2013/04/20

Fantasy Story


20130421 sun 「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」

日常生活においては山岳冒険小説を読む頻度が多い。
なので僕が読んだ本を必ずkumiちょに勧めるとは限らない。
その逆然りなのだが久しぶりにkumiちょセレクトを読んでみた。
結論として今年一番の素敵な物語だった。心和む愛情たっぷりの作品。

かのこちゃんとすずちゃんが構築してゆく友情には何度も笑みがもれる。
「ふんけーのとも」とても素敵な言葉だ。僕は知らなかった。
「茶柱」のくだりも子供らしさが活き活きと描写されている。
かのこちゃんと父、母、先生との関係も微笑ましく伝わってくる。

マドレーヌ夫人はアカトラの猫。けして美人ではないが気品がある。
空き地に集まり井戸端会議をするマドレーヌ夫人と個性的な猫達。
余命幾ばくかの老犬「玄三郎」はマドレーヌ夫人の優しい夫。
マドレーヌ夫人は外国語(犬の言葉)を理解する能力を持っている。

ある日マドレーヌ夫人が昼寝から目覚めると尻尾が二股になっていた。
マドレーヌ夫人は「猫又」になった自分に驚くが新たな能力を手に入れたのだ。
残り時間の少ない夫の願いを叶えるために猫又になるくだりでは流石に涙がこぼれた。
猫仲間の心地良い居場所を取り戻すために走り回るマドレーヌ夫人。

自分の飼い主であるかのこちゃんの願いも「猫又」になり叶える。
夏祭りでのかのこちゃんとすずちゃんと父親達のシーンの描写は目に見えるようだ。
だがマドレーヌ夫人は生まれもっての旅人なのだろう。出会いがあれば別れもある。
猫と老犬と子供達の愛情あふれるファンタジーワールドは泣き笑いできる物語。

騙されたと思ってあなたも読んでみてくださいな♪
読み終えた時、清々しい気持ちになれるから♪


dahanの勧めで早速ホルモー2册アマゾンでポチッちゃいましたよ(笑

4 件のコメント:

  1. katsu兄、こんばんは!
    マキメファンのオイラは新書で出た時読みましたで。
    kumiちょさん、さすがですねえ。
    マキメさんの本は、「鴨川ホルモー」と続編?の「ホルモー六景」でハマリました。
    六景中の「長持の恋」はよかったなあ~。しみじみ。
    マキメ節最高です。

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  2. dahan

    ご無沙汰です♪
    ここにもマキメファンが居ましたか(笑
    早速アマゾンでポチりましたよ♪
    ポチったのは当然僕です(笑
    しみじみと楽しみに読んでみます♪
    ありがとね〜☆

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  3. katsu兄、こんばんは!
    早速ですか!また感想を聞かせてください!

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  4. dahan

    こんばんみ〜♪
    善は急げでしょ!(笑

    テン場で読むのもいいかもね☆

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