2013/07/04
Shower Climbing in Okunofukatani
20130630 sun 比良山系・奥ノ深谷遡行
SRT技術者育成のロープテックジャパン主宰の関治(Osamu Seki)
日本全国の土木建設現場でロープ技術を駆使し垂直の岩場で仕事をしてきた漢
地質調査を専門とし黒部鐘釣岩や黒部ダム、瀬戸大橋などでクライミングしてきた漢
様々なロープテクニックで重力を操り非日常な風景を異様な角度から見てきた漢
趣味の洞窟探検や沢登りと現場での仕事から究極のロープレスキューのスキルを持つ漢
そんな屈強で賢明な漢がこの春独立し滋賀県でロープテックジャパンを起業した
おさむちゃんとは剣山で出逢い一昨年この日と同じ奥ノ深谷へ連れ来てもらった
今シーズン最初の沢登りは日本一信頼出来る職業クライマーと入渓する運びとなった
急な誘いにも敏速に対応してくれたおさむちゃんに感謝の休日は沢登りを堪能できた
この日の入渓はメンバー3名。
おさむちゃんの奥さんは入渓直前に体調不良で断念となった(残念
東南アジアから帰国した翌日に入渓するのはキツいと思う(汗
最前列の漢。どうだ!このプロレスラー然とした極悪人顔(笑
チョーノやテンコジもビビるような笑みを作ってくれる☆
なんて言いながらも実は四人の子を持つ心優しき父親なのだ♪
ちなみにkumiちょのゴーグルは水中でのコンタクト落下予防だそうな。
この日はkumiちょもいるので落差20mオーバーの三ノ滝からの入渓はパスした。
前回はおさむちゃんにロープ繋いでもらって必死のパッチで泳いだ滝壺(汗
三ノ滝と言えば三年前に亀田大毅選手と対戦予定だったボクサーが亡くなった滝壺。
低体温症はなにも厳冬期の雪山の専売特許ではない。
初夏の沢でも簡単に起こりうる事例なのだ。沢の水は冷たい。
アスリートでも低体温症からくるふらつきや目眩で容易く急流に押し流される。
それが単独入渓なら一瞬にして致命傷となるのは明白なことだろう。
ロープやガチャ類を所持せず単独での入渓を僕は絶対にしない。
そういう意味では登山と沢登りはまったくの別物と考えたい。
半袖もしくはベストタイプのウェットに半パンのウェットは当然着用。
ヘルメットにニーガードとハーネスの装着。グローブにライフジャケットも必須だろう。
登山道を歩けば滝汗のスタイルでも盛夏に程遠い時期の沢では何度も身震いする。
おさむちゃん・・・「僕は落ちませんから」と全ての滝をフリーで登攀。
飛び散る水に苔や水垢。通常のクライミングとは次元が違う。
ツルツルの滝をサクサク登って「エイドリアーン!!」と叫ぶ体育会系(笑
屈強なゴリマッチャ体型だがパワーだけでは沢登りは出来ない。
スパイダーマンの如くサクサク濡れた岩を攀じってゆく後姿に惚れそうになる(笑
で、この日もkumiちょは必死のパッチ(笑
足の立たない水深で踏ん張りが利かず腕力で登ろうにも滝は苔でツルツル☆
おさむちゃんの的確な指示とビレイによって辛うじてkumiちょも楽しんでいるのか(汗
「ありえへんけど!私一人やったら3回は死んでたと思う・・・」(帰宅後のkumiちょ談
確かにこの日はまだまだ水温も低く筋力低下に繋がる感覚は否めない。
筋力低下はモチベダウンに繋がる。僕も何度か高巻させていただきましたから(笑
猿(ゴリラ?)の様にフリーでサクサク登坂するおさむちゃん。
セルフを取ったら軽量級のkumiちょのビレイは腰がらみでグイグイ(笑
おさむちゃんは消防隊員にシングルロープでのレスキュー技術を指導する先生役でもある。
これほど心強い漢はいないだろう。ロープを繋いだら不安等一切ない。
今回も沢登りをガイドしてもらったが次回はロープレスキューの指導をお願いする予定。
山仲間を集めてもしもの時にロープで救助できる術を勉強してみようと思う。
ライフジャケットを着用しているから安心して見ていられる。
軽量級のkumiちょは足の立たない水深で何度も急流に押し流され・・・
ゴボゴボ〜ガボガボ〜的な擬音が聞こえてきそうだった(笑
今回もやってきました大人のウォータースライダー♪
滑り落ちるのは楽しいのだが頭まで水中にダイブするので冷たい!冷たい!
僕はノーマルに足からダイブ☆
変態おさむちゃんは後ろ向きに頭からダイブ☆
「鼻に水が入ったわー!」と嬉々とした表情を見せる(汗
高巻きするパートでも危険な箇所は多い。
kumiちょの事も考えて、サクサクとフィックスロープを張ってくれる。
いやほんまにこんなに心強いガイドさんはいてまへん♪感謝!感謝!
