2014 march 「人事を尽くして天命を待つ」
猫は元来狩猟動物であり本能的に痛みを隠すようプログラムされている。
弱った動物は真っ先に他の肉食獣の餌食となるからだ。
太古の昔よりDNAに刻み込まれた本能は進化や交雑の過程でも消えなかった。
痛みの自覚作用を制御するために脳内エンドルフィンが分泌されるという。
我家の王子も多分同様なのだろう。そんな根性があるようには思えないが・・・
痛みのサインをもっと早く解ってあげなければいけなかった。
体重も全盛期の半分以下になり通院が続く。飼い主失格だと痛感する。
下痢や嘔吐が続くようになってからでは遅かったのではないだろうか。
後悔も懺悔も後ですればいい。今は出来ることをなんだってやればいい。
山は逃げない。今は病魔から守ってやることが最優先事項なんだ。
カロはね、きっと信じて託してくれているんだと思う。その勇気は裏切れない。
可能な限り痛みや苦しみの少ない晩年にしてやりたいと思う今日この頃。