2014/12/01

I give you my word


20141123 sun - 24 mon 晩秋の釈迦ヶ岳〜楊子ノ宿・入山日

ほんとだったら一ヶ月程前に入山するはずだった釈迦ヶ岳
快晴の空の下、燃える様な紅葉を楽しむはずだった釈迦ヶ岳
偶然のばったりがあって楊子ノ宿小屋で一献できたかもしれない釈迦ヶ岳

会える人には期せずして時々会える釈迦ヶ岳
会えない人には永劫やっぱり会えないのだろうか釈迦ヶ岳
しかし今回もやっぱりサプライズがあった釈迦ヶ岳

それよりなにより自慢じゃないが今年は一度もテン泊していないリアル
今年は良い事も悪い事もまとめて色々あったから仕方ないのだが・・・
久しぶりにヒルバーグ・ヤヌーをバルトロに詰め込んだ至福感(笑





午前9時の太尾登山口の駐車場は当然満車状態。
仕方ない。舗装路を少しもどったスペースに駐車する。
冬期期間に入ったのでトイレにも鍵がかかっている。


標高1434mの尾根まで上がれば尖った大日岳が目に飛び込んで来る。


約一年振りの釈迦ヶ岳。
笹原が広がる大峰の素敵な尾根。


いつ来ても何度来ても幸せな気持ちにしてくれる山。
ここは色褪せることのない素敵な思い出を与えてくれた山。


大日岳からの鞍部には深仙小屋が目視出来る。


古田ノ森のかなり手前から釈迦ヶ岳が現れた。



毎年必ず訪れる山。
紅葉最盛期の頃は山の斜面が真赤に燃えている。


紅葉も黄葉もとても美しい山。


なんて心地良く歩いていたら久しぶりの顔にバッタリ出会えた。
二年前のGWに小辺路を縦走した時に避難小屋で出会ったA.Oさん。
同じく二年前の秋に、ここ釈迦ヶ岳の楊子ノ宿で再開したA.Oさん。

そして再び互いに指差しながら「あー!なんでー!」と笑顔で怒鳴った(笑
熱い包容こそ無かったものの握手からの井戸端会議が始まった♫


A.Oさんは今でも単独で大峰の登山道補修等をボランティアされている。
それに加えて新宮山彦ぐるーぷにも属するようになり
大峰奥駈道南部の登山道や避難小屋のボランティアもされている。
A.Oさんは今日が下山日。またの再会を誓って分かれる。


深仙小屋トラバース手前のかくし水はこの日も枯れる事無く景気良く出ていた。


今年も会いに来ました。お釈迦様。
紺碧の下、頭を垂れ日々の感謝を伝える。


南を向けば大峰山脈南部の山々が墨絵の如く美しい稜線を見せてくれる。


北を向けば孔雀から八経、弥山へと続く大峰奥駈・修験道の稜線が横たわる。


今回は久しぶりのテン泊入山なので嬉しかったのだろう・・・
酒や食材などあれこれ詰め込んだバルトロは22kgになった(汗


お久しぶりの22kgはフツーに応えた(笑
鎖場や岩場の登下降のしんどい事・・・


まあ、癒しや楽しみを詰め込んだデカザックなのだ。
幸せな重さだと思って笑顔の滝汗ハイクアップが続く(笑


クマザサのプチ藪漕ぎルートも健在♫


この日もサクサク馬ノ背や杖捨てを越えて・・・


椽ノ鼻では蔵王権現様ご機嫌うるわしゅうございます♫


釈迦ヶ岳から北側は今回がお初のkumiちょ。
老犬はあれこれウンチク垂れながらゼーゼーのハーハーで進む(笑



紺碧の下、クマザサと立ち枯れの木々が続く大峰らしい尾根。
寒くもなく心地良い気候の中、気分も高揚する。


孔雀覗からは前鬼方面が一望できる。



鳥の水は殆ど死にかけ(枯渇)だった。
2〜3秒に一滴ほどの水場。この時期はいつでもこんな感じだな。



仏生ヶ岳をトラバースするルート沿いの森は大好きだ。
大峰山脈で最も優しい顔をした風景がここにはある。


楊子ノ宿の水場はチョロチョロ程度。1リットルのナルゲン満タンが5分程度。


当初は舟ノタワでテン泊を考えていたのだが久しぶりの22kgは重かった(笑
美しい風景に立ち止まりすぎたのも一因だがあと一時間のハイクアップを却下♫
避難小屋の裏に久しぶりにヤヌーを設営した。


