Wandering Oomine / Musoudou

20121124 sat - 25 sun　快晴が二日も続く「えれぇこった！」だってある（下山日）

大峰奥駈縦走路にある第六十番目の靡「稚子泊」にも朝がきた。
七曜岳と弥勒岳の狭間にある鞍部に初冬の朝陽が射した。
昨夜ちらちら舞った粉雪も冠雪にはならず融けて消えた夜明け。

氷点下の朝も樹林帯では野鳥の優しいさえずりが聞こえる。
夜半の咽ぶように嘶く鹿の鳴き声は悲しくて好きになれない。
鞍部を抜ける風は冬の冷たさ。あたりの情景がキリリと引き締まる。

山の中で目覚める素敵な初冬の朝。雲一つない紺碧を見上げる至福の時。
凛とした空間の中、心を静やかにし山岳の鼓動を感じてみよう。
大きな深呼吸を一つ。さあ、湯を沸かして熱いジンジャーティーを飲もう。

はっすんはステラリッジ。そしてエスパースが二張り。
静かで小さなテン場で、ゆったりとした朝の時間を楽しむ。

小笹ノ宿にテン泊した縦走者が一人二人と通り過ぎてゆく。
「おはようございます。気をつけて。」
気持ちいい挨拶が続く朝。

朝食はカボチャやしめじにエビのつくねが入って雑炊をいただきます。
幕の色が被って実際の写真データは真緑だった・・・（泣
あれこれフォトショップで色補正しても・・・美味そうには見えないねぇ・・・。

快晴の朝。ゆったりと嬉々として出発の準備を進めるbp-hiro改め老犬3号。
最近の老犬3号は土砂降りの中、慌ただしく撤収するテン泊ばっかりだったから。
これだけ店を広げて撤収の準備ができる事自体に幸せ感じるようだ（笑

出発の前に稚子泊テン場で記念撮影をパシャリッ♪
老犬3号・・・顔歪め過ぎ！（笑

七つ池を過ぎて七曜岳の少し手前で展望が広がる。
国見岳・弥勒岳・大普賢岳・小普賢岳・明王ヶ岳と昨日歩いた縦走路を振り返る。

クサリ場を過ぎれば狭いピークの七曜岳の頂を踏む。
10名も座ればこぼれ落ちそうな猫の額ほどのピークでショートレスト♪

弥山方面の稜線には薄らと冠雪が確認出来る。
ほんの僅かだが八経ヶ岳の頂がチラリと顔を出していた♪

七曜岳のクサリ場の下りを少し進めば大峰奥駈縦走路から無双洞への分岐に到着。
ここからは無双洞まで緩やかな心地良い下山路を楽しみます。

老犬3号のブランクは持久力や脚力の低下だけではなかった（笑
何度も何度も歩いている大峰奥駈縦走路でルートロストの連発（汗
今回は山では先輩の老犬3号に先頭をお願いしたが・・・
そのルートロスターぶりったら・・・最後尾から多いに楽しませていただいた（爆

水太谷の沢が現れたら無双洞に到着。ここでロングレスト♪
水も補給します。

無双洞は初めて歩くルートなのだが無双洞の標識も確認出来ず。
通り過ぎてから、やっぱりさきのが岩が無双洞やったの？ってな感じだった（汗

この時は解らず・・・ここが無双洞です。ハイ（笑

水簾の滝は美しく緩やかな傾斜。
岩が滑らかだった夏場のウォータースライダーも想像できるのだが☆
凝視するとゴツゴツした岩がちょいと危険が危なそうだった（笑

このルートは楽勝だろうと考えていたが、どうして、どうして！
下り基調ながらアップダウンが其処其処パンチの効いている下山路となった（汗

九助ノ尾の手前にある底無井戸は覗き込んだが当然底は確認出来ず。
懸垂下降で底まで下りた人もいるのでしょうね。

下りも標準CTを大きく上回る鈍行タイムで無事下山（笑
和佐又山キャンンプ場の四阿で遅めのランチタイムを楽しむ午後♪
ハンドルを握らない人は握る人に頭を垂れて・・・乾杯！

身体も心も暖まる熱々の麺類をいただきます♪
山めし礼賛レシピを応用した老犬3号家の焼きビーフンはかなり美味かった☆
錦糸卵、とろけるチーズ、乾燥ネギにラー油鳥そぼろがパンチが効いて旨旨♪

 

さて今期も雪山を楽しむために道具をメンテして楽しみましょう♪

登頂は二の次。安全に下山できる態勢を最優先で遊びましょう♪