Spring Breeze

20140426 sat　霊仙山 de 春うらら

GWの初日、日本列島は大きな高気圧に覆われ全国的に快晴の山が多かった。
カロが健康なら例年通りテン泊入山な黄金週間だったのだが・・・
いや実は今年はGWに海外遠征登山を計画していたのだがキャンセルした。

カロが元気になるまではテン泊入山はちょいと厳しいだろうなぁ・・・
なので今回は久しぶりの霊仙山へまったりハイキングとなった。
ここ数年は積雪期にスノーシューイングに来ていたのだが今期は来られずだった。

雪が無ければ周回コースもサクッとハイクできるので心地良い一日となった。
今までは鱒ヶ畑からの入山ばかりだったのでこの日は今畑登山口から入山してみた。
普段とは逆の反時計回りで春のやわらかな日差しを楽しむカルスト台地♪

相変わらず夜明けからたっぷりと時間が経った朝・・・自宅を出発（汗
ひこにゃんICから登山口のある廃村・今畑を目指す。

春の芽吹き溢れる樹林帯を抜け笹峠までハイクアップ♪

久しぶりの入山で乳酸が溜まるの早い！早い！（汗
近江展望台までの西南尾根のゲキ登りに必死のパッチ（笑
ゼーゼー！のハーハー！ で老犬っぷりを遺憾なく発揮した☆

稜線に近づくにつれカレンフェルトがカルスト地形らしい 様相を呈する。

近江展望台からの西南尾根はまさに稜線漫歩を満喫できる。

大峰や台高山脈と違って森林限界の低い鈴鹿山脈は
アルプス的疑似感覚を容易く味わえるのも面白いところだ。

カルスト台地のカレンフェルトがそれらしい演出をしてくれるのだろう。

岩稜帯（カレンフェルト）はフツーに歩き難いのだが（笑

今畑登山口からゆったりまったり歩いて昼頃には霊仙山最高点に到着♪
ここ霊仙には何度も入山しているがこれほど雲もなく快晴の日は初めてだ。

遠くに見える避難小屋は今回はスルーして山頂へ向かう。

厳冬期では考えられない多くの入山者で賑わう霊仙山。
春の優しい山を楽しみに歩いているのだろう。

最高点より14mほど低い霊仙山山頂に到着♪

北側にはマザーレイク琵琶湖が横たわりその東には伊吹山が鎮座する。
南側に目を転じれば御池岳、藤原岳と鈴鹿セブンマウンテンの稜線が連なる。

多くのハイカーがお弁当を広げ楽しい時間を過ごしている。
僕達も少し離れた静かな場所でまったりとランチタイムにする。

紺碧の下で春山のやわらかな時間を堪能できた♪

経塚山の分岐はトラバースしてお虎ヶ池へ向かう。
この鳥居も積雪期にはほとんど埋もれている。

霊仙の西側斜面を振返る。　積雪期の風景を思い出す。
また来冬、スノーシューイングを楽しみに戻って来ようと思う。

きらきらと輝いて見える新緑の樹林帯。
お猿岩、見晴台、汗拭き峠へと下山してゆく。

汗拭き峠から落合への下山ルートは難儀する。
崩落個所が何ヶ所もあり未だ修復はされていない。
トラロープが何本もフィックスされている状態だ。

登りはいいが下りは滑落の危険箇所もある。
また崩落のため徒渉も三回ほどあった。

汗拭き峠には何のインフォメーションも無かったが、
落合登山口には多賀町環境課の看板が設置されてあった。
「通行不能」・・・皆さん自己責任での入山ですな。

落合の廃村集落を抜け今畑の登山口へ戻る。

落合の集落は廃村だから当然誰も住んでいないのだが墓地には花が生けられてあった。
今は集落を離れてしまっても先祖が眠る墓には時々訪れるのだろう。

ゴミの落ちていない整備された感がある廃村は不思議な感覚にさせられた。
まるでついこの前一斉に村人が居なくなったような雰囲気すらある。

ガッツリには程遠い半日ほどのハイキングだったが久しぶりに山を楽しめた。
やわらかな陽光や薫るような春風が疲れた心を癒してくれた。

やっぱ・・・山はいいなぁ♪