2015/12/13

Hello


2015 December 厳冬期・赤岳の断想

Hello, it's me

赤岳に初めて登ったのはもう10年以上前になるだろうか。
ブラザー雲消しKENちゃんに誘われて厳冬期に登ったのが最初だ。
それからは毎年登るのようになった赤岳。でも、なぜか積雪期のみしか知らない。
数年間ストイックに単独行で雪の赤岳を楽しんでいた。

Hello, can you hear me?

そして芦屋のSHMW絡みでbp-hiroと繋がった。そこから飛躍的に山仲間が増えていった。
僕がまだ自営業だった頃は平日でもお構いなしに入山していた。
そして多くの素敵な山仲間と繋がることができた。とても幸せな時を何シーズンも過ごせた。
疎遠になった人もいるが忘れたことはない。また君に会いたいと思うことが時々あるんだ。

Hello from the other side

厳冬期に単独でストイックに楽しむ山からパーティーで和気藹々と楽しむ山に変わった赤岳。
去年は西から東まで全国から総勢20名以上のジョインとなった年末の赤岳山行。
さすがにここまで来ると思考や技術の差が顕著になってくる。
僕たちは山岳会ではない。山を楽しむただの烏合の衆なのだ。

Hello from the outside

アルパインスタイルにステップアップする者。そうでない者。ベクトルは変わるものだ。
烏合の衆を束ねてはいけない。各自のフィロソフィーやモチベーションを大切にしようじゃないか。
なので今期は壮大なる全員参加的なメールのやり取りはNGとなった。
僕はもちろん今期も僕なりのペースで年末は赤岳を楽しむつもりだ。

Hello, how are you?

まずは基本に戻ろうと考えている。でもストイックな単独行はもうありえない。
少数パーティーで厳冬のノーマルルートを楽しめればと考える。
でもね、できれば今期もまた君と自炊室やテン場で会えればと想う。
君と一献できれば、それだけで幸せなんだよ。

Best regards

2015/12/08

Rescue Training



20151206 sun 山岳遭難救助訓練講習会

約3年ぶりの登山教室をまたまた福井県で受講。福井県山岳連盟遭難対策委員会が主催する山岳遭難救助訓練講習会が福井県立クライミングセンターで行われた。基本のロープワークに始まって、セルフレスキューや遭難者救助のノウハウまでレクチャーを受けた。

3年前に福井県大野市でdai & kk達と受講した雪山安全登山教室の時と同じ先生方だったので個人的にはかなり和めた。福井岳連の遭対委員長以外の講師(渋谷さんや桝田さん)は今も遭難者救助をしているバリバリの現役だ。

好人ちゃんは残念ながら高熱インフル?で参加出来なかったのでkumiちょと二人、必死のパッチで受講。クライミング好きの若者から山岳会のベテランまで比較的経験値の高そうなメンバーが多かった。

2015/11/24

We love gibier !


2015 Late autumn 年末用のジビエ(鹿肉)調達

11/21sat - 22sunと憧れだった大峰の七面山へ入山予定だったのだが・・・
ひょんなことから家庭的急用ができてしまい断腸の思いで入山しなかった。
林道終点まで歩きカラハッソウ谷を詰めて神仙平を経て舟ノ峠へ出るバリルート。

楊子ノ森から七面山東峰〜西峰と繋ぎアケボノ平でテン泊してやろうと考えていた。
釈迦ヶ岳から見える魅惑のテン場敵地な笹原は何年も前から考えていた。
また「炎上するぞー!!」と誰かに怒鳴られる前に来年はコソッと行こう♫

で、入山できなかった週末は久しぶりに京都北部へドライブすることにした。
昔kumiちょがお世話になったギャラリーカフェ道の途中でランチして、
毎年、何度かお邪魔している田歌舎で年末用のジビエ(鹿肉)を仕入れに向かった。

2015/11/19

perspective


2015 November FUJINON XF14mm F2.8 R

X-T1を使い始めて1年半ほど経つ。そしてとうとう初めての交換レンズだ。
カメラの知識を吸収すればするほど物欲や煩悩にさいなまれるわけだ。
いわゆるレンズ沼もそうだ。
まあでもボディーがフルサイズではないのであれこれ揃える気は毛頭ない。
ただ明るい単焦点の広角が一本ほしかった。迷った時は山と同じだ。
詳しい上級者に相談するのが当たり前だのクラッカーセオリーだろう。
daiちゃんも好人ちゃんも馬場の16文キックのごとくフルボッコで背中を押してくれた。
気の弱い僕は体育館の裏で不良に胸ぐら掴まれパチキ入れらた気分だ・・・
仕方ない・・・daiちゃんと好人ちゃんに責任転嫁して・・・
価格.comで溺れながら清水ダイブすることにした。

2015/11/15

Enjoy a cool autumn night


2015 Autumn 「秋の夜長は読書を楽しむ」

先日、四国の三嶺でテン泊した時のことだ。夜半に風が強くなりバサバサとテントを叩く風音が激しくなってきた。確か午前三時頃だと記憶している。久しぶりのテン泊で緊張感もあったのかなんとなく目が覚めた。だが風の音だけで目が覚めたわけではない。明瞭に聞こえるカサカサとテントの側を歩く音が気になったせいもあった。最初は鹿だと思ったのだがそこは鹿除けネットの内側なのだ。同行者がテントの周りを歩き回っているとも思えなかった。寝袋にくるまり寝ようとするのだが時折り聞こえるカサカサという草を踏む音が気になって寝付けなかった。仕方ないと午前三時半にテントのジップを開け外に出て真夜中の笹原を見渡す。そこに人や鹿や獣などの生命反応は感じることができなかった。もちろん同行者のテント二張りも静かである。全くもって腑に落ちないのだが満天の星空に満足し寝袋に戻り夜明けまで寝てしまった。怖いという感覚はなかったのだが不思議な感覚は今も残っている。僕はいわゆる見える体質ではないので、幸いにも見てはいけないものを見たことはない。だが長年山に登っていると何故か腑に落ちない不思議な感覚は何度かある。怖いとは思わなくても説明のつかない不思議な感覚をあなたも山で経験したことはないですか?

