2017/01/15

May your days be happy 2017 / Latter half


20161230 fri - 31 sat 「縞枯山から白駒池まで北八ヶ岳を楽しむ年末・下山日」

午前6時に目覚める。辺りはまだ薄暗い。静寂の黎明を迎える。
ここでは夜明け前から動き出す早起き鷄なパーティーは皆無だ。
テントから顔を出す。東の空がサテンシルバーに白み始める。

誰もいない早朝の白駒池を散歩する。キンと冷えた空気が心地いい。
周りを樹林帯に囲まれた標高2115mの氷結湖に厳しい風は感じない。
でも10分も散歩をすればダウンブーティーから底冷えが伝わってくる。

青苔荘には明かりが灯っている。きっと宿泊者2名の朝食の時間だろう。
南八ヶ岳の小屋やテン場ならこんなユルい朝を楽しむことは不可能だろう。
街の雑踏に近い喧騒が広がっているだろう。同じ山域でもこうも違うのだ。



普段の生活リズムから離れることが目的でもある山の時間。
普段の早起きは苦痛でしかないが、山では楽しい時間だよねぇ♫


非日常を謳歌する至福の時間。
君も一緒に楽しもうよ♫


ビッグフットの足跡発見!!!

靴ではないダウンブーティーは足指の形が雪面にクッキリと残るのね(笑


さてと・・・我家(テント)へ戻りますか♫


小屋の軒先には可愛らしい氷柱の連続が美しい。


午前7時前・・・腹が減ったぜ!♫


朝飯は・・・何も言いません・・・安易な・・・ド定番です・・・
そやけどユニフレームのクッカー・・・年季が入って劣化が酷いね(笑
バーナーの下に引いてる板は、何気に10年近く前のbp-hiro作ですから♫


朝食後に下山の準備を全て済ませてから再び白駒池での散歩タイム♫


樹林帯からしっかり顔を出した大晦日の太陽は相変わらず男前だよ。


オーバー20kgのデカザック背負って凍結した白駒池を散歩するのも楽しいよ(汗


実は今期は約6年ぶりくらいにバルトロ75を購入した。
去年、買ったデナリー75はヤフオクへと消えていった・・・(汗


サムソナイト傘下になって、あれこれ叩かれているグレゴリーだが僕は未だにLoveだ。
雪山テン泊に対応出来るデカザックの中でも抜きん出てグレゴリーは秀逸だと思う。
20kg、30kgを担いだ時のトータルバランスは他に類を見ない安心感が僕にはある。


話変わって、青苔荘の有料トイレはオーバー2000mの小屋のトイレではNo.1でしょ!


約2年前にリニューアルされたトイレは文句のつけようのないスペックだ。
まず水洗ね! トイレットペーパーも流してオッケー!
この段階で都会の街中トイレと遜色ない。


登山靴は当然脱いでスリッパで入室するのだが、室内はなんと!ヒーター完備で暖かい。
快適な暖房完備なトイレ。 もちろん便座はヌクヌクだぜ〜♫
おまけに洗面所の水は水道水なので飲料水としてオッケー♫


僕はトイレだけでも拝借しに青苔荘まで帰ってこようと思う(笑


午前8時半。ようやく青苔荘を出発する。
復路のルートをどうするか? 二人で意見を出し合った。


共通した結論は茶臼山〜縞枯山のアップダウンはノーサンキューである(笑
基本は五辻経由でロープウェイ山頂駅へ向かうことにした。


下山路のルート設定は全てkumiちょに任してみた。
危険箇所は一切ないからね(笑


まずは高見石小屋を目指し途中の分岐で丸山に登る。
そこから樹林帯を麦草ヒュッテに向かう。


午前10時半に麦草ヒュッテに到着。
気温上昇に伴い前日より雪解けの進んだ茶臼山・・・


麦草ヒュッテからはR299メルヘン街道を西へ歩いてみる。
冬季通行止の国道だが麦草ヒュッテの送迎車のみ通行しているようだ。
僕は下記の写真をかなり気に入っている。
それは大瀧詠一の「さらばシベリア鉄道」の青と白にそっくりだからだ♫


