Zenki Cider 2018

20180819 sun　盛夏の前鬼川遡行

辛うじて起床遭難することもなく自宅を出発できた日曜の朝。
kumiちょを一度は連れて行ってやりたいと考えていた沢。
でも前鬼って何回通ってもとにかく遠いよねぇ・・・

高速を降りてからの下道（国道）の距離感がハンパない・・・
和佐又山？　めっちゃ近いやん！　と思える感覚なのですよ（笑
まあ、それでも年に一度は前鬼で大峯ブルーを堪能したいと願う。

この週末は台風の影響もなく川の濁りや増水の不安もないと考えていた。
どこの沢よりも透明度が高く水深のあるパートは独特の大峯ブルーに輝く前鬼川。
今季は最初で最後になるかもしれない沢登りは大人の夏休みなのだ♬

前鬼の入渓ポイントの駐車地は想像通り満車状態。
団体さんのパーティーが来ているようだ。

用意を済ませて入渓できたのが午前10時半。
フィニッシュ地点の垢離取場までいけなくても、下山時間を想定して遡行する。

kumiちょは数年ぶりの沢登りである。緊張感もあるようだ。
それに前鬼川の水温は低くかなり冷たく感じるだろう。

半袖半パンの3mmウェットの上にレインジャケット＋ライジャケを装着して入渓させる。
それでも寒い！冷たい！と文句が多い・・・

前鬼サイダーは今季も健在でした♬

今回はkumiちょと二人だけなのであまり難しいルートは選択しなかった。

なるべく浅く流れの緩いパートをチョイスしながら遡行する（笑

なんなら入水せずに進むパートも其処彼処に・・・（笑

午前11時15分に、二段10mの滝に到着♬
しばしのショートレスト。相変わらずの大峯ブルーに感嘆する一時。

僕も半袖半パンの3mmウェット＋ライジャケ装着だが、何故か生脚（笑

二段10mの滝は左岸を高巻きしてゆく。

kumiちょも久しぶりのクライミングパートに必死のパッチ！

ロープと木の根っこを掴んでグイグイ登ってくる♬

その次はまったり歩ける滑滝ゾーンが続く。

そして。このハンパない透明感♬

kumiちょも初の大峯ブルーに感動しまくりでペースの遅いこと！

ハイ、再び前鬼サイダー♬

泳げるパートはガシガシ泳ぐ。

この泡のメタリックな輝きもたまりません♬

プチプールに到着♬

その後はプチ難所を通過。這い上がれないkumiちょにはスリングでお助けする。
若者三人パーティーに「スゲ〜！生脚っすか！寒くないっすか！」と言われたよ（笑

はい、感覚の鈍ってきているジジイ予備軍は寒くもありません！（キッパリ！

プチ滑滝パートを通過すれば・・・

箱状廊下に到着。ここの独特の雰囲気は好きだわ〜♬

四方八方から沢が流れてくる滝谷出合も不思議な風景を見せてくれる。

午後1時を遡行ストップ時間と考えていたので、
フィニッシュの垢離取場は難しくなってきた。

垢離取場まではあと半時間ほどなのだが、午後1時を回ったのでランチにした。
ここで大失敗が発覚した！

kumiちょのリゾッタは3分だが、僕の海鮮ビビンバはなんと15分！！！
我慢できない僕は泣きながら芯の残ったアルファ米がガリガリ食ったよ（笑

で、ランチ後は心残りもなくサクサク下山開始。

十数名の団体さんパーティーは僕達の半時間ほど前を遡行しているようだ。
岩の上に濡れた足跡トレースが其処彼処に（笑

水の流れが緩い場所では今年のオタマジャクシが元気に育っていました。

kumiちょは冷たい沢水に弱いようで、ドボンもプカプカもスライダーもほぼ無し・・・
まったりの下山となった・・・

事件は二段10mの滝上部での徒渉で起こった。
右岸から左岸に徒渉しないと下山できないのだが、
徒渉箇所で流されたら二段10mの滝を滑落することになる。

だから念のためにロープでビレイするのだが・・・
ビビリモード全開のkumiちょは見事に滑って流されていった（笑
セルフ取って肩がらみでビレイしていた僕は笑いながらグイグイロープを引っ張った（笑
ビレイしてなかったら死んでたぞー！と、笑いながら怒鳴った老犬であった・・・

16時前に駐車地に戻り着替えてダッシュで帰宅。
今回も下山後の晩飯は馬酔木さんで焼肉定食1,050円也♬

今回も店内は満員でコスパが良すぎるお店だよ〜♬
何故か初めて奥の座敷に座れたのよ。

また来年、前鬼の大峯ブルーを楽しみに精進しよう（笑
今年は台風が多いから沢登りは増水や鉄砲水が怖い・・・
みなさん、十分に気をつけて勇気ある撤退は早めに想定して楽しみましょうね♬