それが山を生業とするマタギならそれこそ多くの不思議を経験しているのではないだろうか?日本全国を放浪取材する田中康弘氏がマタギの取材経験を元に執筆した現代版遠野物語はスピリチュアルな実話が満載。東北の阿仁のマタギを中心に狐や狸に騙さた話や狐火などの逸話に霊魂や鬼のエピソードなど秀逸なストーリーが満載である。民話などの語り部が話すメジャーな話ではないマイノリティーな山の不思議な話が秋の夜長を楽しむにはもってこいの題材だとは思いませんか♫

ほんのちょっとだけ短編の題名を・・・「狐火あふれる地」「見える人と見えない人」「親友の気配」「辿り着かない道」「マタギの臨死体験」「白銀の怪物」「狐と神隠し」「不死身の白鹿」「もう一人いる」「足の無い人」「山から出られない」「死者の微笑み」「テントの周りには」等々、ほんの一部だが興味深いお題目が満載な「山怪」は秋の夜長にお勧めです。

2015/11/11

Everest 3D


20151111 wed 「雨の週末の過ごし方」

雨の週末。山に行く予定も無い日曜日。北摂池田ペット霊園では月に一度、ペット合同慰霊祭を開催している。塔婆を申し込んでおき久しぶりにカロタンに会いに行った。11月11日はカロの誕生日だしちょうど良いタイミングだ。墓前で手を合わせて懐かしい昔話をカロとした。

午後からは楽しみにしていた映画を観に行った。もちろん「エベレスト3D」だ。サガルマータで1996年に実際に起きた大量遭難事故を題材にしたノンフィクション映画だ。なのでストーリーも粗方分かっているのだが、実際にエベレストで撮影した影像美や豪華な俳優達の演技力が楽しみだ。

まずIMAXの3D映画って初めて観たのだが、3Dメガネかけて臨場感や立体感、山の高度感・遠近感など少し目眩を覚えるくらいのド迫力に圧倒された。ストーリーの組み立ては非常に分かり易いのだが、淡々と進める記録映画的な側面は否めない。それに登場人物が少し多く感じ頭の中で整理するのに若干戸惑った感はあった。俳優がゴーグルしてるシーンも多いしね(笑

だがジェイソン・クラークやジェイク・ギレンホールにジョン・ホークスにジョシュ・ブローリンだ。個性的でクールなハリウッドの俳優達が迫真の演技で魅了してくれる。難波康子さん役を演じた英国在住の日本人女優・森尚子の目力も良かった。近年稀に見る素晴らしい山岳映画だと思う。余談だが髭面のジョシュ・ブローリンって絶対年上だと思っていたけど、まあまあ年下やったのにはちょいとショックだった(笑

普段は冷静なガイドのボブがどうして午後2時のデッドラインを破ってまで郵便屋のダグに付き合い8848mまで引き返したのか? 酸素ボンベが無くなり薄れ行く意識の中、ヒラリーステップでうずくまり雪に埋もれ何を考えたのだろうか? それに妊娠中の嫁さんと無線と衛星電話を使った会話と約束・・・涙腺も絶賛劣化中の僕にはマジでヤバかった。心では鼻水垂れてたよ・・・

だがイケメン俳優のジェイク・ギレンホールがもっとヒーロー的な配役だろうと思っていたので、そこは少し残念に感じた。サウスコルで一夜明けてのゾンビの如くベックの復活にはビビったな〜その横で難波さんは凍っていたのだが・・・あと夫のために政府やメディアを動かしてヘリを飛ばしたピーチの迫力ある台詞も凄かった。そして有り得ない標高でヘリを操る現地レスキューパイロットの仕草や表情が格好良すぎた。

日本人として田部井淳子に次いで2人目の七大陸最高峰登頂者となった難波康子さんは今もサウスコルに眠っているのだろうと思っていたのだが、翌年に遺族の依頼によりシェルパ達により下ろされベースキャンプで荼毘に付されたそうな(合掌)・・・そしてラストシーンでのサラはキュート女の子に成長していた・・・それがとても救われた気分になった・・・

僕が8848mを目指す事は100%無いが、ベースキャンプの5300mまでは近い将来100%目指すつもり。いわゆるルクラから歩くエベレストトレッキングね。2〜3週間休みが採れたらカトマンズへまっしぐらだ♫ 休みが取れなきゃ引退後だなぁ・・・

それよりなにより今週末もまーた雨予報だねぇ・・・・・

2015/11/08

Miune of late in autumn / Final day


20151031sat - 1101sun 三嶺〜天狗塚縦走・下山日

深夜の三時頃に目が覚めた。風の嘶きで脳が覚醒したようだ。
あれほど静かだった三嶺の笹原に風が強く吹き抜けていた。
テントのジッパーを開け外に出る。氷点下の冷気が瞬時に体温を奪う。

寒い。寒いけど凛とした空気感は心地良さすら感じる。
満天の星空を見上げた。寝待月がようやく天空の真中に陣取っていた。
月齢18の明るい月光が三嶺の笹原に立ち尽くす僕の影を落とした。

ほんの僅かな時間だが久しぶりのこの感覚を多いに愉しんだ。
ぶるぶると震えながらテントに戻り寝袋にもぐり込んだ。
まだ起きるには早い。暖かな寝袋で惰眠を貪る至福の一時。

2015/11/03

Miune of late in autumn / First day


20151031sat - 1101sun 三嶺〜天狗塚縦走・入山日

最近の入山は直前になって行き先変更のパターンが続いている。
今回はえのちゃん好人ちゃんとで白山〜別山テン泊縦走を考えていたのだが・・・
西高東低の天気図とニラメッコして暴風雪は遠慮することにした。

今回もまたまた海を渡って正反対の山域へ上陸した。
名頃から入山するのだが下山口の西山林道登山口に好人ちゃんのチャリをデポした。
下山後チャリダーえのちゃんにマッハで名頃まで車を取りに行ってもらう計画だった。


2015/10/28

Modify


2015 Autumn 「ソレタコデュアル」

僕が高校生や大学生の頃に引越屋のバイトをよくやった。バイト料以外に客からチップをもらえる頻度が多かったのも続けた原因だ。引越屋の社員達は大阪人が大半だが九州から出て来ている人も多かった。当時の時代背景もあったのだろうか、大半の社員達がパンチパーマであった。引越屋内は見ようによっては暴力団事務所のような雰囲気であったのを思い出す。

そんな彼等が乗っていた車がハコスカやケンメリ、ロータリーのゼブンなどだった。パンチパーマのオジサンやオニーサン達は車高の低さを競うようにサスを切ったりして自慢していた。今、僕は希薄な記憶を辿ってこれを書いている。彼等が自慢げに喋っていた呪文のような言葉が楽しかったからだ。なかでも今でもよく覚えている言葉が「ソレタコデュアル」だ。「イモタコナンキン」なら分かるが、ほとんどの人がチンプンカンプンなワードだろう。

