモンド水のトイレは正直笑えます!
kakaちゃんも是非、縦走してみてください♫
その他一名のポーズは、よくわかりませんねぇ・・・
kakaが同じこのルートへ連れて行け!
返信削除と唸っております~
まあ、僕もこのルート歩いてみたいから計画たてようと思ってるよぉ~
小屋を上手く利用すればザックが軽くなって良いよね(^_-)
totoちゃん
返信削除kakaちゃんは優しい縦走ルートが好きやねん(笑
普段は鬼教官にシゴかれまくってるからな、
たまにはまったり縦走ルートも連れて行ったりや〜
小屋を利用すればお気楽ハイキングモードで縦走できるよ♫