冷えた身体を温めるためにバーナーで湯を沸かし熱い麺類を楽しむランチ。
もちろんプシュッ!は必須でしょ♪
いやらしく目ん玉ひんむいたおさむちゃんのアップは自主規制(笑
公序良俗に反するような恐怖の笑顔(汗
ランチの後も、おさむちゃんがグイグイ先導してくれる☆
おさむちゃんがサクッと登れてもkumiちょがアウトな岩はいくらでもある。
手足の長さが違いすぎるし馬力は雲泥の差(笑
グレードの高い滝はおさむちゃんがビレイしてくれる。
それでもスキル的にkumiちょが攀じれないパートもある。
そうなればほとんどレスキュー状態になる(笑
セルフ取ったおさむちゃんが上からロープを強引にグイグイ引っぱってくれる。
最後はkumiちょの腰の辺りのハーネスをむんずと掴んでポイッと引き上げる(爆
kumiちょにとっては技術体力マックスな状態が続いたのだろう。
ふとkumiちょ見ると「私ちょっとヤバいかも・・・」とつぶやいた。
歯の根が合わぬ感じでガチガチと震えが始まり唇は紫色になっている。
低体温症も恐い。このまま行動を続けるのもリスクが大きい。
おさむちゃんの判断で道無き斜面を登山道まで強引にエスケープすることにした。
激登りの急傾斜は何度も四つん這いになりながらの必死のパッチ(笑
登山道へ出た頃にはkumiちょの症状も改善されており一安心☆
僕はこの日も途中から脚が痛くなってきた・・・水温低いし・・・
左足裏の種子骨障害、右足膝の腸脛靭帯炎。
最近では右側臀部のえくぼ付近の筋まで鈍痛は走るようになってきた(泣
ほんと経年劣化の怒濤の波が押し寄せる昨今ですわ・・・
自宅でストレッチ&整体に通う日々が続きそう・・・
帰宅後の風呂上がり。kumiちょの太腿や膝付近は何ヶ所も大きなアザが出来ていた。
翌週は東京で法事が有り、その後は親戚のおばちゃん達と温泉へGO♪
老犬一号「そのアザでおばちゃん達と温泉はヤバいやろ〜」
老犬一号「なんて説明するねん!?」
kumiちょ「DV!」
老犬一号「なんでやねーーん!(滝汗)」
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こういうプロフェッショナルな人に先導してもらうと安心感が違うよね!
返信削除僕も登山での簡単なレスキューのロープワークは師匠から習ったけど、所詮はプロでは無いんでね・・・・・・・・・(+_+)
又、機会があったら教えてもらえる時に誘ってねm(__)m
上達の早道は素直な心と謙虚な姿勢。
kumi長もよく頑張ったね!
でも、まだ水温5度位じゃないの!?
レスキュー訓練、ワシも誘てくれ〜〜〜!
返信削除それにしても、美しくていい場所ですな。
奧ノ深谷ってネーミングもステキ♥
老犬1号が漢になったら連れてってちょ☆
※kumiちょ、DVに一票(笑)
bp-やっちゃん
返信削除いやほんま技術・体力はプロ中のプロやと思います。
講習会の予定が決まれば連絡するね〜☆
>上達の早道は素直な心と謙虚な姿勢。
その通りやね!こつこつ頑張りましょう♪
kumiちょはほんまよく頑張ったと思うよ。
水温は計測しなかったけど、まだまだメッチャ冷たかったわ〜(泣
老犬2号@ブヨに刺されましたかちゃん
返信削除レスキュー訓練やるでー!
滋賀県集合で段取り相談しましょう♪
>老犬1号が漢になったら☆
それは死んでも無いな(爆
>※kumiちょ、DVに一票(笑)
やっぱり・・・(笑
DVはダメでしょDVは、せめて深夜の一人AV・・・あれ?
返信削除しっかし冷たそっw
ニーガードって良さげですね、沢では有効でしょね
私のバヤイフツーのハイクでも何回ぶつけるねん!って言うくらい
膝やりますので、普段から着けててもいいかも
涼しげな沢音が聞こえそうな記事で37.5度の上州が少し潤いましたw
slow-trekさん
返信削除深夜の一人AV・・・いいですね(笑
久しいような・・・懐かしいような・・・(遠い目
えぇ、めちゃめちゃ冷たかったですよ比良山系の沢は!
ニーガードは沢登りではかなり有効です♪
普段の登山でウェット素材のニーガード装着したら、
ふくらはぎとすねが汗疹だらけになること必至です(汗
上州の夏も京都に負けぬくらい暑そうでつねw