パンチパーマ達は愛車の改造に心血を注いでいたのは言うまでもない。どうやら「ソレタコデュアル」とは改造の短縮語のようだ。パンチに教えてもらったのはソレックス+タコアシ+デュアルということらしい。まあ、これでも一般人は意味不明なワードだろう。ソレックスとはキャブレターのメーカー名で、タコアシはエキゾーストマニフォールド、デュアルはマフラーの2本出しのことのようだ。L20やL28等エンジンを改造するのに三種の神器のようなモノなのだろう。

かれこれ三十年以上昔の話だがいまだに「ソレタコデュアル」という呪文が頭に浮かぶ時がある。僕は改造車を所有したことはないが不思議とお気に入りの呪文ようだ。去年FUJIのX-T1を所有した時に目に見えない壊れかけのラジオから「ソレタコデュアル」と聞こえてきたような気がした。レンズ沼は恐いがそれ以外の所でより快適にX-T1を使えるように「ソレタコデュアル」してみようと考えた・・・ってオチまで長かったねぇ〜(笑
しかもオチもイマイチやしorz


2015/10/22

Fine, later cloudy


20151011sun -12 mon 石鎚山〜瓶ヶ森・下山日

早朝、まどろみながら温かな布団の感触を楽しむ。
都会のホテルと遜色ない宿の心地良いベッドで深く眠る。
風の音も聞こえなければ獣の気配すら微塵も感じない平穏。

快適を自分でチョイスしたくせに不思議とテント泊が恋しくなる。
無い物ねだり的で天邪鬼な自身の思考回路を恨む朝・・・
次回の山行では必ず風の音を楽しみながら星空の下で眠ろうwww

そういえばヒルバーグ・ヤヌーちゃんを手放して手に入れた
エスパース・マキシム-X(4-5人用)で寝ていないというリアル・・・
ついでにGARMIN eTrex 20Jも、じぇんじぇん電源ON !してないぜ・・・

2015/10/18

Cloudy, fine later


20151011sun -12 mon 石鎚山〜瓶ヶ森・入山日

10月10日(土)は無事にバアちゃんの納骨式を済ませることができた。
ようやく肩の荷が下りたのが本音だが、ちょっぴり寂しいのも本音だ。
それに息子(僕の父)の眠る墓に一緒に入れたのだから本望だろう。

昼過ぎに納骨式を済ませ、その足で新穂高へ直行するつもりだったのだが・・・
11日(日)の北ア方面の天気図は洒落にならない等圧線と風力が見て取れた。
暴風雪が吹き荒れると予想して行き先を急遽変更することにした。

それは真逆方向の四国なのだが、何度も通っている三嶺や剣山ではない。
実は一度も登頂したことのない西日本最高峰の石鎚山なのだ。
気持ちは高揚し、真赤に燃える天狗岳の紅葉を期待して海を渡ったのだが・・・


2015/10/13

Coming Soon !


20151021 - 26 「イロモノシロモノ三人展」

則武千鶴(色鉛筆画)、ひろのくみこ(ガラス工芸)、北川祥子(イラスト)の
三人展を開催いたします。
お近くに来られた際は、などとは言いません。
三人展ガッツリ目当てでおこしやす〜♫

ところでkumiちょの作品ですが、ほぼ順調に仕上がったようです。
一部の作品はわざわざ波照間島まで持参して砂浜で撮影したり努力はしたようです。
まあ、ノープランだったので撮影スキルの低さを露呈してしまった老犬が一匹。

ほんでから、三名の在廊日は21日から23日まで交代制です。
ほんでから、たぶん土日は三人とも在廊してるようです。
ほんでから、フリマ形式の展示会なので財布の紐はゆるゆるでおこしやす〜♫


2015/10/08

Endless Summer / Final Chapter


20150919sat - 22tue 最果てのうるま・終章

ベスマを去る日がやってきた。でもなんら昨日と変わらない夏の朝があった。
シルバーウィークは台風の影響も無く安心して過ごすことができた。
ひとたび海が荒れれば石垣からの高速船は簡単に欠航する。

現在空路の無いベスマは高速船と定期船しか移動の手段が無い。
台風の多い7月8月等は開店休業状態になる離島の難しさがある。
空路復活は決定されたが機体の不具合によりまだ数年先になるのだろう。

次回はムシャーマの頃に戻って来たいと願う。ベスマの豊年祭と盆行事の祭。
ミルク神や南洋土人の仮想行列。雨降らしの神フサマラー等々。
上記のミチサネー終了後は、ニンブチャーと呼ばれる念仏踊りを飛び跳ねる。
一番コンギはベスマでしか見る事の出来ない喜劇的な狂言。
日本には触れてみたい文化が山ほどある。ほんと素敵な国だと思う。

2015/10/04

Endless Summer / Chapter Three


20150919sat - 22tue 最果てのうるま・第三章

八重山諸島の方言で、ぱいぬ島(南の島)とか、ベスマ(我らの島)と呼ばれている。
隆起珊瑚礁から出来た波照間の最高峰(島の中央)は60m弱である。
海岸線長は15km弱で島の外周道路を休憩無しで自転車で走れば1時間ほどで一周できる。

波照間島のさらに南には、パイパティローマ(南波照間島)があるという伝説がある。
これは沖縄に伝わるニライカナイ伝説に通ずる同類の物語なのだろう。
豊穣や生命の源であり神界でもある。そして魂はまたそこへ還るのだという。

波照間で二日も過ごせば島のおおまかな概要や土地勘はだいたい把握できる。
もちろん文化や風習等、一朝一夕ではとけ込めない歴史は別だが。
それに島の人々は優しく愛嬌者が多い。閉鎖的な田舎の障壁はなにも感じない

2015/10/01

Endless Summer / Chapter Two


20150919sat - 22tue 最果てのうるま・第二章

昔の日産のCMで「食う 寝る 遊ぶ」ってキャッチフレーズあったの覚えてる?
井上陽水が独特の言い回しで「お元気ですか〜」って言うCM
日本がバブルど真ん中だった時代を醸し出す空気感があったよねぇ

今回のトリップはまさに「食う 寝る 遊ぶ」旅なんだ
だから出発の三ヶ月前にはピーチエアと、はこな旅館だけはソッコーでリザーブした
でも計画はそこまでで現地での細かな予定は一切考えなかった

波照間では何かをしてもいいし 何もしなくてもいい
風や波や太陽と相談して二人は遊びの取捨選択をすればいい
南の島で非日常を愉しむ贅沢は あれこれ考えないことなんだと思う

2015/09/27

Endless Summer / Chapter One


20150919sat - 22tue 最果てのうるま・第一章

波照間島は「果てのウルマ(珊瑚礁)の島」を語源とする。
日本最南端の有人島であり、季節によっては南十字星も見られる島。
独特の青い輝きを放つ波照間の海の色は“ハテルマブルー”とも称される。

