2012/01/21

Polka Dot Queen


20120116 sun 「愛しき前衛芸術の水玉女王は永遠に」

日本が世界に誇るアーティスト草間彌生。
僕が生まれた頃には既にニューヨークで「前衛の女王」と呼ばれていた。
1960年代アメリカンサブカルチャーとしてのヒッピームーブメント。

奇しくもその一翼を担う重要な存在としての先駆者でもあった。
裸の男女にトレードマークの編目や水玉を描くボディーペインティング。
それらをストリートでパフォーマンスする「クサマ・ハプニング」。

若き東洋の前衛芸術家は嬉々として熱に浮かされたように社会体制に訴えた。
数奇な幼少時代を送った彼女の原体験や心象風景、精神世界が
画家から昇華し前衛芸術として具現化されていったのだろう。




強迫神経症という心の病と折り合いをつける事は難しい。
女王は今でも精神病院の入退院を繰り返す日々。
幼少の頃より物体のオーラが見える。植物や動物の言葉が聞こえる。
幻覚や幻聴に追われ、唯一逃れる道が描く事であったという。

天才は紙一重のボーダーライン上を僅かにこちら側で生き。
我々が入り込めぬ、あちら側で描き創造しているのだろう。
女王のスピリチュアルな精神構造を理解できる者は少ない。


展覧会の中程のコーナーにて、彼女の制作風景や詩の朗読等が
約13分間の映像としてエンドレスで流されていた。
彼女の作品以上に彼女の制作風景に圧倒され見入ってしまった。

生に満ち、生に執着する目。怖いくらいフォーカスの範囲は狭いのだろう。
実年齢の目ではない、また常人の目でもなかった。
よく言われる年齢に見合った、いぶし銀的な様は一切感じられない。
切望、熱望、願望、渇望あらゆる望を欲しているようにさえ感じた。


草間彌生は1929年生まれ。現在82歳になる。
現在も更なる向上心と名誉欲にさえ執着している。
希代の前衛芸術家のエネルギーは尽きない。
創造の泉は涸れるいとまもないのだろう。

冒頭の写真は全て草間女史の別々の作品をコラージュしたもの。
僕なりのコンセプトでデザインした彼女へのオマージュ。
彼女からインスパイアされ、彼女をリスペクトしています。


草間彌生
Eternity of Eternal Eternity
国立国際美術館(大阪)
2012年1月7日(土)〜4月8日(日)
月曜休館

トリップしたい人は是非!
フラッシュバックの種が落ちているような・・・。


次回予告はゆったりまったり「四国物見遊山

多分ただいま収録中の筈にて近日公開予定♪♪♪
予想は山より宴か・・・(笑

4 件のコメント:

  1. たしかに、200年も500年も生きてそう。
    ちゅうか、「200年生きてきました」って言われたら納得しちゃいそう(汗)
    凄い人だぁ〜。

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  2. ワシは水玉女王のようなメヂカラが欲すぃ〜☆

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  3. ちんちゃん

    ほら、だって僕達もアーティストじゃん!
    だから目指そうね200年♪

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  4. 老犬2号@レディーkkの付人さん

    じゃあ〜、言うよ〜。
    もう少し瞼を上げてみようね〜。
    って、それで精一杯でつかw

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