2017/04/14

Wandering Raohe Street


2017 April 「台湾慕情」

台北の宿泊地である香城大飯店を抜け出して近くの夜市へ出かける。
夜の帳が降りた頃。台湾各地にある夜市は毎夜必ず盛大にオープンする。
昼間は閑散とした路地に屋台が集まりひしめき合う混沌さが好きだ。

台北から高雄まで台湾各地に夜市と呼ばれるナイトマーケットは多い。
日本の夏祭りの夜店的な光景が、常設市場的に毎夜行われている。
肩が触れ合う雑踏の中を泳ぐように歩き飲んで食らう至福の時間。

日本でもお馴染みの食材から、意味不明なものまで種々雑多なモノが売られる。
広東語が飛び交う喧噪の夜市。日本を離れ非日常を謳歌する旅。
北回帰線の北側は亜熱帯気候の台北。熱気がまとわりつく異国情緒を堪能できる街。



大陸の人間が大声でまくしたてる広東語は悪寒さえ憶える。
だが台湾人がゆったり喋る広東語や台湾語は心地良くさえ感じる。


例えば、王家衛(ウォン・カーウァイ)映画監督は香港なんだけど、
「花様年華」などの広東語の柔らかなイントネーションは大好きだ。


その他にも「恋する惑星」「欲望の翼」「天使の涙」「ブエノスアイレス」
1990年代は王家衛監督の絶頂期だったと思う。


うむむ・・・少し話がそれたね(笑


王さん、周さん、さん達と合流して夜市を彷徨う。
地元民である彼らのアテンドは完璧で安心なのだが、
任せてしまうと、それはそれで日常の匂いを感じてしまう・・・


僕は広東語を喋れない。
謝謝(xiè xiè)と好吃(hào chī)と好可愛(hǎo kě ài)を使い回すくらいだ(笑


夜市を歩いていても、僕の親世代は流暢な日本語を喋る方が多い。
親日国家なのがとても嬉しく感じる瞬間なんだ。


王さん達との意思疎通も、短いセンテンスはカタコト英語で十分。
それに彼等も複数の日本語を喋ってくれるから助かる。
あと、笑顔で身振り手振りのボディーランゲージは必須ね(笑


台北の釣りガールである拓海釣具の廖店長が、あれこれと怪しい食べ物を買ってきてくれる。
食材が分からず口に入れるモノもしばしば・・・ (笑


饒河街観光夜市を端から端までまったり歩いて小一時間ほど。
日本では見かけない多様な食材や文化にに触れることができる。


夜市を歩いている観光客からは時折日本語も聞こえてくる。
もちろん欧米人の英語や隣国のハングルも多い。


食べ歩きも良いのだが、腰を下ろして美味い薬膳的羊肉を食べましょうと
案内してくれる地元民の王さん。


半時間近く並んでようやく座れた饒河街の人気店。
濃厚な薬膳の香りが漂うスープの中には肉付羊骨がゴロゴロと入っている。
語弊があるかもしれないが、骨付肉ではないので悪しからず(笑
前歯が欠けないか不安を覚えながら、羊肉が付いた骨にしゃぶりつく♫


下記の紙の器は丼サイズなのだ。日本では見たことないビッグ紙コップ(笑
かなりのボリュームなのだが日本円で300円ほど!
食い散らかした羊の骨は、テーブルの上に高く盛られてゆく♫


次に連れて行かれた店はナイトマーケットの最深部で日本人も欧米人もいない店。
ローカルだけが辿り着けるような場所で、牡蠣や鶏肉の入った台湾的麺類をいただく。


優しいけど深い味わい。日本では経験の無い不思議な味覚(すでに満腹だったけど・・・
もちろん美味し! ただし、パクチーは避けたけどね・・・(何故かNGなのよ・・・
ボリューム満点なこの麺類も日本円で200円と少し。安いよねぇ♫


この後、ホテルに戻り2時間ほど仮眠をして、台北の碧砂漁港へ向かったのであった。
北方三島(棉花嶼、花瓶嶼、彭佳嶼)取材釣行前日の物語。

週末・・・雨ばっかじゃん・・・それに・・・母もまだICU(集中治療室)だし・・・
なので・・・まだまだ続くよ・・・台湾シリーズ(笑

2 件のコメント:

  1. 地元の人と一緒なら、美味しくて安いお店に行けてよいですね
    台湾の夜天いろいろ美味しいものがあるんでしょうね。
    帰国したら5kgくらい体重が増えていたとか???

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  2. ten2843さん

    毎度ありがとうございます。
    いっぺんten2843さん主催の蕎麦打ち教室か、山菜採り教室を開いてください♫

    台湾の仲間に任せてしまうと、とても安心です。
    おっしゃる通り、安くて美味い店しか行かないですからね(笑
    帰国後はさすがに5kgはオーバーですが、そこそこデブってました(汗

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