僕達は宿と飛行機だけ予約して細かな計画は立てずに波照間に上陸した。
バックパックの中にはシュノーケリング道具と釣竿とルアー。
それに読みたかった小説を一冊。それ以外に何も必要としない旅。

海流の中の島々で泳ぎ疲れたら木陰で読書とシェスタ。
夕方になれば大物を狙って釣りをして、夜は宿でゆんたく。
海まで真っすぐの道を自転車こいで南海の楽園を謳歌する旅。

2015/09/17

In Early Autumn



20150913 sun 曽爾高原・倶留尊山

9月最初の週末はジギングフェスティバル2015の開催で多忙を極めた。
台湾、沖縄、韓国、米国から多数のクライアントが来日し毎夜の宴が続いた。
FaceBookでは怒濤の馬車馬ライフを綴っていたがマジで疲労困憊だった。

祭と激務が終わった翌週は案の定、体調を崩した。そして首が回らない。
疲労からか久しぶりに寝違いをやってしまった。激痛に涙がこぼれそうになる。
週末は白山〜別山テン泊縦走を考えていたのだが敢え無くキャンセルにした。

薬と湿布のお陰で首は快方に向かい、日曜はリハビリがてらのハイキングにした。
行き先はkumiちょに任せてみたら、曽爾高原・倶留尊山という答えが返って来た。
ソニコウゲン・クロソヤマ??? ほぼ知識の無い低山へ Let's go!

2015/09/13

Mt. Everest. 3D


2015 NOV 「映画エベレスト3D」

11月6日(金)から全国ロードショー。
1996年にエベレストで実際に起こった遭難事故をモチーフに
制作された山岳遭難サバイバル映画だ。

エベレスト登頂後、嵐に巻き込まれデスゾーンで生と死の狭間を彷徨う。
そこに家族の愛と言うスパイスが加味される。
衛星電話という小道具が絶妙に効いているのよね。

無酸素で意識が薄れゆく設定での演技もそそるね。
今時の実力派俳優であるJake Gyllenhaal(ジェイク・ギレンホール)と
Jason Clarke(ジェイソン・クラーク)の演技が楽しみだわ〜

2015/09/10

Art Information 2015 Autumn


20151021 - 26 「イロモノシロモノ三人展」

則武千鶴(色鉛筆画)、ひろのくみこ(ガラス工芸)、北川祥子(イラスト)の
三人展を開催いたします。
お近くに来られた際はお立ち寄りいただけますとうれしいです。

※各人の在廊日など詳細は決定次第更新いたします。
 土日は三人とも在廊してます。

期 間:10月21日(水)〜26日(月)
11:00〜19:00(最終日17:00まで)
場 所:アートギャラリー北野 2F(三条河原町交差点の北東)京都市中京区三条通河原町東入ル恵比須町439-4 コーカビル
http://www.gallery-kitano.com/

最寄り駅:
京阪本線 三条駅:7番出口より三条通を西へ徒歩約3分
地下鉄東西線 京都市役所前駅:ゼスト御池内の河原町南東出口より河原町通りを南へ徒歩約3分
阪急線 河原町駅:3番出口より河原町通りを北へ徒歩約7分


則武千鶴:mon-chara
https://www.facebook.com/Monchara

ひろのくみこ:ハニカム堂
https://www.facebook.com/hanikamudo

北川祥子:igusa works
https://www.facebook.com/igusaw

kumiちょの作品が全て完成次第アップしますね〜♫

2015/09/04

At the end of summer


20150830 sun ひと夏の経験@甘い罠by治ちゃん

ちょうど一年前に この沢で騒いだ夜♬
昨日の事のように 今はっきりと想い出す♪
大雨が降ったせいで 宴はタープの下さ♬
どこまでも続く裸族のドンチャン騒ぎが大変で♫
(虎舞竜ロード改)

ちょうど一年前に福井のバウルーマザーを沢アテンドした日。
去年だって前回だって今回だって鬼軍曹@治ちゃんの鶴の一声で裸族タイムが始まる。
若い衆に有無を言わさず、雨中へ着衣やツンパが舞うのであった(笑

そして先週はエノちゃんが夏風邪でダウンし、今週は好人ちゃんが高熱でダウン!
抵抗力の低くなったオヤジ達を尻目に今回も「S嬢は行く!」のだろうか?
しかし・・・山より宴な入山は時として自粛せねばと考える今日この頃・・・

2015/08/26

Mellow Summer


20150823sun 前鬼川遡行

一度は行ってみたいと思う山や沢は五万と有る。
ただプライオリティーの順位や休日の都合など障害は多い。
そして何度も行きたい場所が数多有るのも事実。

この日はようやく念願叶って前鬼川へ入渓できた。
そしてまた何度も行きたい場所が増えてしまった至福の休日。
上を見上げればスカイブルー。目線を下ろすとエメラルドグリーン。

大峰南部の前鬼はまだ夏が終わっていなかった。
そう、僕達は大人の夏休みを思う存分堪能した遡行だった。
色んな沢に入渓したがここほどの透明度のある沢を僕は知らない。


2015/08/18

Cool animation from 70's


2015 Summer 兵庫県立美術館・天野喜孝展

僕が生まれて初めてアートを感じたのは大阪万博の太陽の塔。
そう、言わずと知れた芸術は爆発だ!の岡本太郎だ。
子供ながらにわけ分からずともスゲー!と感じた。

だがもっと短かなところでクリエイティブワークに触れたのは、
近代アニメーションの先駆者だった天野喜孝だ。

70年代の前半、僕は小学生だった。
テレビが白黒からカラーに以降していった時代だ。
kumiちょがまだ生まれる少し手前の時代だ。

みなしごハッチ、新造人間キャシャーン、科学忍者隊ガッチャマン。
2歳年下の弟と心ときめかせながらテレビ画面に食いついていた。


2015/08/14

Samsara


2015 盆 「法名・釋尼牧信」

最近の週末は毎週のように沢登りの計画を立てていた。
それに盆休みは三泊四日で北アルプスへの縦走予定だった。
だがまさにその狭間での8月9日(日)は計画の無いフリーな休日だった。

早朝にバアちゃんが入院している病院から電話が入った。
簡単に言うと必死のパッチでダッシュ!で来いや!という看護師の説明だった。
ふざけんなよ! 間に合わせたるわ! と 新大阪から枚方市までマッハで走った。

ピケにもプロストにもセナにもマンセルにも負けないアクセルワーク的な!
オラ!オラ!走行で枚方市の病院へ音速の貴公子的速さで到着した。
kumiちょが複数回チビリそうになったシケインでのオーバーテイクの連続。

2015/08/07

Fight ! Ippatsu !