避難小屋には前鬼からピストンの男性単独行者だけだった。


あれこれ歩荷した酒類の中からまずはヱビスで乾杯!
何回でも何十回でも何百回でも何千回でも何万回でも 幸せやわぁぁぁぁぁ(笑


谷に響く鹿の鳴き声。それは大峰の情景の一部なのだ。
夕闇迫る前に晩飯の準備にかかる。
テントの前で久しぶりの山飯だ。
嬉し懐かし至福の時間♫


ちょと長めなバケットがザックから出てきて・・・
オピネルでサクサク切って焼き焼きする。


ディナーはkumiちょ得意のザワークラウト♫
ソーセージやブロッコリーとザワークラウトを煮込んで熱々を食する幸せ(嬉々


タンパク質と野菜や炭水化物などバランスの取れた山飯でしょ♫


せっかくマンフロットのビーフリー(三脚)1.5kgを歩荷したのに
夕刻より空はご機嫌斜めに・・・
夕焼けも星空撮影も叶わずちょっぴり残念・・・


僕の10倍読書家なkumiちょは宮部みゆき「ソロモンの偽証」を読破ちうなり・・・
その横で老犬は焼酎を浴びるように楽しみながら独り騒いでいたそうな・・・
kumiちょは読書を続けながら酔っぱらいの戯言に合いの手を打つ器用なヤツ・・・
で、老犬は勝手に酔っぱらって勝手に落ちていたそうな・・・


風もなく氷点下には程遠い暖かな夜。
kumiちょはナンガ・オーロラ900。僕はナンガ・オーロラlight600。
完全にオーバースペック(笑) ムーチョ寝汗な夜だった・・・

to be continued・・・・・・・・・・・・・

6 件のコメント:

  1. (*^_^*)
    めっちゃ楽しかったんちゃう!
    文面からも、バンバン伝わってくるよぉ〜
    テント泊はやっぱり楽しいし落ち着ける場。

    ヤヌーもかっちょいいわ〜
    フォルムは絶対ヒルバーグでも一押しやね*\(^o^)/*

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  2. 老犬“昨夜は家落ちしたorz”2号2014/12/02 10:00:00

    最近、じょじょにkumi長が図太くなっていってる気がするのはワシだけかい?
    読書しながら泥酔犬をテキトーにあしらうって(笑)
    それにしてもヤヌー、デカイね!
    それにしても三脚、ザンネンら〜(笑)

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  3. えれぇこった1号ちゃん

    いやほんまに久しぶりの楽しさやったわ〜
    やっぱ静かな山中でのテン泊は大好きやわ(笑

    お久しぶりのヤヌーちゃん
    どこから見てもドストライクなデザインやねん♫

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  4. 老犬@家落ちはサムタイムだぜ2ch

    そやねん、なんや知らんけど、JOJOに圧かけてきよんねん(笑
    最近、間違いなく図太〜成長してきてるわ(汗

    ヤヌーはデカいというか長いわ!
    赤岳鉱泉のテン場やったらちょいと迷惑やと思う。
    まあ、張らへんからえーねんけろね(笑

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  5. 先日はネコちゃんのところにコメント入れたんですがどうやらミスってたみたいです(^_^;) すみません。
    久し振りのテント泊という事ですが元気ですよね~ 僕は先日久し振りの日帰り登山でもバテバテ(>_<)
    年末に向けて体を慣らしておかないといけないけど忙しくてなかなか行けずじまい。
    そうだ。。。僕もアイゼンを研がなくちゃ。 僕のブログにも勝手ながらリンクさせて頂きました(^_^;)
    今後ともよろしくお願いします!

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  6. 登山好人さん

    いえいえとんでもございません♫
    こちらこそありがとうございます。
    登山は続けていないとキツい部分がありますね・・・

    年末ドンチャン赤岳入山楽しみですね(笑
    厳冬期の3000mの頂も夜の宴も大いに堪能しましょうね!
    こちらこそ今後ともよろしくお願いします。

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