途中の分岐からkumiちょ案で、コケモモの庭からオトギリ平へ向かう。


コケモモはもちろん雪の下だし、背景の丸山は雪が無さ過ぎ!
途中からは春山のような雰囲気になってきたよ(笑


オトギリ平からは出逢いの辻へユルい下りを進む。



出逢いの辻の分岐からは進路を北に取り五辻を目指す。


ガッツリ! バッチリ! なトレースが延々続くのでサクサク進む。


東屋が見えたら五辻の分岐も近い。


一つ大きく勘違いしていたことがあった。
ロープウェイ山頂駅まで下山なのだから勝手に下りだと考えていた・・・(汗


改めて地図を確認して・・・ガッカリだよ・・・(笑
等高線を見れば出逢いの辻〜五辻〜山頂駅まで延々登りだよ(滝汗


そんなこんなで最後の最後まで心を折られながら戻ってきました山頂駅。
ってか、北横岳もビックリするくらい雪がないわ・・・


13時過ぎにピラタス蓼科ロープウェイに乗り込む。
登りのロープウェイにはボーダーやスキーヤーが超満員で上がってくる。


振り返ってみたロープウェイ山頂駅。
とても標高2200mオーバーの冬山には見えないわ(笑


ゲレンデでは多くのスキーヤー達が楽しんでるね♫

「私をスキーに連れてって」が30年前なんだよね・・・
「恋人はサンタクロース」は37年前なんだよね・・・

因みに「さらばシベリア鉄道」も37年前なんだよね・・・

光陰矢の如し・・・来世こそは・・・なにがやねん・・・


二日間の汗を蓼科温泉で流して家路へと向かうのであった♫


さてさて! 雪山シーズンはまさにこれからだよね♫
低山でもアルプスでも入山届は必ず出して楽しもうね!
最低限のマナーは守って単独でもパーティーでも心に残る入山を! 

4 件のコメント:

  1. 雪は無いと言うものの歩くには逆に丁度良い感じなのかもね~

    なんで?またデナリからバルトロに買い替えたの?少しでも軽いから!?

    大瀧詠一のさらばシベリア鉄道懐かしいわぁ~
    兄貴が良く大音量で聞いてたから自然に覚えたよぉ(^^♪

    調理用の板!
    長持ちするよね~
    僕もまだ当時の板使う事もあるよぉ!

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  2. えれぇこった2号2017/01/16 17:19:00

    お天気が良くて良かったですね♪
    かっちゃんとこにも、totoちゃんの手作り料理板があったんですね!
    グレゴリーのザックは、男性だとあのウエストベルトやショルダーの硬さがよいんでしょうね!!

    二人で素敵な年末、素敵な時間を過ごせてよかったですね!

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  3. totoちゃん

    いやほんまに歩くのには丁度いい塩梅やったわ〜

    デナリの方がデザインはカッコイイんやけど使い勝手がね・・・
    やっぱ、バックパッカーとしてはバルトロの方が合ってるんだよねぇ
    細かな収納もあるしね。それよりアルパインザックはやっぱ僕にはね・・・(笑

    totoちゃんの兄貴とはほぼ同世代やからよく分かるわ〜♫
    大瀧詠一は恋するカレンとか、君は天然色とかね♫

    10年物の調理板は今でも助かってるよ〜
    ほんま長持ちするね!
    まだまだ10年後も愛用してると思うわ(笑

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  4. kakaちゃん

    雪が少ないのはイマイチやったけどお天気は両日ともサイコーでした♫
    暖かかったしね〜
    totoちゃんとkakaちゃんが知り合うずっと前にもらってたんよ(笑

    今も昔も、僕はグレゴリーのバックパックが一番しっくり馴染みます。
    来年はまた復活して皆んなでドンチャンな年末にしようかな♫

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