20150802 sun 口ノ深谷・職業クライマー達と根性遡行

夏が来れば思い出す〜♫ はるかな尾瀬 とおい空〜♫
ではなく・・・沢登りの師匠である職業クライマーの治ちゃんである。
幸か不幸かこの男の顔を見ないと夏が来た気がしない(笑

毎年、沢登りでジョインしている治ちゃんはとは今期も当然計画をたてた。
治ちゃんが10年振りに口ノ深谷を遡行してみたいと計画を練った。
僕は1%の異論も無い。即オッケーで今期もジョインする運びとなった。

kumiちょは秋の個展に向けてガラス工芸作品の制作に必死のパッチである。
なので今回は治ちゃんの後輩であるハセちゃんとヤマちゃんが動員された。
それに2年ぶりの再開となる治ちゃんの奥さんであるパタちゃんもジョインできた♫

2015/07/30

Kick Ass !


20150726sun 奥ノ深谷・梅雨明け盛夏の沢登り

七月に入り不順な天候が続いていた。
仲間内で沢登りに行こうと計画するも何度も天候に泣かされた。
7/5 sunは梅雨の大雨で中止になり、7/18 satは台風で中止とした。

そして祇園祭が終わり海の日の連休が明けてから近畿も梅雨明けとなった。
だが、一度、熱帯低気圧に成り下がった台風12号が再び勢力を盛り返した。
天気予報と天気図を睨めっこしながら週末の連絡をとりあった。

再び台風は熱帯低気圧に降格し不安は去った。沢登りのGOサインが出た。
エノちゃん好人ちゃんと今回初ジョインの涼ちゃんとS嬢ちゃん夫婦の5人で入渓。
kumiちょは秋の展示会に向けてガラス工芸作品を必死のパッチで製作中なり!

2015/07/13

Judgement


2015 JUL 「明確な殺意と未必の故意と妄想性障害」

被告人席に座る男は虚ろな眼差しを宙に向けていた。
74歳と言う年齢を考慮すればかなり若く見え、身体も格闘家のように大きい。
豊かな頭髪の半分ほどは白く、うねる癖毛は自由奔放に跳ねていた。

紺色のネルシャツに鼠色のスラックス。ベルトはしていない。
法廷で被告がネクタイやベルトを着用することは禁じられている。
大柄な被告はスタッキングチェアーにだらしなく座っている。

両脇の椅子には二人の屈強そうな警官が被告人の方に大股を広げ、
スタッキングチェアーに座り鋭い眼光で目の前の被告を注視している。
他人事のように虚空を見つめる男の名を藤本という。

2015/07/07

Dress Code


2014 JUL 「シャワークライミングのドレスコード」

ここ数年、山友が沢登りを始めた。もしくは始めたいという話しを時折聞く。
クライミングのスキルは多少はあるが水が怖い、泳げないから怖い etc...
沢の苔が滑りそうで怖い。沢の水流に押し流されるリスクも有るから怖い etc...

沢登りは夏場限定の遊びだが都会のプールの水温には程遠い。
海水浴の水温など論外だろう。長時間、泳ぎの多い沢は低体温症の危険もある。
オウンリスクの入渓谷だからこそ少しでも危険は排除したいと考える。

ビーチで見かけるペラペラのラッシュガードは紫外線対策であって保温効果はほぼ無い。
特に寒がりの多い女性は3mmくらいのネオプレーンベストやパンツを着用してほしい。
多少は泳げる人でも泳ぎの多い沢では是非ライフジャケットの着用を推奨する。


2015/07/02

It's cool and comfortable today!


20150628 sun 裏六甲・逢山峡・今期初沢登り

今シーズン一発目の沢登り。やっぱり夏は沢だね!
えのちゃんが沢デビューなのでまずは近場で経験してもらった。  
有馬口駅前の駐車場一日/500円に集合して入渓♬

以前は入渓口付近の道路に路駐できたのだが夏場にBBQファミリーが急増!
目に余るゴミ問題が出て来て去年から駐禁の取り締まりが厳しくなった。
それでも駅前駐車場から20分ほどで逢山峡に辿り着ける。

当日は生憎の霧雨〜曇でしたが沢登りにはカンケー無し!
六甲にしてはちょっぴり水温低いけど構わずジャブジャブ泳ぐ(笑
kumiちょは父ちゃんのお見舞いで本日不参加。

2015/06/23

Espace Maxim -X


2015 Early summer 「煩悩は続くよどこまでも」

煩悩はつづくよ どこまでも
野をこえ 山こえ 谷こえて
はるかな山まで ぼくたちの
たのしい山の夢 つないでる


ランラ ランラ ランラ
ランラ ランラ ランラ
ランラ ランラ ランラ
ラン ラン ラン ♫ ♪ ♬


原曲名   I've Been Working on the Railroad

2015/06/10

Primeval forest


 20150606 sat - 07 sun 「梅雨の晴間に芦生の森」

京都美山のまだ奥にある芦生の森は京都大学の研究林
毎年のように夏の頃に訪れる原始の森は巨木達が迎えてくれる
美山川の源流部はいつだって優しく爽やかな風が頬を撫でてくれる

ここはミシシッピー川じゃないけれど トム・ソーヤーに会えるかな
ここはオハイオ川じゃないけれど ハックルベリー・フィンに会えるかな
ここはムーミン谷じゃないけれど スナフキンに会えるかな

児童文学やおとぎ話に出てくる様な主人公達に出会えそうな深い森
木々の影からティンカー・ベルやゴブリンが現れたって不思議じゃない
ゆったり流れる時間を森の中で静かに楽しめる素敵なウィルダネス

2015/05/24

Never too old to learn.


