20121020 sat - 21 sun 釈迦ヶ岳から北へ(下山日)
トラロープを100%信用してはいけない。その昔、山の先達に教わった教訓。
クライミング用の高価な素材を採用しているわけでもないポリエチレンのロープ。
だが全国の山域で設置されたトラロープは確認出来る。そして世話にもなっている事実。
山岳において岩稜帯や鎖場を通過する際の三点支持は基本中の基本。
トラロープは飽くまで補助であり強靭な鉄の鎖や梯子と同様に考えない事は当たり前。
だが初心者や中高年の登山者の中には両手でトラロープ鷲掴みな人も時折見かける。
ボランティアで登山道の整備に勤しむ恩義に値する個人や団体も少なくない。
もしトラロープが破断し滑落した時の責任の所存はどうなる? それはロープ設置者か?
では登山における自己責任とは? 賛否両論あることは周知の事実。 是か非か。