2017/09/30

Healing space


20170923 sat 天竜峡の名店・割烹いまだ

昭和の喜劇王といえば藤山寛美、榎本健一、森繁、谷啓、三波伸介だろうか。
稀代の巨匠たちにも引けを取らないネタとポージングで笑いの渦を生み出す男。
飯田の天竜峡にある行列のできる名店・割烹いまだの店主である。

今宵も千手観音からの速射砲のごとくキレキレの笑タイムを作り出す。
亨さんがボケてkeikoさんの鋭いツッコミが冴え渡るカウンター。
コントでもあり夫婦漫才でもある掛け合いは観る者を魅了する。

下山後や入山前に割烹いまだに足繁く通う山仲間も多い。
美味い料理と旨い酒があるのが基本なのだが夫婦が織り成す会話が妙なのだ。
自宅から高速を飛ばして4時間もかかる店は、ほっこりして癒される空間に安堵する。

2017/09/25

Fun Running


2017 September 「100km走るで!一ヶ月で!」

尿管結石で入院手術した前後数ヶ月は全くもって何もできなかった。
体重の増加もあり病み上がり後は少しづつだがジョギングを復活させた。
ランニング師匠のナベちゃん先生にもあれこれ指導を仰いだ。

最初は1km走るのも必死のパッチな体力低下状態だった・・・
少しづつ距離を伸ばしながら河川敷ジョギングを続けた。
楽しいことは何もなかった。ただただしんどいだけだった・・・

だが最近ようやくジョギング中にファンランを感じるようになってきた♬
最初は抜かされるばっかりだったが少しずつオーバーテイクできるシーンが増えてきた。
前を走るかなりのポンコツをまあまあのポンコツ(僕ね)が抜き去るのだよ(笑

2017/09/19

Forget-me-not


20170909 sat - 10 sun 南竜ヶ馬場〜別山縦走・下山日

夜明け前、白山でご来光を拝みたい入山者達が動き出す。
午前3時頃にはあちこちで歩き出す物音が聞こえる。
僕は不思議とご来光には縁が無いし興味も無い。

ゆったりまったりと起床したら午前6時を回っていた。
急ぐ旅では無い。心地良い山の朝を久し振りに堪能したいだけなのだ。
陽はまた昇り全ての有機体にも無機体にも色を与えてくれる。

快晴の山の朝が大好きだ。躍動感や生命感に満ち溢れている。
日常の人が溢れかえるコンコースや息が詰まりそうな電車内とは真逆の世界。
命を削るように過ごす日常から逃げることのできる唯一の場所が山なんだ。


2017/09/14

Wind of early autumn


20170909 sat - 10 sun 南竜ヶ馬場〜別山縦走・入山日

高山植物が咲き乱れる季節に白山から別山を縦走したいと考えていた。
残念ながら百花繚乱の頃は過ぎたが、別山へ縦走しチブリ尾根で下山できた週末。
北陸の天気図を確認してもほとんど不安のない状況を伝えてくれている。

高山植物が終焉を迎えていようとも実はすでにどうでもよかった。
久しぶりのオーバー2000mの稜線でテント泊できることが嬉しかった。
軽い起床遭難もなんのその。午前6時に自宅を出発し北陸自動車道を飛ばした。

なんだかんだで午前10時前に市ノ瀬ビジターセンターに到着した。
午前10時半のバスで別当出合へ向かう。乗車時間は10分少々ほどで登山口。
空には紺碧が広がりドロノキの綿毛が舞う初秋の風景が嬉しく癒される。

2017/09/08

Faraway Friends



20170902 sat - 03 sun 「我が良き友よ」

7年くらい前になるだろうか。盆休みにbp-hiroと北アルプスに入山していた。
台風の影響を受けた北アルプスは雨模様となった。土砂降りの中、涸沢に辿り着いた。
この頃から当たり前のようにbp-hiroの「えれぇこったウェザー」は有名だった(笑

僕たちはテントも張らずに衣服を乾かすために涸沢ヒュッテのストーブ前を陣取った。
多くの入山者でごった返す談話室で半裸に近い状態で僕たちは衣服を乾かした。
歩荷したウィスキーを煽りながら周りも気にせず大声の関西弁でトークしていた。

晩飯前の夕刻に「なんだか、楽しそうだね〜」と絡んできたのがトモゾーだった(笑
そこからひとしきり酔っ払いトークを炸裂していたら涸沢ヒュッテの晩飯タイムになった。
小屋泊のトモゾーは晩飯へと消えていった。すると小屋番の険しい視線を感じた(汗