20150425 sat - 26sun 「四国の背骨を歩く旅・再び」

ちょうど二年ぶりに訪れた三嶺。その前は確か五年前だ。
三度目の三嶺だが多分、四度目も五度目ある山だろう。
僕にとって大峰と双璧を成すほど愛する山域なのだ。

二年前はkumiちょと通過しただけだったが五年前は山友とテン泊した。
天空のテン場で再びテン泊することをメインに入山した。
残雪の北アルプスも良いが新緑の樹林帯も素敵な季節。

風薫る季節に海を渡り四国の背骨を堪能する旅。
モチベーションも高く心は逸るのだが体力の劣化著しいポンコツ老犬は・・・
デカザック背負って久しぶりの入山にもうゼーゼーのハーハーで(笑

2015/05/07

Take a rest


2015 May 「思い切ることは楽じゃないんだよ」

立夏の頃。風香る季節。乾いた西風は優しく頬を撫でる。カロが旅だってからちょうど一年が経った。いわゆる一周忌だ。熊野までの大峰奥駈に途中敗退した翌日。僕達は北摂の動物霊園に向かった。可愛らしい花束と線香を持って静かな青空の下で佇んだ。手を合わせあれこれカロに語りかけた一時。その日の夜、午前3時半に目が覚めた。そしてとても嬉しい事実を明確に覚えた。久しぶりにカロの夢を見たのだ。嬉しさのあまりその夢を忘れないために午前3時半にMacの電源を入れた。夢の内容はごく普通の日常だった。だから僕がカロを普通にハグしていた。それがとても幸せな気持ちにさせてくれた。この短い文章を書き終え午前4時前に再びベッドにもぐり込んだ。古いアルバムを開くように今でも時々カロの写真データをモニターにて眺める時がある。もちろん深夜だ。横のベッドではkumiちょが穏やかな寝息をたてている。kumiちょの足元や胸元には若き茶色猫二匹が身体を丸くしてすやすやと寝ている。僕は水割りをカランッとやりながらモニター越しのカロに独り話しかけている。もう一年なのか、まだ一年なのか自分でもよく分からない。僕はもう少しドライな人間だと思っていた。だがそれは大いに間違いだった。この狂おしく切ない気持ちは露と消えることはないのだろうか。なにも忘れたいとは微塵も思わない。ただここまでダメージが残るとは想定外だった・・・

さて・・・話変わって・・・山には登っている。

2015/04/06

The Old Dog and the Sea / Latter part


20150314 sat - 17 tue 澎湖諸島・老犬と海」後編

夜明け前、七美島の民宿にスマホのタイマーが唸りを上げる。
壁にスマホを叩き付けそうになりながらも辛うじて右手を下ろした。
今年、機種変更したばかりの i phone 6だ。まだ壊せない・・・

山の朝も早いが港の朝も早い。昨夜の酒は残って無さそうだが・・・
昨日は久しぶりに漁船に15時間乗船だ・・・三半規管はご機嫌斜めだ。
民宿の窓から港の空を見上げる。厚い雲からパラパラとそぼ降る南国の雨。
勘弁してくれよ〜と、つぶやきながら民宿前の港に集まるクルー。

薄暗い港には朝飯の店が既に開店している。僕達は熱い麺類を黙々とすする。
今日は高雄(カオシュン)に戻らなければならない。
昨日の釣果を上回る釣果を残すべくクルーも船長も準備に余念が無い朝。


2015/03/30

Islands in the Stream / First part


20150314 sat - 17 tue 澎湖諸島・海流の中の島々」前編

台湾の西方約50kmに点在する90にも及ぶ島群を澎湖(ポンフー)諸島と呼ぶ。
北回帰線付近に位置するするため年間を通じて温暖な気候である。
かつては日本軍が統治した時代背景がある澎湖諸島。現在は観光と漁業が主な産業。

そこには暖かな海流があり、その恩恵は豊潤な海の恵みを授かる。
海流の中の島々で漁師達は魚を追う。そこは中国大陸まで100kmも無い海域である。

澎湖諸島は南宋の時代には中国領土であった。
中国そして日本に翻弄された歴史背景がある澎湖諸島。

タイワニーズはチャイニーズと呼ばれる事を嫌う。
彼等は明確な一線を心の中に引いている。国民のプライドや尊厳を感じる。
台湾の仲間と高雄(カオシュン)から漁船に乗り5時間もかけて澎湖諸島に向かう旅。

2015/03/10

GARMIN eTrex 20J


2015 March 「今どこに居るのか?  どこへ向かうべきなのか?」

確か6〜7年前だったと思うのだが・・・
ブラザー雲消しKENちゃんと平日の誰も居ない厳冬の伯耆大山に登った時のことだ。
弥山頂上避難小屋付近で本気のホワイトアウトに遭遇したのだ。

ついさっきまでの青空が見えなくなり濃霧が辺りを支配し始めた。
僅か数分で目の前にあるはずの避難小屋が見えなくなった。
あっという間に白の濃度は尋常では無い程濃くなり、自分の登山靴すら霞み始めた。

頂上付近は10数メートルの強風が吹いている。なのに白の世界が辺りを征服している。
僕は恐怖のあまりしゃがみ込んだ。まだ消えていない自分のトレースを必死に探した。
這うようにしてトレースを辿りすぐ側にあるはずの避難小屋を探し転がり込んだ。

2015/03/03

Cherry Kuksa


2015 March 「早春の山に桜のククサを持って行こう」

フィンランド北部ラップランドの人々に古くから伝わる「ククサ」。
贈られた人は幸せになると言い伝えられている「ククサ」。
現地では白樺のコブをくり抜いて作るという。

日本だったらやはり硬い桜の丸太だろう。
「桜のマグ」・・・素敵な響きじゃないか。
そんな素敵なマグが山仲間のdahanから届いた。しかもペアだ。

大峰で遊んだdahanとは昔から共通の山ブロガーも多い。
そんなdahanと最後に入山したのはかれこれ5〜6年前かなぁ。
そういや三年前のGW。同じ日に燕のテン場に居たのに、ニアミスった事もあった。


2015/02/26

I expect it.


2016年公開の映画「神々の山嶺」配役決定

去年、夢枕獏の山岳小説「神々の山嶺」が映画化されると聞いて驚いた。
数多ある山岳小説の中で最も映画化が難しいとされる部類だからだ。
そしてようやく先週、配役がインフォメーションされた。

羽生丈二 → 阿部寛(50歳)
深町誠 → 岡田准一(34歳)
岸涼子 → 尾野真千子(33歳)

もちろん既に皆さんご存知だとは思うがネットでも賛否両論あるよね。
上記の三名が最初からプロデューサーの本命だったかどうかも五里霧中なのだから。
実は本命だった俳優がオファーを拒否った可能性だってある・・・

2015/02/22

Wondering Oomine / Final day


20150214sat - 15sun 厳冬期の大峯奥駈道南部・下山日

土曜の夕刻より吹きすさぶ風が強まってきた。
木々を揺らし行仙宿の屋根を叩く風の嘶きは勢力を増す。
A.Oさんは、ここは風の通り道だから仕方ないと言う。

だが冬ならではの澄んだ夜空には星の煌めきが美しい。
日本海側を通過している低気圧の影響は受けていないようだ。
すきま風対策を施した小屋は薪ストーブのお陰ですこぶる暖かだ。

惰眠を貪りながらも起床遭難は無く午前6時半に毛布から這い出した。
A.Oさんは煙草を燻らせながら、遅いなぁって顔で「おはよう」の一言。
大峰で朝を迎える幸せ。それは僕にとって特別な朝なんだ。

2015/02/17

Wondering Oomine / First day


20150214sat - 15sun 厳冬期の大峯奥駈道南部・入山日

吉野から熊野本宮までの大峯奥駈道を五年前に縦走している。
果てしなく長く感じる縦走路は全行程で100km近くにも及ぶ。
オーバー20kgのデカザックを担いで順調でも四泊五日程かかる。

聞いた話しだが奥駈経験者の90%以上が二度と奥駈縦走しないそうだ。
逆に言えば10%近くは再びスルーハイクしているのだ。
マイノリティーフェチの僕としてはこの10%に入りたいと願っている。

新宮山彦ぐるーぷのA.Oさんが説明する大峯の深い話を聞けば聞く程、想いは募る。
今回も行仙宿にお邪魔し厳冬期の笠捨山や倶利伽羅岳を楽しむ事ができた。
大峯奥駈道南部の厳しいアップダウンの多い縦走路は五年前の素敵な想い出が甦った。

2015/02/07

be accepted

 
協会創立90周年記念 2015大阪工芸展

ひとびとに手づくりの「技と心」を伝え、
個性豊かな作品を幅広く公募する「大阪工芸展」。
部門制を設けず、陶芸・木工・竹芸・漆芸・金工・染織・人形・七宝・ガラス・皮革など
あらゆる分野の工芸作品を対象とする。
若手作家への支援と育成、自由な表現に基づいた創作的作品、一般市民への
より一層の理解促進と生活への浸透を目指す大阪工芸展。

そんな伝統ある素晴らしい工芸展にハニカム堂@kumiちょ作品が入選しました!!!
詳しくはhttp://www.o-kogei.jp/kougeiten.html

2015年2月14日(土)~18日(水)
午前11時~午後6時(最終日は午後3時まで)

〒559-0034 大阪府大阪市住之江区南港北2-1-10
ATC・ITM棟10階デザインギャラリー


2015/02/01

Memorial


2014 February 灰色猫の断想

僕は昔、猫を飼っていた。11年間ほどロシアンブルーという灰色の猫を飼っていた。
ちなみに今も懲りずに猫を飼っている。アビシニアンという茶色の猫を二匹飼っている。
ロシアンブルーより活発な生態であるアビシニアンが二匹という生活は忙しい。
天井までジャンプするのではと不安に思った時期もあったほどだ。
躍動感溢れるアビシニアンは力強いがロシアンブルーのしなやかな品格は感じない。
まあ猫は猫だ。良いとか悪いとかは考えたこともない。誰もが知る猫の生態が好きなのだ。

若き茶色い猫二匹はキッチンから冷蔵庫の上までジャンプする。
そして冷蔵庫の上からジャンプして飛び降りる。
廊下の向こう側。磨りガラスの扉からも茶色い影が上下に飛ぶ姿をよく目にする。
だが時折、磨りガラスの向こう側で躍動する猫の色が灰色に見えたりもする。
茶色でも灰色でも驚きはないのだがより多く灰色を見たい気がする。

その昔、灰色の猫を飼っていた時、僕と灰色の猫だけの時間と会話があった。
ソファやキッチンやデスクやベッドで灰色の猫と会話を楽しんだ。
灰色の猫は優しい小さな声でささやき僕をいつも癒してくれた。
灰色の猫は喜怒哀楽の激しい僕の性格を把握しているかのように反応してくれた。
猫にしておくのはもったいないような忠犬のような猫だった。

灰色の猫は晩年、病魔に冒された。みるみるうちに衰弱していった。
キッチンやテーブルにジャンプする等、果敢なき夢となった。
灰色の猫の体力は日に日に落ちていった。僕と妻が寝るベッドにもジャンプ出来なくなっていた。
灰色の猫がベッドへジャンプしようとして、まったくもって足が動いていなかった姿は辛かった。

その日から僕と灰色の猫の新しいコミュンケーションが始まった。
ベッドの右側に寝る僕は深夜であったり明方であったりルーティーンでベッドから右腕を出すようになった。
ベッドまでジャンプ出来なくなった灰色の猫は僕の右の拳に頬をぐりぐり擦り付け挨拶してくれた。
でも、そんな素敵なコミュニケーションは数週間しか続かなかった。

そして、年が明け今では茶色い猫二匹が明方に僕達のベッドにもぐり込み寝ている。
でも、僕は今でも時折、明方にベッドから右腕を出している。
右手の人差し指と中指の第二関節をぐっと曲げて突き出している。
その第二関節は灰色猫の頬に触れたいのだ。
灰色猫はたぶん僕の右手の第二関節に触れてくれていると思うんだ。
僕が分からないだけで・・・・・
今でもいつでも灰色猫に会いたい。ギュッと抱きしめたい。
叶わぬ事は百も承知。でも茶色猫との暮らしの中でも灰色猫への想いは消えない。
今日、動物霊園に行き雪のちらつく空の下で灰色猫にたくさん語りかけて来た。
ありがとう。ありがとう。ありがとう。

2015/01/29

Kyoto Art Flea Market 2015 Spring


2015 Spring 京都アートフリマ2015Spring@ハニカム堂のご案内

今春も素敵なアートフリマが京都で開催されます。
期間は3月13日(金)〜15日(日)の三日間。
時間は11:00〜17:30(15日のみ16:30まで)。

若手作家・職人のアート作品を展示販売しています。
会場は京都文化博物館を中心に七カ所で、
kumiちょは京都文化博物館本館5階C12ブースに展示しています。

「ハニカム堂」は心地良いガラス工芸作品を創造し提供します。
真白な雪山の稜線もいいですが連休の一日をアートに触れてみませんか。
僕はたぶん山なので今回もブースに立つのはkumiちょだけかな?

2015/01/25

Fun! Fun! Snowshoeing


20150118 sun 霊仙山でスノーシューイング

霊仙山は毎年のようにスノーシューイングに訪れる。
今期は年末の山より宴な赤岳で山仲間になったえのちゃん好人ちゃんと入山。
気圧の谷がちょうど抜けて半日ほどは青空が広がると天気図から判断した。

鈴鹿山脈の青空も確かな高気圧ではなく疑似好天的なものだろうと考えていた。
朝は曇天で風も強いが昼からは紺碧が広がり風も落ち着くだろうと予想した。
好人ちゃんに全員ピックアップしてもらい曇天の大阪から東に向かった。

名神を走る車内では皆が山の話題で盛り上がり、まさかの高速の出口スルー(笑
関ヶ原までドライブして米原へ戻る失態もご愛嬌♫ 全員ちょっぴり反省〜
だがその間に曇天は去り青空が急速に広がり始めた。予想より早い展開だ。


2015/01/20

Wondering Kitayatsugatake / Final day


20150111 sun - 12 mon 白駒池スノーシューイング・下山日

天空を豪然たるジェットストリームが西から東へ駆け抜ける。
深夜の空に星の煌めきは無く烈風の嘶きが遠くに聞こえる。
雪はしんしんと降り積もり全てを純白のベールで包み込む。

西高東低の気圧配置は緩むと想定していたのだが一抹の不安はあった。
全てのものを凍らせる氷点下20℃のテン場は厳冬のシュルレアリスム。
頬を切る寒さだって下界では味わえない素敵な非日常がここにはある。

何度か目が覚めた。山では音に過敏になる。明け方、午前4時にはテン場が動き出す。
早起き鶏達は縦走か下山の準備に余念がない。いいさ、僕は惰眠を貪るよ。
急ぐ山行じゃないだろ。氷点下の黎明をまったり愉しもうじゃないか。


2015/01/18

Wondering Kitayatsugatake / First day


20150111 sun - 12 mon 白駒池スノーシューイング・入山日

当初の計画は北八ヶ岳ロープウェイで山頂駅まで上がり、
坪庭〜縞涸山〜茶臼山〜麦草峠〜白駒池〜高見石へと縦走予定だった。
もちろん25kgクラスのデカザックを担いでだ。

だが初日は西高東低の気圧配置が強く稜線上は風速20m程の強風予報。
樹林帯以外ではデカザックで風ボー!ボー!にさらされる事になる。
うむむ・・・どうする俺達!?・・・その時、なでちゃんの誘惑の甘い囁き(笑

「渋の湯から入山して安全な樹林帯を高見石小屋へ。また〜りテン泊いかがぁ?」
「テント設営したらサブザックで軽々楽々スノーシューパフパフいかがぁ?」
うむむ・・・俺達、臨機応変な柔軟思考で、なでちゃん案にサクッとチェンジだぜ(笑


2015/01/15

Mountain Witch Project


20150115 thu 山婆と宴@業務連絡

山婆乙女会のお姉様方達へ業務連絡です。
「山婆と宴」のステッカーが出来上がりました。
ピンクのハート満載がコンセプトなでデザインです。

ご指示通り小さめの千社札サイズで制作しました。
順次郵送していきますので今しばらくお待ちくださいまっせ。
追加もサイズ変更もなんなりとお申し付けくださいまっせ。

なでちゃんえれぇこった2号ちゃんえれぇこった3号ちゃん
裏番@kkちゃん、まっちゃん、kumiちょの6名は確定で・・・
ロカさんの奥さんも入会決定らしいので郵送しまっす(笑


2015/01/12

I Can’t Get Any Satisfaction


20150104 sun ホワイトアウトを愉しむ武奈ヶ岳

正月三が日はコチビの実家へ行ったり老犬の実家へ行ったり業務を果たす(笑
酒まみれで仕事始めもあれなので最終日にスノーシューイングに出かけた。
西高東低の天気図は緩み快方に向かっていると当初は判断した。

普段通りの起床で自宅を出発し坊村へ向かう。
湖西の道路はしっかり除雪されスタッドレスタイヤだけで無問題。
老犬号はFFなのでスタッドレスでもチェーン搭載はデフォルト。

午前9時過ぎに坊村を出発。人気の武奈ヶ岳は入山者も多い。
僕達の入山と前後して十数名の登山者とレスト等で抜きつ抜かれつハイクアップ♫
頂上手前の西南稜ではパフパフのスノーシューイングを楽しむはずが・・・


2015/01/08

Party Party in Akadake / Final day


20141229 mon - 31 wed 「山より宴真理教総会・下山日」

山より宴真理教総会も千秋楽となってしまった。
昨夜もたらふく呑んだ。でも浴びる程ではなかった。
いかん、いかん。ほどほどということを覚えてしまったのだろうか・・・

酩酊とか泥酔とか記憶喪失とか依存症に付きものの症状が一つもなかった。
おまけに二回もあった朝は二日酔いすらなかった・・・
体調は万全すぎるほど万全であった・・・うむむ、少し残念だ・・・

でも裸族は出たらしい。巨漢のちんたろーを押し倒し羽交い締めにしよとしたらしい。
ちんたろーもあわや貞節のピンチであったらしい。信州も同様だったらしい。
裏番とコチビは「また出たよ」的な冷たい目線でウザそうに観察していたらしい。


2015/01/06

Party Party in Akadake / Second day


20141229 mon - 31 wed 「山より宴真理教総会・登頂日」

毎年年末は赤岳と決めて過ごしてきた。そんなリズムがもう何年になるのだろう。
年末に燕岳に浮気した時期もあったのだが厳冬期の北アは天候が安定しない。
それに比べれば偏西風の影響を受け難い八ヶ岳は多少天候が安定する。

だが所詮北アに比べればという程度で独立峰の八ヶ岳は気象の読み難い面もある。
だから県の気象予報より天気図から読み解く方が危険は少ないだろう。
この時期は高層天気図もチェックが必要だ・・・猪熊ワールドには感化されたなぁ(笑

厳冬期の山は雪崩もホワイトアウトも怖いが恒常的にはやはり強風が一番怖いと考える。
低体温症からの凍傷や行動不能からの凍死まで体感温度は命を左右する。
遊びだって甘くは考えない。常に臆病でいることが冬山では大切だと肝に銘じている。

2015/01/03

Party Party in Akadake / First day


20141229 mon - 31 wed 「山より宴真理教総会・入山日」

毎年恒例の年末赤岳入山@山より宴真理教総会が今年もやってきた。
今回は今までで最大人数となり小屋組&テント組合わせて19名での入山。
関東から中部から関西から、初めての顔、懐かしい顔、素敵なメンツが集まった。

その昔、単独行から始まった冬期の八ヶ岳入山。その後、三名でパーティーを組んだ。
それから毎年メンバーが増えてゆき、ちょっとした山岳会並みのパーティーとなった。
今回は来られなかった人達もいる。また来年山で会えれば嬉しいなぁ。

今回お初の、亨さん、吉澤さん、榎本さん、登山好人さん、はっちゃん、こんちゃん
山登なでしこさん、まっちゃん、ikajyuさん、信州、影目さん、ぬまっち、りょうちゃん
自炊室で山より宴の水彩画を描いていただいた松永さん

毎度おなじみの、えれぇこった1号ちゃん2号ちゃん、3号ちゃん、ちんたろー
daiちゃん、kkちゃん 、Takaちゃん、はっすん、ともぞーさん、鈴木さん、kumiちょ

皆さん、素敵な三日間をありがとうございました。またジョインしましょう♫